アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

アダルトチルドレンの自己肯定感はなぜ低い?

こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。

自信がない人の多くは、自己肯定感がとても低いです。というか、自己否定の専門家、と呼んでもいいくらいじゃないかなって思うこともあります。

なぜこんなに自信がなく、自己肯定感がなく、自己否定ばかりしているのか?

今日は、自己肯定感の低さ(自己否定のクセ)を私たちはどうやって身に着けるのか、これまで心理学を通して学んだことや、自分の経験から紐解いてみたいと思います。

悩みのルーツは親との関係

たいていの悩みは、子どもの頃のあなたと親との関係がベースになっているということをご存知でしょうか。

もしあなたが自分に自信がなく、一人反省会ばかりしているなら、あなたは子ども時代をどんな風に過ごしていたか、少し時間を取って思い出してみてください。

小さい頃のあなたは、お母さんやお父さんの喜ぶ顔を見るために、また「えらいね」って言ってもらうために頑張っていませんでしたか?

それとも、どうやったら怒られないですむか、懸命にがんばっていた?

大好きなお母さんとお父さんに嫌われるということは、子どもにはとても恐ろしいことなんです。ひとりで生きていけない子どもにとっては死活問題となります。

親に守ってもらうことで生きていくしかない子どもは、親が愛してくれそうな自分でいることで愛情と保護を得るのです。これは生存本能に近いのです。

でも、親に愛してもらおう、認めてもらおうとして頑張る子どもの心の奥にはネガティブな思いがたくさんたまっていきます。なぜなら、自分のままでは十分愛してもらえないし、認めてもらえないという、傷つきや耐えがたい感覚を抱えてしまうからです。

あなたには思い当たることはありませんか?

心を守るための思い込み

そのような耐えがたさや傷つきから自分の心を守るために、不合理ともいえる思い込みが働きます。

それが「私はもともと価値のない存在なのだ」という信じ込み。

お父さんもお母さんも振り向いてくれないし、他のもっと優秀な兄弟ばかり可愛がるし、私を叱るだけでちっとも褒めてくれないのは、自分が何も価値のない存在だからだ、だから仕方ないのだ、と。

そのような思い込みで、自分をそのまま愛してもらえない辛さや傷つきにフタをすることができるのです。

タオマリエを訪ねてくださるクライアントの方々の多くが、「自信がない」「自己肯定感が低い」というお悩みを抱えていますが、それは自分には価値がないと心の奥で思い込んでしまっているからです。

心理セラピーを行い、しなやか心の習慣作りをしていくことで、皆さん、自分がこの根拠のない思い込みを持っていたことに氣づかれます。

その思い込みはうまい具合に心の奥の隙間に隠れていて氣がつきにくいのです。

そしてそんな私たちは、家では親に認めてもらえず、学校でも点数主義で評価される日々を過ごしていくので、子ども時代の傷つきが癒えないままに、大人である今の自分を生きている、というわけです。

子ども時代の記憶

事実は心の中にある

記事の最初に私は「子ども時代をどんな風に過ごしていたか、少し時間を取って思い出してみてください」とお願いしました。

この質問は、親などの周りの大人があなたをどんな風に扱ってくれたのかがわかる質問です。

そのままの自分を、どれだけ否定されてきたか、そしてその反対にどれだけ許されてきたか・・・

そのような事実、というよりも、自分がどのように感じているかがとても重要です。何故ならあなたの事実はあなたの心の中(記憶の中)にあるからです。

もし、あなたがそのままの自分でいることが普通で、親や周りの大人から自分の個性を大切にしてもらった、と感じているなら、あなたの自己肯定感はそれほど低くないはずです。

でも、頑張っている自分でないと、優秀な自分でないと、泣き言を言わない自分でないと、言うことをよく聞く自分でないと、親は喜んでくれなかったし大切にしてもらえなかった、と感じているとしたら、自己肯定感よりも、自己否定の気持ちの方がきっと強いでしょう。

あなたが自分に自信がなく、自分を否定してしまう原因は、子どものころの記憶にさがすことができます。

抑え込んだ怒りや悲しみが向かう先は?

もうひとつ、考えられる原因は、抑え込まれた感情です。

どんな親でも、子どもにとっては大好きで大切な存在です。その大切な人に、自分の悲しみや怒りを向けることは苦しいことであったり、あるいはそれを受け止めてもらえないことはもっと苦しかったりします。

そのような訳で、どこにもぶつけられない苦しい気持ちを向ける先として唯一残るのが、自分自身です。自分に向けた怒り、悲しみ、寂しさ、虚しさなどの感情は消化されることなくどんどんと心の中に溜まっていくのです。

感情をためたままでいると、人はどんどんと元気を失っていきます。特に怒りや憎しみの感情が自分に向かっている場合、自分を好きになれず、また大切にすることもできません。

でも、そんな感情を持っていることに氣づかない人も実は多いです。

タオマリエの心理セラピーでは、クライアントさんが抑え込んできた感情、気持ち、欲求にひたすら氣づき、寄り添い、開放するプロセスを進めていきます。

心理セラピーで変わっていく

袋井市にお住まいのEさん(30代会社員)は、タオマリエの「しなやかな心の習慣作り」プログラム(心理セラピーとしなやか心のトレーニング)を9月から開始されました。自己否定が強くすぐに落ち込んだり、人との適切な距離がとれないなどのお悩みでタオマリエを訪ねてくださいました。

最初「自分はネガティブ思考だからしょうがない」とあきらめていらしたEさんは、初回カウンセリングで、性格ではなく、自分の思い込みだからネガティブだって変えることができると知り、希望を見いだされた様子でした。

開始から2か月後の3回目のセッションを終えた時には「心理セラピーを始めてから自分でも分かるくらい変化が出ていると思います」とメールをくださいました。

自分の性格や能力を過小評価し、自分を責めてしまう傾向が強かった彼女ですが、周りの状況を冷静に受け止められることがだんだん増えてきたのです。

すでに7回のサポートを終了されたEさんの、変化の様子をこちらの記事『自分を責めることがなくなりました』でお読みください。(20年5月追記)

 

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