こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
静岡県磐田市で心理セラピーとしなやかココロのトレーニングを行っています。
久しぶりの投稿になってしまいました(汗!)
今日は「性格って変わらないのか?」というお話です。私ってマイナス思考だから、とあきらめているあなたには朗報ですよ!
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Contents
自分の性格が嫌い!
タオマリエを訪ねてくださる迷えるジモジョの皆さんは、ほぼ異口同音にこうおっしゃいます。「自分の性格が好きじゃありません」って。
昔の私もそうでした。
妹のような性格だったらよかったなあと、いつも思っていました。
私は長女で、真面目で、引っ込み思案で、愛想を振りまくのが大の苦手で、人づき合いも上手ではなかった。
それに比べて妹は、社交家で、愛想が良くて、誰からも好かれる性格。おっちょこちょいなところが、かえって皆に親近感を抱かせるタイプ。
妹と私は中学と高校が同じだったので、先生方からは「顔は似ているのに、性格が全然違うなあ」と言われるほどでした。
妹のように、愛想よく、皆に好かれる性格だったらよかったのに!・・・とよく思ってました。
どうやったら、ああいう風に人付き合いが上手になれるのかなあ、とか。皆にああいう風に笑顔で接したり、気軽に話しかけたりできてうらやましい、とか。
自分って「わがままで冷たくてダメな」性格だ、なんて人知れず悩んでいたんですよね。
私が、そんな悩みを抱えていて、妹に対してコンプレックス感じていたなんて、当時の周りの人は誰も知らなかったはずです。
(だって恥ずかしいことだから隠していたもの!)
私のように、「自分の性格が嫌い」「マイナス思考だからどうしようもない」「私って性格悪くてダメ人間だ」なーんて、あなたは悩んでいませんか?
そんなあなたにちょっと嬉しいお話です。
生まれつきの性格と自分で身に着けた性格
変わらないものと変えられるもの
実は人の性格には2つの種類があります。先天的なものと後天的なものです。
先天的な性格は、その人がもともと持っているもので、気質、と言われたりもします。誰に教えてもらうのでもなく、最初から持っているもの。
小さな子供を見ているとわかりやすいですよね。おしゃべりが得意で社交的な子もいれば、口数少なくひとり遊びが好きな子もいます。
ペットのいる方は、猫や犬でも、それぞれに全然、性格が違う、というのは良くお分かりでしょう。
そして、後天的な性格というのは、自分が置かれた環境下で身に着けていく性格のことです。
長男や長女が責任感が強く我慢強かったり、次男や次女または末っ子が、甘え上手で要領がよかったり、一人っ子はマイペースで平和主義だったり。(注:これは、私の自己流の性格分析です)
何番目に生まれたか、ということの影響はけっこう大きいですよね。
それだけではありません。
それよりももっと大きいのが、親の性格に基づいて、親が子どもとどう関わっているか、ということ。
親だけでなく、一緒に住む祖父や祖母、親戚のおじさんやおばさんなど、周りにいる近い関係の大人からの影響もあったりします。
というわけで、人の性格というのは、先天的なものだけではなく、子どもの頃の周りからの環境で形成されていく、というわけなんです。
性格は変わるのでしょうか?
タオマリエを訪ねてくださる方から「こんなマイナス思考な性格の私でも変わることができるんでしょうか?」と、不安げに尋ねられることがあります。自分のこんな性格は治らない、と信じ込んでいる人も多いんです。
そこで、そんな方には、心のしくみについてご説明した後、「人の性格は変わりますよ」と断言すると、納得していただけます。
そう、人の性格は変わる!これは事実です。
それはもちろん、持って生まれた気質(先天的な性格)は持ち続けながら、周りからの影響で身に着けてしまった後天的な部分を変えることができる、という意味です。
性格ってなあに?
そもそも性格とは何でしょうか?
それは、心理学的な「心のしくみ」で見ると、その人の持つ「思考・感情・行動」の決まったパターンである、ということができます。
つまり、こんな場面では、このように考えて、このように感じて、このような行動を取る、というもの。
例えば、人が大勢いる場面では、「自分が話しかけたら迷惑じゃないかな」とか「受け入れてもらえないかもしれない」と考えて、「恐い」と感じたり、不安や孤独感などを感じたりして、その結果足がすくんでしまって人の輪に入っていけない、と言うようなパターン。
あなたには心当たりないですか?
このパターンは、「人見知り」とか「恥ずかしがり」とか「引っ込み思案」な性格だ、とも言うことができます。
「思考・感情・行動」はセットになっていて、どの人にもその人特有のパターンがあります。それが、目に見える形で、その人の性格(後天的)の特徴になっているのです。
パターンのおおもとにあるビリーフ
プラスとマイナスの効果
なぜ、そのようなパターンを身に着けたんだろう、という疑問が湧いてきませんか?
心理学には、人の「思考・感情・行動」のおおもととなる「ビリーフ」という考え方があります。
スキーマとか、コアビリーフとか、禁止令決断、などといろいろな呼ばれ方があります。
要するに、生きていくために必要となる信念体系のことで、子どもの頃に、主に親などの近い存在の大人や、その関係性の中で学んで身につけていくものです。
プラスとマイナスがあります。
プラスのビリーフは、自分に力を与えてくれ(エンパワリング・ビリーフ)、そしてマイナスは自分に制限をかける(リミッティング・ビリーフ)、という全く正反対の効果を持ちます。
特に自己肯定感が低い、自信がないというお悩みをを持つ人は、ご想像通り、マイナスのビリーフをたくさん身に着けているんですよね。
マイナスビリーフの例
マイナスのビリーフってどんなものでしょう?
私の例でいえば、こんな感じでした。
「私は迷惑な存在だ」
「ありのままの私は価値がない」
「完璧でなければいけない」など。
このようなビリーフがあると、当然ながら、苦しい生き方になってしまいます。
20代、30代の頃の私は、人知れず、生きづらさを抱えて、それをどうしてよいかわからないまま、がむしゃらに色んなことを頑張っていた・・・
ビリーフが変わるから性格が変わる!
さて、さきほど「性格は変わります」と断言しました。
その理由は、ビリーフが変わることで、心のしくみと言われる3つのセットの「思考・感情・行動」が勝手に変わるからなんです。
いったいどんな風に変わっていくのでしょうか?
私の例を取ってみましょう。
これまでのように「自分は迷惑だ」という思いが湧かなくなる(思考)
すると「怖い、不安、疎外感」という感覚がしなくなる(感情)
そして、大勢の中にいても違和感がしなくなり、緊張しなくなる。
すると、これまで「引っ込み思案だった人」が、変な遠慮をしなくなり、場合によっては積極的に誰かに話しかける人になったりします(行動)
今まで人見知りだった人が、無理して「えいや」って話しかけるのではなく、自然にさりげなく、初めての人と言葉を交わしていたりする。
自然にそんなことが起こります。
実際に、私に起こった変化はそんな感じでした。
これはやはり、身に着けてしまっていたマイナスのビリーフが薄まって、自分に制限をかける力が弱まったからに他ならないのです。
性格は変えられる理由ってそうことなのね~、と思っていただければ嬉しいです。
ね、朗報でしょ?
*ネガティブな性格が変わったクライアントさんの事例記事はこちらへ「自分を責めることがなくなりました」
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