こんにちは、タオマリエ(汰緒鞠映)です。
静岡県磐田市で、自己肯定感や自信のなさ、マイナス思考でお悩みのジモジョをサポートしています。
今日は、お悩みの人が必ずやっている、悪いクセについて書いてみます。
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その悪いクセとは「自責」です。
この影響力はとてつもなく大きいので、クライアントさんには、そのクセを手放す必要性を理解してもらうのですが・・・・・
これが難関なのです。何しろ多くの人が、自分が自責をやっていることの、その理由と弊害についてあまり重要視をしていないのです。
今日は「自責をやめたいあなた」に向けて、心理学の観点で、知ってほしいことを書いていきます。
Contents
自分を責めるだけではすまない
自責は、文字通り「自分を責めてしまう」ことです。
何かがあると、「自分がいけないんだ」「私さえしっかりしていれば」と、問題の責任がすべて自分にあるように思ってしまい、自分を責めてしまいます。
AC(アダルトチルドレン)歴の長かった私は、このような自責のスタンスで人との関係を作ることが多かったです。
また、ご自分がACと自覚していなかったり、気にしていない人でも、けっこう「自責」傾向の方は見られます。
でも、自責の悪影響を軽くみてはいけません。
自分を責めるとは、簡単に言うと、自分を非難、批判、攻撃していることと同じですから、その影響はいろいろな形ででます。
自分を責めてしまう人は、ウツ傾向や不安症にもなりやすいのはもちろんですが、何より、他人との関係性をうまく築くことが困難です。
自分が悪いんだ、と思いがちなために、相手に対して卑屈になったり、正当なことでも主張できなかったりします。相手は正しくて、自分が悪い、という偏った前提があるので、フェアな人間関係を作ることができません。
自分を責めてしまう理由
心の中にいる批判者
自分を責めている人は、そうしている理由を知ることが、解決の近道になることがあります。
どういうことか、すごくシンプルに説明すると・・・
人は一日何千回、何万回も、思考をしていると言われます。そのような、心の中に湧いてくるひとり言のような考えを、心理学では「自動思考」と呼びます。
この自動思考に「批判的」で「否定的」な傾向がある人が、自責をしがちなのです。
例えば、人前で何かしようとすると、心の中に湧いてくる声はたいていこんな感じでしょう。
『皆が見てるんだから、ちゃんとしなさい』
『失敗したら恥ずかしいよ』
『こんなんじゃ、どうせ誰にも認められない』など。
このような声を発する『批判者』とは一体誰なんでしょうか?
親から取り入れたものの見方や感じ方
心の中には3つの異なる自我状態があるとされています。親、成人、そして子どもの自我状態です。人を批判したり否定したりするのは主に、心が親の自我状態にある時です。
例えばルールを守らない人や、自分と主張が違う人を見て、「あんなのはおかしい」とか「こうすべきだ」などという気持ちが湧き上がってきたとしたら、その時自分の心は親の自我状態にあるといえます。
主に自分の親などから取り入れた、ものの見方や感じ方、考え方のことです。
自責をする傾向のある人は、この「親の自我状態」の批判や否定の矛先が「だめな自分」自身に向いているのです。
自分で自分に鞭打っているような状態です。
どんなに頑張っても、どんなに上手くやれたとしても、「心の中の批判者」は、決して妥協などしてくれません。
従って、批判される自分自身も、批判を受け続けることで、自責のクセはどんどんと凝り固まっていくのです。
「できていないのは自分のせいだ」「自分ができないからいけないんだ」
終わりのない戦いです。
自責をストップする二段階の方法
ノーと言うこと
今述べたしくみが理屈で理解できたのなら、自分を責めてくる「批判者」に対して声をあげましょう。
「ノー」「いや違う!」と。
「私は悪くない」「ダメなんかじゃない」「ちゃんとやっている」など、
自分を認めない批判者の声に、逆に「ダメだし」するのです。
すると、その声は静まるはずです。いや、静まるまで「ノー」と言いましょう。
もし、子どもの頃に、親から否定されたりけなされたり、理解してもらえなかった記憶があるのなら、その時の気持ちを思い起こして「ノー」と言うといいでしょう。
だって、その時は、自分は小さくて無力で言えなかったに違いないのですから。そして、親に見放されることほど子どもにとって怖ろしいことはありません。
でも、今の自分にはもう「いや違う」と言えるほどの力が備わっているはずです。
批判する親を反映した、自分の中の親の自我状態からの批判に対して、ストップをかけてください。
受容的な親を育てる
ストップをかけることができるようになったら、次にもっと大切なことがあります。
それは、自分の心の中に、別の親を育てていくことです。こちらの親の自我状態は、これまでの「批判的」な特徴とは真逆で、どんな自分でも、そのまま受け入れてくれる親です。
受容的な親の自我状態、と言います。
親という関係でなくても、自分を受け入れて認めてくれる、大きな存在でもOKです。
私の場合は「マザーテレサ」という優しくて穏やかな大きな愛の人をイメージしていました。
そのような存在が、私を認めてくれ、勇気づけてくれている、というような感じの声かけを心の中で行っていくうちに、自責のクセはすっかり抜けてしまいました。
数か月かかりましたが、今はもう自責のかけらもありません。
もちろん、自分の失敗や不注意は反省し、気をつけなきゃ、と思いますが、以前のように「自分ってなんてダメなんだ」「私ができないのがいけないんだ」などと落ち込むことはなくなりました。
もし、あなたが、心の中に「受容的な」存在を育てるという考え方を、今初めて知ったということなら、ぜひ、この方法を試してほしいと思います。(無料メール講座の特典のセルフワークで方法をご紹介しています)
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