静岡県磐田市のお茶畑を臨むセラピールームから。
こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
Contents
「感謝してはいけない」と決めていませんか?
今日は、感謝の心とそのパワーについて考えてみたいと思います。
以前、「感謝してはいけない」というビリーフ(禁止令決断)について記事を書いたことがあります。
交流分析という心理学では、人は生育環境の中で自分自身へ「禁止の命令」を取り込み、その命令に基づく考え方や行動によって生きていると考えられています。
「感謝してはいけない」と無意識に決めている人には、ある特徴があります。それは、何事にもなかなか満足できないことです。不足や欠点ばかりに目が向き、自分自身を不運で不幸な人間だと感じやすくなります。また、被害者意識が強くなることもあります。
タオマリエの相談室でも、このような傾向を持つ方は意外と少なくありません。実は、昔の私自身も典型的な「感謝してはいけない」に縛られていた一人でした。
しかし、このビリーフの存在を知ることができたのは、私にとって幸運なことでした。なぜなら、まず「問題は相手にあり、私は被害者だ」という自分の考え方に気づくことができたからです。そして、長年抱えてきたその思い込みから抜け出すきっかけにもなりました。
「感謝してはいけない」については、ぜひ過去記事も読んでみてくださいね。(文末参照)
本当の感謝とは?
道徳的な正しさや義務感ではない
先日、タオマリエのセラピールームに相談に来られた方から、こんなお話を伺いました。
「感謝しましょう」と言われると義務感ばかりが強くなり、しっくりこない。むしろ、自分は感謝の心を持てないダメな人間なのだと罪悪感を感じてしまうというのです。
そもそも、感謝の心とは何でしょうか。
ひょっとすると私たちは、感謝というものを少し難しく考え過ぎているのかもしれません。道徳的な正しさや、「こうあるべき」という考え方に、とらわれ過ぎているのかもしれませんね。
「感謝」がもたらす効果
そこで、感謝を感じることが私たちにどのような効果をもたらすのか、シンプルに見てみましょう。
まず、感謝の心は「喜び」の感情につながると言われています。
喜びという感情には、自分にとって大切なものや幸せなことを教えてくれる役割があります。つまり、感謝を感じる機会が増えるほど、嬉しさや幸せを感じる時間も増えていくということです。
また、医学的な観点からも、感謝の気持ちは健康によい影響を与えることが知られています。
感謝を感じると、副腎から分泌されるストレスホルモンである「コルチゾール」が減少するといわれています。そのため、心身がリラックスしやすくなり、ストレスも感じにくくなります。
さらに、免疫機能の働きが高まり、心もより前向きな状態になりやすくなります。また、副交感神経が活性化されることで交感神経とのバランスが整い、自律神経の働きの改善にもつながります。
身体が健康であることは、心の安定や幸福感を支える大切な土台です。
感謝のパワーは、私たちが思っている以上に大きな力を持っているのです。
感謝を向ける対象は?
私たちは、良いことが起こると、その出来事や相手に感謝します。これはとても自然なことです。しかし、実は感謝の気持ちを向ける対象はそれだけではありません。
例えば、当たり前になっている日常の出来事です。蛇口をひねれば水が出ること。 毎日おいしいお茶が飲めること。 電車が時間どおりにやって来ること。
私たちは、当たり前になっていることには、なかなか感謝を向けません。けれども、本来それらは決して当たり前ではなく、多くの人の支えや環境によって成り立っている有り難いことでもあります。
そして、もう一つ、多くの人が見落としがちなのが「自分自身へのねぎらい」です。
毎日、さまざまな活動を支えてくれている自分の身体。 ストレスの多い日々の中で懸命に頑張っている自分の心。
私たちは自分自身に対して、厳し過ぎたり、反対に無頓着になってしまったりしていないでしょうか。まずは、自分自身にも感謝を向けることを忘れないでいたいですね。
感謝のパワーを生かそう
感謝には、想像以上の力があります。その力を、自分の健康や幸せのために生かさない手はありません。
ここでは、感謝のパワーを日常生活に取り入れるための5つの実践法をご紹介します。
自分への「ねぎらい感謝」
今日一日、頑張ってくれた自分の身体や心に感謝してみましょう。
「今日もよく頑張ったね。ありがとう」
そんなふうに、シンプルな言葉を自分自身にかけてあげてください。
一日3つの「プチ感謝ノート」
「お茶がおいしかった」 「信号が青だった」 「気持ちのよい風が吹いていた」
そんな小さな出来事を、一日3つほどノートに書き留めてみましょう。
小さな感謝に気づく習慣は、幸せを感じる力を育ててくれます。
当たり前を「有り難い」に変えてみる
蛇口から水が出ること。温かい布団で眠れること。お腹が空くこと。
そんな日常の当たり前に目を向けてみましょう。
それらは実は当たり前ではなく、「有ることが難しい」と書く「有り難い」ことなのかもしれません。
人からのサポートを素直に受け取る
誰かに助けてもらったとき、つい「すみません」と言ってしまうことはありませんか。
そんなときは、「ありがとうございます」と言い換えてみましょう。
申し訳なさではなく、有り難い気持ちをそのまま言葉にしてみるのです。感謝を伝えることで、相手との温かなつながりも生まれます。
ネガティブな出来事の裏にある「学び」への感謝
失敗したときや壁にぶつかったときは、これまで見えていなかったことに気づくチャンスでもあります。もちろん、その最中に感謝するのは簡単なことではありません。
だからこそ、これは少し上級編です。
しかし、苦しかった経験を振り返ったとき、「あの出来事から学んだことがあった」と思えることもあります。そんな学びに目を向けられるようになると、人生の見え方が少しずつ変わっていくかもしれません。
おわりに
感謝とは、無理に「ありがたい」と思い込むことではありません。日々の暮らしの中にある小さな幸せや、自分自身の頑張りに気づくことです。
もし今、「感謝しなければ」と苦しくなっているなら、まずは今日のお茶がおいしかったことでも構いません。小さな「ありがとう」を見つけることから始めてみませんか。
その積み重ねが、心の豊かさや幸せにつながっていくのだと思います。
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*この記事に関係する過去記事をお読みください*
「感謝してはいけない」に関する過去記事『感謝してはいけないと決めている人の特徴』
「感謝」に関する過去記事『ネガティブから脱出するには「感謝」を思い出そう!』
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