アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

静岡で心理カウンセリング【お客様の成果】「良い子」を手放す勇気(40代主婦)

 

こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。

心理セラピーと心の習慣作りを継続することで、アダルトチルドレンに共通するお悩みの解決をめざす「しなやかな心の習慣作り」というプログラムを行っています。

先日、6回サポートをお受けくださった磐田市にお住まいのDさん(40代主婦)からご感想をいただいたのでご紹介します。(二重カギ括弧はご本人のお声です)

ウェイクアップコール

このままでいいやって思っていた・・・

Dさんが心理セラピーを受けるきっかけとなったのは、今年5月にタオマリエのプチセミナーに参加されたことです。そこで『心のしくみを詳しく知ることができ、マリエさんの心理セラピーを受けてみたいと思いました』と、その後申し込んでくださいました。

実は、その時すでにDさんの生活には変化の兆しが表れていました。3月にご主人との間で起こったある出来事がウェイクアップコール(人にショックを与えたり、状況を変えないといけないと認識させる経験や出来事)となり、Dさんは精神的に苦しい毎日を送っていらしたのです。

『これまでも夫との会話がほとんど無かったけれど、表面上は普通に見えていたと思うので、このままでいいやと思っていました。でもある時、夫が子どもと私の前でキレて暴れ、私はその恐怖で精神的に不安定になってしまいました』

その苦しさと不安を抱えての心理セラピー開始となり、3週間置きの心理セラピーと、セルフで行える心の習慣化を行い、10月初めに6回のサポートが終了しました。

さきほど書いたように、旦那様との間で起こった出来事はDさんにとって、ひとつのウェイクアップコールでした。ウェイクアップコールは「もう今の方法ではうまく行かないから、考え方や生き方を変えた方がいいよ」というお知らせなのです。

「良い子」をまだ続ける?

三人姉妹の長女で家の跡取りとして、Dさんは子どもの頃から、自分の気持ちを我慢して親の言うことを聞く典型的な「良い子」をずっと続けてきました。

そんな「良い子」の心の中はどんな情景だったのでしょうか? Dさんはこう振り返ります。『元々自分に自信がなく、ダメな人間だから、いつも自分が我慢することで回りを丸く収めようとしていました』

両親との関係はもとより、旦那様との心の通じ合わない関係も、自分さえ我慢すればいいんだ、それしか方法がない、というのがDさんのこれまでのルーティン(通常の方法)だったのです。でも、あの時、ウェイクアップコールが鳴り響き、もう今までのような自分ではいたくない、と思われたのです。

心理セラピーでは、Dさんをこれまでがんじがらめにしてきた「良い子の自分」を解放することに取り組んでいきました。

彼女の場合は特に、小さい頃から「我慢する」ことをお母さんから求められてきました。

手のかからない我慢強い子どもほど親は安心してしまい、手のかかる妹や弟などに関心を向けたり時間を割いてしまう、というのはよくあることです。このような生育環境では「良い子」は親からの愛情欠乏感を持ったまま大きくなってしまい、自己信頼や自己肯定感、そして人間関係の悩みを抱えることが多くなります。親の言うことをよく聞く自分だから親に愛されるけど、そうでない自分はダメだ、本当の自分は愛してもらえないんだと、心の底には深い悲しみや孤独感を抱えています。Dさんの場合もまさにそうでした。

結婚後もずっと親に対して「良い子」を続けてきたDさんですが、心理セラピーセッションと心の習慣作りを続けていくうちに、たくさんの氣づきが起こり、ご自分の本当の気持ちに向き合えるようになっていきました。

『セッションを受けた後は、自分の感情を素直に認められるようになり、自分の気持ちに素直に従おうと思えてきて、行動に移せるようになりました』

Dさんは、これまでの「良い子」を続けることをやめると決めて行動されたのです。

ひとりの自立した女性であること

『経済的な事や親の事など、勇気がいりましたが夫と別居に至りました。母親との衝突もありました』

最初、別居するという決断についても、親の気持ちや親の反対を考えると、自分さえ我慢すればいいんだ、という気持ちになり、頭の中の悩み回路がグルグルと周り出すことも多かったようです。でも、自分の気持ちを大切にしていいんだと思えるように徐々になっていかれました。

別居を打ち明けた時、お母さんは、婿に来てくれたのだから妻が我慢をするのは当たり前、と自分の意見や常識を押し付けてDさんを責めるだけで、彼女がどんな苦しい気持ちでいたのかを聞こうとはしてくれませんでした。

このことは今に始まったことではありません。子どものころからずっと、お母さんの期待や願望を叶えることで、守ってもらい愛情を得ようと頑張ってきたDさんですが、理性を働かせてご自分をみれば、今はもう、ひとりの自立した立派な大人なのです。お母さんとは、考え方も生き方も、そして子どもへの愛情のかけ方も異なる、ひとりの女性です。

この大切な事実が、Dさんの心の奥で揺るぎないものになっていきました。

心理セラピーで起こった変化

何があっても大丈夫という感覚

心理セラピーを受けてからの変化はご本人によれば、このような感じです。

『自分を守れるのは自分自身なんだと意識するようになり、以前のように悩みすぎることが減りました。いちいち人の言うことに振り回される事がなくなってきて、漠然とですが、何があっても大丈夫、何とかなるような気がしています』とのこと。

そして「しなやかな心の習慣作り」プログラムで一番よかったことについては・・・

『気持ちの変化がすごくありました。前よりも自信が持てるようになり、人からどう思われるかを気にせず、自分を大切にしていこうと思えるようになりました』

そして『悩んでいる人にはタオマリエさんの心理セラピーを絶対におすすめします!』と付け加えてくださいました。

「自分らしさ」が原動力

世の中に心の通い合いが難しいご夫婦も、きっとたくさんいると思います。うまく行っていない時には、何らかのお知らせ的なできごと(ウェイクアップコール)が起こったりします。そこで、問われるのは、夫婦ではあるけれど、ひとりの人としてまず「自分はどのように生きていきたいのか」ということではないかと私は思います。関係を修復することに取り組む人もいれば、相手の道を尊重しつつひとりで歩いていく方法を選ぶ人もいるでしょう。どちらがいい、悪い、ということではないのです。

人からどう思われるか、どう思われたいかを優先して生きてきたアダルトチルドレンには特に、難しい課題なのだといえます。

Dさんの変化を目の当たりにして、「自分らしく、自分を大切にしていくというスタンスが、前を向いて進んでいくための原動力なのだ」とあたらめて感じたタオマリエです。

Dさん、これからもご自分の信じる道を進んでいってくださいね、応援しています。

*その他のクライアントさんの成果はこちらのページで読めます。

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