磐田市北部ののどかなお茶畑を眺めながら・・・こんにちは、タオマリエです。
今日は生きづらさを感じるあなたが、人生を好転させるために必要な鍵となる「大人の心」についてお話していきます。
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前回の記事で、私たちを蝕む良くない心のクセをい3つお話しました。一つ目は「自己卑下」、二つ目は「自己放棄」、3つ目は「被害者意識」でしたね。
前回の記事はこちら『あなたを蝕む良くない心のクセ・ワースト3』
もし、これらの傾向があるなあと感じるあなたは、今からお話することをぜひ知っていただきたいです。あなたが今抱える様々な問題の解決の助けとなる考え方です。
その鍵は、あなたの「大人の心」にあります。
Contents
大人の心とは?
冷静で客観的な自分
大人の心とは、自分の中にある心の状態(自我状態)で、冷静に客観的にものごとをとらえて判断できる状態を言います。
「今、ここ」という言葉でよく表現されます。
私たちの心は、今、ここ、に存在しない場合があります。例えば、昔の失敗や嫌な記憶を思い出している時。心は今ここにありません。過去に行っています。
一方、未来のことを思い不安で眠れない時も。「きっとうまく行かないだろう」「もしこうなったらどうしよう」などとグルグル思考にはまってしまっている自分。その自分の心は今ここにありません。
悩める人々は大人の心が不在
大人の心(自我状態)を説明する時には、同時にあと二つの心の自我状態の存在を知ることが必要です。それは「親の自我状態」と「子どもの自我状態」です。
簡単に言うと、「親の自我状態」とは、自分がこどもの頃に親のしつけや言動から取り入れたもの。「~しないといけない」などという親の声がテープレコーダーのように心の中で鳴っている、と例えられたりします。
一方子どもの自我状態は、あなたの3歳から5歳ころの姿ともいわれ、親のしつけや言動に対する、その頃の自分の反応や経験を再現するものです。
参考記事:3つの自我状態について『心理カウンセリングの効果③人間関係が変わる』
「大人の心」はコントロールタワー
この「親」と「子ども」の自我状態をコントロールするものが、大人の自我状態なのです。自分の中の「大人の自我状態」が欠如している場合は、「親」や「子ども」の自我状態を把握することができず、コントロールができません。
「今・ここ」の状態である「大人の心」がないために、親から取り入れた「偏見」や子どもの頃の体験による「思い込み」に翻弄されてしまうのです。
親から取り入れる偏見
例えば、親から取り入れた「女は従順でなければいけない」「男は家事なんてするもんじゃない」などという考え方を世の中の真実であると感じている場合。それを偏見とはなかなか気づきません。そのため、そのような偏見に一致しない人や言動に違和感や反感を覚えたり、一致しない自分自身に対しても「自分はだめだ」と感じてしまいます。
子どもの頃の経験
また、子どもの頃の体験や思い込みを「今ここ」の現実として感じてしまう場合も多いです。そのことは特に人間問題の悩みにつながります。例えば「私は誰にも好かれない」「生まれつき可愛くない」など。何かの出来事によって、自分の中のインナーチャイルドの傷つきが刺激されます。また、思い込みがひどくなると、「妄想」へと発展することもあります。妄想と現実の区別がつかなくなり、「あの人は私を悪く思っている」という妄想がその人の真実となってしまいます。
さあ、大人の心を育てよう
客観的な大人の自分
ここまで読んで、自分の間違った偏見や思い込みをなんとかしたい、と感じたあなた。でも、もう遅いのではないか、私じゃだめなのではないか、と不安がよぎるかもしれません。
タオマリエのクライアントさんにも「絶対自分は変われない」と断言される方がいらっしゃいます。しかし、心理カウンセリングを受けることで変容し改善していくのを、私はこれまでたくさん見てきました。
その改善の過程で、共通点として見られる特徴のひとつが、客観的なものの見方です。つまりこれは「大人の心」が育ったということの現れです。
複数回セッションを継続した後、クライアントさんが心の変化の状態を話してくださいます。本人は「客観的な物の見方」だとは気づいていなかったりします。でも、私は嬉しくなってしまい、思わず大きな声で「大人の心が育っていますね」とコメントしてしまうのです。
これは、クライアントさんも最初の時点では想像できなかった変化なのです。
クライアントさんの例
どうせわかってもらえない
子どもの頃、母親の絶対的支配という環境で育ったクライアントのAさんの例をご紹介します。
Aさんは、人の顔色や評価を過剰に気にして、自分を抑えたり我慢するクセをしっかり身に着けていました。周りの人に「いつも穏やかでいいね」と言われる一方で、相手に合わせて我慢を溜め込んでしまい、小さなことでくよくよ悩むことが増え、どうしたらいいか分からなくなっている時に、私のブログを見つけてご相談に見えました。
心理カウンセリングを行ううちに、Aさんが自分の気持ちや欲求を相手に伝えない(隠そうとする)理由がわかりました。それは「どうせ誰もわかってくれない」というあきらめと、「どうせ自分が間違っている」と批判されるという、強い思い込みがあるためでした。
かつて母親からされてきたことが、Aさんの心の中ではまだ「今、ここ」の現実のように生きているのです。そのため、母親ではない他人に対しても無意識に同じ反応をしています。つまり、子どもの頃に自分を守るために選んだ方法を再現していたのです。
カウンセリングでしたこと
なんとしてもAさんの「大人の心」を育てる必要がありました。そのためにカウンセリングでしたことはまずはAさんのインナーチャイルドの傷つきを癒すこと。母親に伝わらなかった気持ちと、抑えてしまった感情を処理する方法を用いました。
そのうえで、Aさんの偏っているものの見方から、「大人の心」による冷静で客観的な見方への移行を促していきました。
「心の読みすぎ」に気づく
例えば、家でくつろいでいる時、旦那様に「何しているの」と聞かれると嫌な気分になるというAさん。とっさに「遊んでいるんじゃないのか」と批判されたと感じてしまいます。他にも自分が欲しいものを買いたいと思う時、それを買って帰ったら何を言われるか気にしてしまうことも。
これらは「心の読みすぎ」という思考の過ちのひとつです。そのことをAさんに伝え、自分の思考の偏りに気づいてもらいました。そのうえで「大人の自分」ならどんな風に思考し、どんな言葉で返事をするか、Aさんと対話を続けていきました。
参考記事:思考の誤りについて『心理カウンセリングの効果③人間関係が変わる』
言葉を変えると気持ちも変わる
口ぐせやつぶやく言葉を変えることからも「大人の心」を育てることに挑戦しました。
例えば相手に対して「申し訳ない」と思うことが多いAさん。でも、それは自己卑下の一種とも言えます。もし、感謝の気持ちがあるなら、大人の心の自分は「有難い」という言葉を選んで言うはず、と考えました。
常には不愛想で口下手の旦那さん、でもレストラン業で働くAさんが、夕方前に仕事に出かける時に旦那さんは一切嫌な顔をせずに玄関で送り出してくれます。大人の心の自分は「サポートしてくれているのだから、私は幸せ者」と考えます。つまり、この場合、旦那様に申し訳ないではなく、ありがたい!という言葉を選べるのです。
他には、自分が相手の顔色を気にしてしまい、「これでよかったのかな」「相手が怒らないかな」と不安になる時には、大人の心の自分だったらどうするか。客観的に状況を判断して「これでいいのだ」とし、その言葉を自分にかけることにしました。不安がよぎったら「これでいいのだ」という声掛けを自分にしていきました。
(これは実は、Aさんの好きな漫画、バカボンのパパの口ぐせ。ユーモアも混じっています)
現れ始めた積極的な自分
あれこれと大人の心の自分を模索しているうちに、Aさんは徐々に人の反応を気にすることが減ったようです。さらに仕事でも変化が出てきたのです。自ら活動に参加したり、リーダー&トレーナー役を引き受けるようになったのです。しかも自分からやりたいと名乗りをあげたとのこと。
心理カウンセリングをきっかけに変容するクライアントさんの、もうひとつの共通点が、「行動的」になる、ということです。これは今まで、悩みのためにマイナス方向に使っていたエネルギーが、自分が前に進めるプラス方向に使えるようになったから、と説明できます。
マイナスに進むエネルギーは暗く重たく、プラスに進むエネルギーは軽く明るい!あなたもそう思いませんか?
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さて、最後まで読んでいだたきありがとうございます。この記事で、あなたが「大人の心を育てることが人生を好転させるきっかけになるかも」と感じていただけたなら嬉しく思います。
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