アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

磐田浜松 心理カウンセリングでアダルトチルドレンの生きづらさを手放せた!続編

こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。

アダルトチルドレン歴40年以上の私が、生きづらさを手放した道筋について、前回記事の後半を書いていきます。

あなたがアダルトチルドレンの生きづらさを抱えているのなら、何かのヒントや励みになると嬉しいです。

★この記事は前編と続編の2つに分けています。こちらは後半です。

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アダルトチルドレンの生きづらさ

生きづらさを何とかしたい

今までの記事でも触れたように、私が心理カウンセリング(セラピー)に出会って真剣に取り組んできた背景は、自分の生きづらさを何とかしたいということでした。

どんな生きづらさなのか、前半でも書きましたが、今一度ここで確認します。

―自分の気持ちや意見がわからない

―疎外感が強い

―人の顔色をうかがう

―とにかく自信がない

ー気分の浮き沈みが激しい

生きづらさがほぼなくなった

心理学を学び心理カウンセリングで、自分の問題や生き方に取り組み始めてからすでに13年がたっています。上に述べた生きづらさは、今はほぼありません。

今の自分の中に、あの頃の片鱗は多少残っているなと感じることはあります。でも、それは長く重く続くものではなく、いつのまにか消えている炭酸の泡のような感じです。

「境界線を引く」ことを身に着けた

例えば、「人の顔色をうかがう」という特徴。昔と同じく相手の顔色は敏感に察します。でも昔とは異なり、その相手の顔色を見て、私の責任や私の問題だと捉えなくなりました。自分と相手との間に境界線が引かれていて、相手の問題は相手のものなのだ、と思えるのです。

あなたはどうですか?人の顔色をうかがうクセがあり、その様子で不安でどうしようもなくなったり、自分を責めて落ち込んだりしませんか?もしそうなら、それは「相手との心の境界線を引く」という考え方を知らないからだと言えます。

毒親との闘い

母にとっての良い子ども

前編でもお話した通り、50代後半までの私は、親に迷惑をかけないことが良い事だと信じて疑いませんでした。親が自慢できるような優秀で良い人でいなければいけない、それが親孝行な子のあるべき姿、などと信じて人生を送っていました。

けれど、心理学と心理カウンセリングに出会い、学びを進めることで、私のそれまでの常識はすっかり変わったのです。それは自分の生きづらさ解決と言う意味では良い事でした。しかし、母との関係性という点では、苦しい闘いになりました。

正しい母親から毒親に変わる

苦しい闘いになった、とはどういうことでしょうか。それは、それまで正しくて良い母親だった人が、私にとって毒親に変わってしまった、ということです。

変わったしまった、というより、母が毒親だったことに私が気がついた、と言う方がピッタリ来ます。そして、その毒親の母に、子育ての間違いや失敗を認めさせるための闘いになってしまったんです。結局、その目論見は失敗に終わるのですが・・・

毒親に関する記事はこちら『アダルトチルドレンの毒親との付き合い方』

誰にも言わずに我慢する子ども

子どもの頃、親に迷惑をかけるのはダメな子だと思っていた私。誰にも言えず一人で我慢したことがたくさんありました。困った時も嫌なこともひとりで耐える、というのが生き方でした。

例えば、母親から聞かされる父親のグチ。祖母に関する陰口や悪口。祖母に可愛がられたから私は母に嫌われてるという複雑な納得感。親に甘えている妹を横目で見てフリーズしている自分。

親に甘えなかった子ども

そういえば、小さい頃から親に甘えたことがなかったんです。これはほとんどのアダルトチルドレンに共通して言えることです。アダルトチルドレンの特徴のひとつは、困っても人にお願いができず、弱みを見せることが苦手です。私も、そんなこと恥ずかしいことだからできない、と思っていました。

でも、人に助けを求めたり、弱みを打ち明ける、というのは、信頼のある人間関係を作るためにはとても大切なことなんですよね。

今の自分は、長所も弱点も同じように自分の特徴やクセとして素直に受け入れています。困ったことをひたすらひとりで我慢する、という昔のサバイバル術はもう使っていません。昔はその方法しか知らなかったんですよね・・・

心理カウンセリングによる境界線のススメ

物理的距離による境界線

心理カウンセリングで、アダルトチャイルドからの回復にあたり大きなポイントとなるのが、母親との共依存の解消です。共依存の関係にあるクライアントさんにまず確認することは「母親と物理的距離を取れるかどうか」ということです。

すでに実家から独立している人は、ある程度物理的距離が取れるので、その状態で進めていく「心の境界線を引く」こともやりやすいです。しかし、同居している場合はかなり難しいと言えます。物理的距離をあまり取れずに心の境界線を引くことは難易度がとても高いのです。

心の境界線の記事『心の中の境界線 – アダルトチルドレンが最も不得意なこと』

心の境界線を引けること

物理的に離れることは、共依存解消には大切な最初のステップです。しかし人それぞれに事情が異なりますから、できない場合もあります。クライアントさんには、「一緒に住んでいて心の境界線を引くのは難しいこと」とその理由についても説明します。その上で、クライアントさん自身が考えて決めていくことなので、そのようにお伝えします。

親と共依存関係にあった人は、それ以外の人間関係でも難しさが生じることは知られています。相手に心理的に依存してしまうので、相手との距離をうまく取れなかったり、相手のいいなりになったりします。特に恋愛や結婚には、親との共依存関係を持ち込むことが多いです。

恋愛・結婚・依存について『アダルトチルドレンの恋愛と結婚と依存』

心理カウンセリングで目指すのは、親であれパートナーであれ、心の境界線を引ける自分でいられることです。つまり、自分を大切に扱う生き方を、クライアントさんは学び、実践していくのです。

アダルトチャイルドからの回復

「母親のグチの聞き役でした」

母親と共依存のアダルトチルドレンのクライアントさんからよく聞くセリフがあります。「私は母親のグチの聞き役でした」

私自身の話に戻ると、私もその典型でした。嫌だな、面倒だな、どうなのかな、と思っても母の前では口には出さず、母の味方をしていました。母は、父や祖母、近所の人、この前いた誰かさん、相手が誰であれ、自分と考えややり方の違う人を批判するのが常でした。誰かを褒めている言葉はあまり記憶にありません。どちらかというと、自分はちゃんとしているのに、周りの人のおかげでたいへんな目にあっている、というスタンスでした。

世代で伝播する

当然のごとく、私も母と似たような考えや態度を取っていたことに気づきました。その時は気づかなかったのです。私は結婚当初から、「ハラスメントをされている可哀そうな妻」の役を演じて、母親や妹や親せきの人や友人に、夫のグチを聞かせていたんですよね。今そのことを冷静に振り返ることができます。あのまま気づかなかったらと思うとゾッとします。

親の考えややり方を子どもが、そして孫がそのまま取り込んでいくことを、心理学では世代伝播と言います。虐待、貧困、アルコール依存、共依存、愛着の問題などが世代から世代へと伝染するという概念です。

しかし、アルコール依存や、共依存の家族で育った場合であっても、何かのきっかけで違和感を感じて問題に気づいた時、その人が自分を変えようと行動することでこの連鎖を断ち切ることは可能です。そうです、あくまでも変えられるのは相手ではなく自分です。

そこで、私が取った取った行動のいくつかについて振り返ってみます。

自分を変えるために決めたこと2つ

主に意識したのは、「感情のお守りをやめる」「嫌なことは嫌でいいんだ」という二つのことです。

ここでちょっとあなたに注意してほしいことがあります。それは、何かをやろうと決めた時に、決めたゴールを完全に達成しなければいけない、などと力まないことです。完璧主義に陥らない方がスムーズに行きます。

こうしよう、こうなりたい、と決めることがまず重要で、できたかどうかはその次です。それに、人間なのだからできない時だってあります。

では私が決めたこと、一緒に見ていってくださいね。

感情のお守りをやめる

母を幸せにできない私

長い間、母のグチの聞き役だった私です。でも、それを止めようと決めました。12年前の2016年1月に、それまで住んでいた東京の会社をやめて、磐田市の実家に戻りました。8年ぶりの同居でした。同居で共依存の関係を解くのは、なかなか難しいことも承知の上でした。

まず「感情のお守りをやめる」と心に決めました。感情のお守りとは、相手が機嫌が悪かったり、悲しんだりがっかりしていると、自分のせいだと感じて、なんとかしようとして、謝ったりご機嫌を取ったりすることです。

これはまさに共依存の「尽くす人」がやっていることです。私の場合、母が病気になると、罪悪感が湧いてきて、それが怒りに変わり抑えきれなくなる、という悩みがありました。ずっと我慢して母の不満やグチを聞いてきたせいもあったかもしれません。

「それはあなたの問題なの?」

2013年から受け始めた心理カウンセリング。セッションをしてもらう度に、カウンセラーから尋ねられた質問がありました。その質問とは「それはあなたの問題なの?」「あなたが責任を取ることなの?」というもの。

思えば、それまでの私は母が病気になるとおおげさに反応してて看病に奔走していました。子どもの頃の私は、父や祖母に大事にされず無理して働いている母を、私が幸せにしてあげなきゃいけない、と思っていたようです。大人になってもずっと、母の感情のお守りをしていたなんて、心理カウンセリングを学ばなかったらわからなかったことです。

「それはあなたの問題なの?」という何度も言われた言葉。

いいえ、具体が悪くなるのは、休まないことを選んでいる母自身の問題なのです。私がいくら休んでねと言っても、いくらお手伝いをしても、身体を休めないと決めているのは母なのだから。

心理カウンセリングを受け、そこで繰り返し言われたフレーズのおかげで、母のお守り役を降りることができました。今は、89歳という高齢で認知症が疑われる母との毎日ですが、あの頃のような罪悪感や怒りに苦しむことはありません。時々同じ質問を何回もしてくることにイラっとしたりしますが、それも自然な反応だと割り切っています^^)

嫌なことは嫌でいいんだ

「嫌でいいんだよ」

二つ目に心に決めたのは「嫌なことは嫌でいいんだ」ということ。以前は、嫌だと思うことがあってもそれを口にしてはいけないし、我慢して何でもないようにふるまうのは、私にとっては普通のことでした。嫌だと思ってもいけない、とすら感じていたかもしれません。

心理カウンセリングで、もう一つカウンセラーからよく言われた言葉で印象に残っているものがあります。それは、「嫌でもいいんだよ」という、私の「嫌だ」という気持ちを肯定してくれるものでした。

私が受けていた感情を扱うカウンセリングでは、怒りや悲しみ、怖れなどの感情を感じて、それを言葉や身体の動きで表して消化することをやっていました。自分の心の中で一番良く響いていたのが「嫌だ」という気持ち。私の場合、「嫌だ」という気持ちは悲しみにも怒りにも通じるものでした。

心理カウンセリングで、心の中に溜まっていた「嫌だ」の気持ちを動作をして外に出すことで、感情の消化が進んでいったようです。

母のグチの聞き役をやめる

実生活の中では、母のグチの聞き役をやめることが、大きな課題であり難題でした。母とお茶をしている時、あるいは母を助手席に乗せているとき、必ずと言っていいほど始まるのです。母が昔に祖母からされたいじわるや、祖母がしでかした数々の失敗を、得意げに話し出します。すると私のイライラが膨らみ始め「聞くのは嫌だ、嫌だ」と心の中で叫びだすのです。

それでも「そんな話は聞きたくない」と言えません。

そんな時の対処法は、話を巧みに別の話題にそらすことでした。もし家にいてお茶の時間だったなら、「あ、ちょっとごめん、トイレ」とか口実を言って席を離れたりしました。

それ以外の方法は当時の話には無理だとわかっていたんです。私のイライラが爆発して言葉と口調が荒くなり、最後は母と大喧嘩になることが多かったからです。それは、悲しみと怒りを含んだ「嫌だ」という気持ちを認めず、そして相手にも伝えずに、我慢してきたことが原因でした。

伝えることは難しいけれどやってみた

自分の本当の想いを相手に伝える、ということは難しいものです。特に相手が喜ばないだろうと思えることならなおさらでしょう。でも、伝えないで我慢する、という方法はお勧めできません。限界がいつか来るからです。

伝えてもわからない、かもしれないけれど、伝えないとわからない、とも言えますよね。

心理カウンセリングを続けながら、自分自身の感情の消化も進めていったおかげで、感情爆発が減っていった頃、不思議なことが起きました。

魔法が起きた?

ある時、母に私の「嫌だ」という気持ちをなんとなく伝えてみました。私はちっとも感情的になっていなくて、説得しようとも思っていませんでした。自分の心のままに話をしただけでした。具体的にどんなことを言ったのか覚えていないくらいです。

すると母は意外なことを言ったのでびっくりしました。「おまえにそんな嫌な思いをさせていたって気がつかなかったよ。言ってくれてよかったよ。これからは気をつけるよ」という感じでした。

何か不思議なことが起きたように思えました。実際、それ以来、グチの聞き役をする回数が大きく減りました。ひょっとしたら、「グチだ」と感じるセンサーのレベルも変わったのかもしれません。以前は過敏だったイライラも減ったように感じます。

心理カウンセリングによる新しい視点

ここまで読んでくださったあなたには、心理カウンセリングがどんなものか、そしてその効果についても何となく理解していただけたなら嬉しいです。

いろいろなキーフレーズが目についたかもしれません。「境界線を引く」「自分を大切にする」「相手を変えるのではなく自分が変わる」「嫌でもいい」「それはあなたの問題なの?」など。それらが、あなたにとって当たり前の考え方や感じ方に、新しい視点をもたらしてくれることを願います。

あなたへ贈る素敵な言葉

最後に、悩みながらも勇気をもって毎日を生きているあなたへ。最近のタオマリエのお気に入りの言葉を贈ります。

南アフリカの元大統領のネルソン・マンデラと言う人の名前を聞いたことがあると思います。アパルトヘイトという人種隔離政策に反対し、27年間もの獄中生活を経て初の黒人大統領になった人物です。こんな有名な言葉を残しています。

「人生の一番大きな栄光は、倒れないことではなく、倒れるたびに立ち上がることにある」

長い文章を最後まで読んでいただき、あなたに感謝します。

 

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