こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
静岡県磐田市で心理セラピーとしなやかココロのトレーニングを行っています。
本日は、私が提供している心理セラピーがどんなものなのか、わかりやすくお話をしようと思います。
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タオマリエの行う心理セラピーは、交流分析という心理学の理論をもとにした「インナーチェンジングセラピー」という手法をメインにしています。
インナーとは内側のこと。内側、つまり人の心の中の様相が変わることで悩みが改善されていく方法です。
悩みが改善されていく場合には、その悩み自体が解決されるというよりも、その人の感じ方やモノの見え方、感覚が変わることから、悩みが消えていく、減っていくということが起こります。
Contents
悩みのトップは自信のなさ
自信がない、というお悩みを持つ方はとても多いです。自信とは自分を信じる、ということを意味します。つまり、自分への信頼感、安心感が足りないということが、自信がない、という感覚のもとになっています。
自信がないと感じる人はまた、「自己肯定感」が低い傾向にあります。自分を肯定的に見ることができず、人によっては、自分の批判や非難や嫌悪をしてしまい、とても苦しいのです。
タオマリエの心理セラピーは、子どもの頃に身に着けてしまったビリーフ(マイナスの思い込み、信念)に焦点をあてることで、自己肯定感の低さを改善していきます。
それは、自己肯定感が上がっていく、あるいは自己肯定感が溜まっていく、というような感覚ともいえるでしょう。
その際、心理セラピーのセッションには、感情処理というとても大切なプロセスが含まれます。
「氣づく」「癒す」「受け入れる」
変化の5つの段階
クライアントさんが心理セラピーを始めてから改善していく間には、おおまかに5つの段階がある、と私は考えています。
5つの段階をざっとご説明すると・・・
自分の状態に氣づく → 心のクセに氣づく → 子どもの頃作られたビリーフに氣づく → ビリーフにつながっている自分の傷つきを癒す → 否定している自分を(どんな自分も)受け入れる
このような段階で、クライアントさんたちには変化が起こっていきます。
メインステップでお分かりの通り、「氣づく」「癒す」「受け入れる」という言葉が並んでいます。
これら3つは、私がこれまでクライアントさんの変化に関わってきた中で、絶対に外すことのできないポイントなのです。
スタートは氣づくこと
多くの人が、自分のことに氣づいていません。ほとんどの場合、自分の考え、感じ方、行動について疑いを持つ人はいないでしょう。何故なら、その考えは自分にとっては普通だし、正しいし、当たり前のことだから・・・
心理療法では、心のしくみのベースとなる「思考」「感情」「行動」という3つのセットによって、その人の状態を見ていきます。
まず、思考の部分においては、どの人も何らかの「心のクセ」(=思考のクセ)を持っています。認知行動療法では「認知の歪み」と呼ばれ、11種類が挙げられています。
なかでも、かなり多くの人が持っていると思われるのは「べき思考」や「白黒思考」というもの。完璧主義の人や、几帳面な人に特に多いかもしれません。
「べき思考」は、自分や他人や世界は「こうあるべきだ」というルールのような信念があり、現実がそうならない場合に落ち込んだり怒りを感じる。
「白黒思考」は、自分や他人や状況を、よいか悪いか、できたかできなかったなどのどちらかに区分してしまう。(白か黒か、イチかゼロかで見る)
他にも、「良い面の無視」という、物事には良い面と悪い面の両方があるのに、良い面は無視してしまい、悪い面のみを重大視してしまう傾向の認知の歪みがあります。
このような認知の歪み(心のクセ)によって、人の行動パターンは決まってしまいます。自分の心のクセに氣づくことで、例えば、自分が表面的な人間関係しか作れないのは、こんな心のクセがあるからなんだ、と理解できるのです。
心理セラピーとココロのトレーニングによって、こうした誤った思考を、ニュートラルに変えていくことをめざします。
しかし、思考を変えるだけで、すんなりと悩みが解決するかというと、そうでないこともあるのです。
感情を扱うことの大切さ
感情は疎かにされがち
どの人も「頭ではそんなことはないとわかっているのに、どうしてもそう感じてしまう、心が納得していない・・」と感じたことは少なからずあるはずです。
思考の部分(理屈)では納得していても、心の奥の何かがそれに抵抗している感じです。このような抵抗を感じてしまう時には、感情にフタがされていたり、抑圧されている、ということが疑われます。
人の心のしくみ(思考・感情・行動のセット)の中で、思考は感情とつながっています。思考の偏りがあると、通常、その偏りに沿った「心地よくない」感情が瞬時に湧き上がり、自分の行動を制限します。
これは人によってパターンが見られるものです。
例えば私の場合ですが「何でも完璧にできないといけない」とか「失敗は許されない」というような思考の偏り(べき思考など)を持っていたために、うまくできなかった時には、不快な感情に圧倒されてしまっていました。
イライラ、罪悪感、悲しさ、役に立たない感覚、虚無感など。
このような感情の下には、誰にも触れられたくない本当の気持ち(感情)がうまく隠れているのです。
それは自分の心が抱えるにはとても辛いからこそ、押し込めてしまったり、ないものにしようとする力も働きます。
そうやって疎かにされた感情は、どんどんと体に蓄積されていくのです。
心理セラピーでは、感情処理と呼ばれるプロセスを通じて、抑圧された感情を解放(処理)していきます。
思考と感情は強くつながっていると先ほど言いましたが、これはつまり、感情が処理されると、思考面にも影響が与えられることを意味します。思考を意図的に変える、というよりも「自然に変わった」という感覚が起こります。
傷つきを癒すことが鍵
やはり人によっては、理屈ではわかるけれど「自己肯定感」のなさをなかなか手放せない(心が納得しない)こともあるのです。自分は「ダメ人間」だし「皆に嫌われている」という思い込みにとらわれ続けてしまいます。
このようなお悩み人は特に、思考のニュートラル化と同時に、感情の解放(処理)を行うことが必要なのです。
特に子どもの頃の傷づいていた自分を心の奥に抱えているため、その傷つきの感情をそのままにした状態では、望む変化がなかなか起こりにくいのです。
心理セラピーという安心・安全の環境の中で、クライアントさんは自分を癒すプロセスを行い、傷つきを癒していきます。そのプロセスでは感情処理が重要な役割を果たしします。
感情が開放されるとともに、傷ついた自分の癒しが起こると、あとは自然な流れで変化が現れていくことが多いです。
ダメな自分を受け入れる
「ダメな自分を受け入れなさい」と言われても、通常はかなり難しいでしょう。
しかし、心理セラピーとココロのトレーニングを開始してから、数か月の期間でひとつひとつ段階を進めてきてたどり着くのが、「どんな自分でも受け入れる」という最終的な段階です。
いきなり最初から、どんな自分でも受け入れる、ことは難しいと思いますが、それまでの段階を通過してきた人であれば、自然に着地できる地点だと、私には思えます。
もちろん、自分を受け入れられない時も当然あるでしょう。
それでも、だからといって、自分を非難したり批判したり嫌悪したりすることにはもうなりません。
どんな自分でも「こんな自分だもの」「そういうこともあるよね」という感覚で自分を許すことができるのです。
以前のクライアントさんで「自分軸がなく、自己肯定感が低いのをなんとかしたい」とご相談に見えた方がいらっしゃいました。半年のサポート後には「自分軸がない私でも別にいいんじゃないかと自然に思えるようになっていた」というご感想を下さったんです。私の中でとても強く印象に残っています。
「人前で自分のことを話さなくてもそれでいい」「話を聞いているのが楽しい」と自然に思うようになり、その変化とともに「自己肯定感」の低さが気にならなくなりました。
彼女は、自分軸を作ることではなく、ありのままの自分を許す、という新しいルールを選択された、というわけなんですよね。
さて、このブログにご興味を持ってくださったあなたが、「しなやかな心の習慣作り」(心理セラピーとココロのトレーニング)とはどのようなものか、イメージを持っていただけたなら嬉しく思います。
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