こんにちは、汰緒鞠映です。
磐田市北部のお茶畑の一角のセラピールームで、自分に自信がない、マイナス思考、ウツ傾向、不安が強い、人間関係が苦手などお悩み人を、心理カウンセリングと心の習慣化を通してサポートしています。
私は55才の時に、心理療法と、その基となる心理学に出会いました。それ以来、それまで自分が抱えてきたアダルトチルドレン特有の「生きづらさ」「心の不安定」「孤独感」「自信のなさ」などの悩みを徐々に手放していき、今は心軽く毎日を送っています。
というと、悩みがないなんて羨ましい、という声が聞こえてきそうですが、悩みがない、ということとはちょっと違うんですよね。
悩みは誰にだってあります。そして問題も誰にだって降ってきます。
では、昔の私と今の私は何が違うのか?!
それは今の私は「悩みや問題に翻弄されない」ということのように思えます。
そんなことができるの?と疑いの気持ちを持つあなたに、今日はとっておきの「プラス感情」の効果をお話します。そしてプラス感情の活用方法もお伝えしますので、ぜひ試してほしいと思います。
Contents
プラス感情とは
以前の記事でもお話しているとおり、感情には「良い」「悪い」はなく、それぞれの感情にれっきとした役割があるだけです。感情がそれらの役割を果たすことで、その人の人生はその人らしく豊かなものになっていく、と考えられます。
一方で、感情は使いかたを間違えると、マイナス影響を与えることがあります。その人の人生を苦しくしてしまう。例えば「怒り」は良くない感情だから排除しなければいけない、と考える人がいます。しかし、これは「怒り」の役割を知らないことが原因の誤解です。「攻撃」や「暴力」という良くない行為そのものが「怒り」だと誤解されているからです。(参考記事「怒りはワルモノではありません」)
今回注目するプラス感情はズバリ「喜び」です。喜びには「自分の好きなものごとや、幸せを教えてくれる」という重要な役割があります。
従って、自分の好きな趣味に没頭している時、あるいは好きなものを食べている時、好きな誰かといる時、何か嬉しいことがあった時、楽しい時間を過ごした時、きれいな場所を訪れた時、誰かからプレゼントもらった時、ありがとうと言ってもらえた時、などには、私たちは「喜び」の感情で心と体が満たされているわけです。
そんな時の私たちは、自分らしく、エネルギーが溢れ、疲れすら忘れてしまいます。
プラス感情の活用で得られる7つの効果
タオマリエの心理カウンセリングでは、クライアントさんは自分のさまざまな感情と向き合います。それは「悲しみ」「怒り」「怖さ」などの、一見マイナスと思える感情が紐づく記憶を思い出し、抱えてきた思い込みを手放す、という形で行います。
そして最近では特に、プラス感情がひもづく体験や記憶を通して、クライアントさんの心の安定を増やす、ということを行っており、大きな効果を感じています。
自分自身のプラス感情を活用する効果は驚くほど大きいです。私自身の体験やクライアントさんたちの変化から、特に顕著な効果を具体的に7つ挙げてみます。
1.グルグル思考がとまる
2.不安が減る
3.表情や表現が自然になる
4.自信のなさがなくなる
5.自分が思っていることが言える
6,人の優しさに氣づける
7.自分が好きになる
プラス感情を活用する方法
どんな時にプラス感情を使うか?
では、これから実際にプラス感情を自分で使えるようになることを目指していきましょう。
プラス感情を使うのはどんな時か?
それはズバリ、自分がネガティブな感情に圧倒されている時です。
例えば、「仕事で失敗してしまって、もう明日会社行きたくない!」とか、「今日もあのいじわるな同僚に嫌味言われてほんとに気分悪い」とか、日々色んな嫌なことがあるでしょう。
そんな時には、その時の場面を思い出して、グルグルと思考を巡らせています。でも、その思考はあなたのエネルギーを無駄に疲弊させるだけでひとつも良いことはありません。
グルグル思考から抜け出せない時こそ、プラス感情を活用すると驚く効果がありますよ。
でも、ネガティブになっているのに、プラス感情使うってなんだか無理やりじゃない?と感じてしまうあなた!まあ私の話をもう少し聞いてください。
五感を働かせる
最初に言った通り、プラスの感情というのは、理屈や思考ではなく、身体と心が感じるものです。
例えばこんな場面があったと想像してみてください。
-大好きな白いチーズケーキが目の前に運ばれてきたとき。
-4つ葉のクローバーを見つけたとき。
-気難しい上司が嬉しそうに「ありがとう」と言ってくれたとき。
-重いスーツケースを階段で運んでいると知らない人が手伝ってくれたとき。
-ジョッギングで汗をかいたあとシャワーを浴びているとき。
このような状況に置かれた時、あなたはどんな気持ちを抱きますか?嫌な気分になったり、気持ちが沈むことはありませんよね。
好きなものや、好きなこと、楽しいこと、嬉しいことに遭遇すると、あなたの心と体には、プラス感情が溢れます。
「嬉しい」「楽しい」「幸せ」「ありがとう」というような気持ち。理屈で考えるのではなく、あなたが身体全体で、そして心の奥で感じる感覚や氣持ち!これがプラス感情です。
身体の感覚も「ほわーっとする」とか、「胸の真ん中があったかい感じ」とか「安心を感じる」など、人それぞれです。
シミュレーションしてみよう
さきほど、ネガティブ感情に翻弄されてグルグル思考になっている時こそ、プラス感情を活用しましょう、と言いましたよね。では、これから実際にシミュレーションをして、体験してみましょう。
まず初めは、自分がグルグル思考にさせている原因となる場面や誰かの言葉など、ひとつ思い出します。
すると、途端に嫌な気分になっている自分がいますね。
では、次に「自分の好きなもの」「好きな人」「好きな趣味」を目の前にした時の場面や楽しいことがあった場面をありありと思い出してください。その大好きなものがどんな風に見えるか、どんな雰囲気を発しているか、どんな匂いか味か、またどんな楽しいことだったか、など具体的に思い出しましょう。この時あなたは、自分の五感を使っています。(目を軽く閉じると良いです)
具体的に思い出したら、次に大切なのは、あなたがその時に感じた感覚(気持ち)です。
言葉が得意な人は言葉を心の中で言いながら感じましょう。「嬉しい」「楽しい」「ほっこりする」「安心だ」「元気がでる」など、あなたが気持ちを表せる言葉ならなんでもけっこう!
身体で感じるのが得意な人は、身体の感覚に意識を向けましょう。「胸の中があったかい」「体が軽くなる」「スキップしてる」「ほっこり安心する」などなど。
そして最後に、その喜びの感覚に、自分がまるごと包まれているのを感じて、そこに浸っている感じでしばらくゆっくり呼吸してください。
数回ほど呼吸を繰り返したら、目をあけましょう。
とても良い気分になっている自分に氣がつくことと思います。
繰り返しの習慣化が大切
ステップはこれだけで時間もそれほどかかりません。
にもかかわらず、プラス感情を活用する効果は驚くほど大きいです。その証拠に、ほとんどのクライアントさんが、最初に感じた嫌な気分を思い出そうとしても、ありありとは思い出せません。とても小さくなった、消えてしまった、とおっしゃることが多いです。中には、何の場面だったっけ、と忘れてしまう人もいます。
紹介したステップは、セルフでできるものですから、まずはシミュレーションして試してみてくださいね。
そして、最後にひとつ大切なことを記しておきます。
7つの効果ですが、一度試しただけで、すぐに出る効果もあります。グルグル思考が止まる、不安が減る、というのがその代表格と言えます。その他の効果は一度では難しいかもしれません。
そこで強調したい最も大切なことは、このプラス感情活用を「習慣化」してほしいということ。
習慣は繰り返しによって身につきます。
ネガティブな気分に振り回されている時、またはそうなりそうな時には、すぐにプラス感情活用のセルフステップを行ってください。これを習慣として日々繰り返してください!そうすれば、7つの効果を実際に感じる日が必ずやってきますよ。
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