アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

静岡磐田で心理カウンセリング – 自信のなさが消えてしまう理由

こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。

静岡県磐田市北部のお茶畑の一角で、自信がない、不安が強い、自分が嫌い、人間関係が苦手など、生きづらさでお悩みの方々に、心理カウンセリングと心の習慣化でサポートをしています。

そして、このブログでは、このようなアダルトチルドレン特徴を持つ方々に向けて、心のしくみのお話や心を軽くするヒントなどをお届けしています。

本日は、特に「自信のなさ」という感覚について見つめてみたいと思います。

というのも、タオマリエのクライアントさんたちは最初、異口同音に「自信がない」とおっしゃるんですが、その「自信がない」と言う感覚が、半年間のサポートで消えていきます。

そして代わりに手に入れるのは「たぶん大丈夫じゃないかな」というような感覚です。

約半年のサポートで消えていくとはどういうことなのか、そして心の中では何が起こっているのか、ということを二話構成でお伝えしたいと思います。

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自信がないという感覚のルーツ

自信とは何?

まず初めに、自信とは何って考えてみましょう。自信とは、「自分を信じること」だと言えます。

信じる、というと難しく聞こえますが、自分のことを「これでよい」「これが自分だ」「私は私だから」というような感覚的なものです。

あなたはいかがですか?

実際には、その逆に「自分のままではダメだ」「そのままの自分では不十分だ」というような漠然とした不安感を抱いている人が多いのではないでしょうか。

安心感・不安感のルーツは?

心理学では、自分を信じるという安心感やその逆の不安感のルーツは、子どもの頃の自分の親(主に母親)との関わり方にあると考えられます。

子どもは、親との関わりの中で「自分はお母さんやお父さんが求めるような自分(の性格、容姿など)ではない、母に愛されるためには母が求めるような自分にならないといけない」と自然に思い込むものです。

なぜなら、子どもにとって、親に愛されることや、親に関心を持って接してもらうことが何よりも重要で、切実なことだからです。同時に、自分と一緒にいるお父さんやお母さんが笑ってくれていたり、幸せそうでいることが、子どもにとって何より幸せなことなんです。

もともと人間は、触れ合いやぬくもりなど温かい交流のない環境では、心も体もうまく成長できないものなんです。

これについては、心理学用語の「ストローク」という考え方が参考になります。「ストローク」とは、肌の触れ合いや、相手へのまなざしや、挨拶や言葉がけ、といった、言語・非言語の形で、人に与えたり、人から与えられたりするものです。

(ストロークに関する関連記事:「自己肯定感に必要な心の栄養とは」)

子どもは親に愛される自分になろうとする

「お母さん、私を嫌わないで!」

数年前のこと、テレビの健康番組で「偏頭痛」を特集していたのをたまたま見ていました。偏頭痛が治らずあきらめかけていた主婦が、あることがきっかけで、必死の思いで治療できる病院を探し出して克服したとのこと。そのきっかけとは、小学生の長女からの切実な手紙でした。

長女からの手紙は、「お母さんは私のことが嫌いなの?私はお母さんが大好きだから、お母さんに笑っていてほしい。お手伝いをもっとするし、悪いところは直すから、私のことを嫌わないで」というものでした。

長女は、偏頭痛に苦しんでいる母が、嬉しくない顔をしていたり、部屋にこもっているのは、自分のことが嫌いだからと思い込んでしまったのです。

合理的思考がまだできない小さな子どもは、お母さんが悲しんでいたり苦しんでいるのは、自分がいけない子だからと思うことはよくあることです。そしてどうすれば、お母さんが笑ったり喜んでくれたりするのかを、小さな頭で必死に考えるんです。

この意味では「子どもは無条件で親を愛している」と言えます。

この母子の事例は「子どもの心の安心感や不安感が、どのように育ち、またどのようにゆがめられるのか」を教えてくれるものです。

子どもは、周りの人(主に親)との交流の中で「自分のままでいても大丈夫、愛されている、捨てられたり、見放されたりしない」という安心感を持つことができ、そのような安心感が、大人になって自分に対する信頼(自信)を育てるみなもとになります。

この自分では不十分という感覚

自信がないと言う人は「自分はこういう自分だ、でもそれでいい」というような感覚的な安心感が足りていない、ということが言えます。

安心感の代わりに多くの人が持っているのが、「こういう自分ではいけない」「あのような自分でいなければいけない」という感覚なのです。

そしてそれはほとんどが、母親や父親が望むと思える自分を反映したものです。

小さい頃の私たちは、親の望むような子どもでない自分は愛されない、見放される、と感じられ、その絶望を味合わないために自分なりの方法を身に着けていくのです。

「良い子」になると決めた子どもの私

私自身の例では、親が私のことを自慢できる優秀な良い子になる(というか、フリをする)ことを選びました。今何をしたら親が喜ぶか、何を言ったら親が私を自慢に思ってくれるか、ということを考えて行動していたことが多かったと思います。

言い換えれば、絶えず、親の(周りの人々)の顔色をうかがっている子どもでした。子どもらしくわがままを言ったり、甘えたりした記憶はあまりありません。そうやって親を困らせるのはダメな子どもがすることだと思い込んでいたんです。

その理由は、私の母親が「子どもは、人前で恥ずかしくない立派な子どもでいないといけない」という考えを信じていて、親を困らせる(親に恥をかかせる)ような子どもの私に対して、とても非情な態度で接していたから。

母親に冷たく非情に扱われたいくつかの記憶を思い出すと、今でも心に凍ったような風が吹き抜けるのを感じます。そんな時には、子ども心に「愛されていない自分」を感じ、孤独で絶望的な気分になっていたと思います。

どんな記憶かといえば、自転車に足がからまってひっくり返って泣きべそをかいた私を、助けもせずに鬼のような形相で見下ろしていた母。母はすぐに泣きべそをかく子どもが嫌いでした。聞き分けのない子どもも許しませんでした。

買い物に行ったときなど、泣いてだだをこねている子どもがいると、母はよく「恥ずかしい、親のしつけがなっていない」と言っていたものです。

だからと言って、決してすべてに厳しい母親というわけではなく、美味しい手作りのおやつや手作りの洋服を、私と妹に分け隔てなく与えてくれたり、夜なべして温かい毛糸のカーディガンを編んでくれました。立派な子どもになるように、母なりのポリシーがあり、愛情があったと、大人の今の私は客観的に理解できます。

さて、このブログをお読みのあなたに、少し考えてほしいのです。

あなたが、何気なく取っている行動や態度や言葉遣いなど、誰かの目を気にしてそうしている、ということはありませんか?誰かを喜ばせるために、誰かが気分を悪くしないように、怒らせないように、そしてまた、がっかりさせないようにと・・・・

その誰かとは誰でしょうか?考えてみてください。

自信のなさが消えるとは

冒頭で、タオマリエのクライアントさんたちが、半年ほどのサポートによって自信のなさが消えていくとご紹介しました。

これは「自信のない自分」が「自信満々の自分」になった、ということを意味するのではありません。

どのようになるかというと、こんな感じです。

「自信がない、ということが気にならなくなった」「自信がない自分でも別にいいんじゃない」「自信があるとかないとか別にどっちでもいい」「そういうことで悩むことがなくなった」など、クライアントさんからは口々にこのような言葉が聴けます。

自分に自信がない、と悩んでいる人からすれば、そのような悩みがない人は「自信に溢れている」ように見えたりします。若い頃の自分は、そのような人にあこがれたし、どうしたら自信を持てるようになれるのか色々と試したり、実験もしました。(私のプロフィールにも書いています^^)

しかし、心理学を学び、クライアントさんをサポートさせていただく今の私は、多くの人が悩んでしまう自信のなさという感覚は、その人の心の中に自分や他人への安心感(信頼)が十分に育っていないことを反映するものだと実感しています。

私の例で言うなら、泣きべそをかいて親に恥をかかせるような自分はダメだ、そんな自分は信用できない、だから、そうでない「立派な子ども」の自分になろうとする、ということです。そうやって人から(親からの)の信用を得ようとするのです。

では、私のように、自分や人に対する安心感が育っていなかったクライアントさんは、どのようにしてその感覚を育てていき、自信のなさが消えるようになるのでしょうか?

次のブログでまとめてみようと思います。

次のブログはこちらへ「静岡で心理カウンセリングー自信のなさが消える究極の方法)

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