アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

アダルトチルドレンが「自分に優しくする方法」とは – 静岡磐田で心理カウンセリング

こんにちは、汰緒鞠映(タオ・マリエ)です。

今回からアダルトチルドレン傾向をお持ちのあなたに役に立つ「自分に優しくする」という考え方をお話したいと思います。そして、次の記事で、私がクライアントさんのサポートをする中で効果があると思える「自分に優しくする」具体的方法をご紹介していきます。

アダルトチルドレン傾向を持っていない人でも誰でも、ストレスを抱えて、不安になったり、落ち込んだりしがちな日々を送っています。そんな現代の私たちにとっても、とても大切な実践的方法です。ウツになることを事前に防ぐ効果も期待できそうですよ。

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自分に厳しいのはなぜ?

自分を大切にするのはわがままなこと

私が「自分に優しくする」という考え方に初めて出会ったのは、心理療法を勉強し始めた時でした。それまでの自分は、かなり自分自身に厳しく接して生きてきたように思います。

「自分に優しくする」とは言い換えると「自分を大切にすること」です。

え、自分を大切にするって?そんなのわがままだよ、自分のことより人のことを考えなきゃいけないんじゃないの?

もしあなたの頭の中にそのような反応が湧いてきていたら、あなたはきっと親のいいつけをよく聞く「良い子ども」だったのではないでしょうか?

特に人との和をおもんばかる日本的価値観や社会常識で育った私たちは、「人の気持ちを考えなさい」「人に親切にしなさい」と教えられました。そのため、自分の気持ちを後回しにしてしまったり、軽んじたりする傾向があります。

その結果、自分の気持ちを大事にすることが、イコール自分勝手でわがままだ、という誤った思い込みを持ってしまいがちなのです。

私の場合、気に入らないことがあるとすぐにむくれてしまったり、泣いたりする子どもだったので、母から「泣くな」と怒鳴られたり「お前はぞんざいだ」と嫌そうな顔で言われたり、鬼のような顔つきで睨まれたりした記憶が鮮明に残っています。

「良い子」でサバイバルする子ども時代

そんなわけで、私はまずは親を怒らせないため、親を満足させるため、私を自慢に思ってもらうために、勉強や家のお手伝いを頑張る、おりこうさんな子どもでした。

そのような「良い子」で頑張っていた理由は、私は「わがままでダメな自分」だと心の底から思っていたからです。そんな自分を出したら親に受け入れてもらえないとわかっていたから。

私のように心の奥に「本当の自分(ありのままの自分)ではいけない」という信念(ビリーフ)を抱える人は、アダルトチルドレンに多いように思えます。

自分を受け入れてもらえない時、子どもは親の気に入る子どもを装います。そうすることで保護され、大人になるまでサバイバルすることができます。

親の保護下にある時にはそれでなんとか過ごすのですが、大人になってから様々な問題が現れ、生きづらさ満載の日々が待ち受ける、ということになります。

自分に厳しい人の2つの特徴

「完璧主義」と「自己批判」

自分に優しくすることが難しい私たちがよくやっている二つの傾向があります。それは完璧主義と自己批判(自分をディスること)です。

あなたはいかがでしょうか。何でも完璧にやろうとしていませんか?そしてすぐに自分を責めて落ち込んだりしていませんか?

そんなあなたの心は、不安定で、少しのことでグラグラしてはいませんか?

親の気に入る子どもを演じてサバイバルしてきた私たちは、自分に優しくする、というチャンスがないまま大人になっています。自分に優しくすることは、わがままでダメ人間になることだ、という誤解を持ったまま大人の自分を生きていたりするのです。

必然的に、親が愛してくれないダメな人にならないように自分に厳しく接して生きていく方法を選んでいます。そうして無意識に「完璧主義」や「自己批判」をしている私たちなのです。

「自分に優しくする」とは?

セルフコンパッションという概念

自分に優しくする、という概念は英語の「セルフコンパッション」に相当すると考えられます。コンパッションとは、深い同情心や慈悲、哀れみの心、という意味です。悲しみに暮れている人に寄り添ってあげたい、言葉をかけてあげたい、助けてあげたい、という気持ちです。これは誰にもあるものでしょう。

また私たちは、落ち込んだ時には誰かに慰めてもらいたいと思いますよね。実際にあなたにはすでにそのようなパートナーや家族や友人がいるかもしれません。

私たち人間はそのようにお互いに助け合い依存しあう形で、コンパッションを通して安心に過ごしているわけです。

しかしこの場合、最初にセルフの文字がついています。つまり、セルフコンパッションとは、信頼できる誰かがあなたにしてくれるような共感や慰めや励ましを、自分自身に対して向けることです。あなたの大切な人に届けたいと思うような気持ちや態度や言葉を自分に向けることです。これが「自分に優しくすること」(セルフコンパッション)の基本的な考え方です。

他人を思いやることを一番に教えられた私たちには、自分に優しくする、というのは馴染みのない考え方です。だから、そんなのわがままなんじゃないか、自分を甘やかしたらかえってダメになってしまうんじゃないか、と不安に思ってしまう人もいるかもしれません。

でも「百聞は一見にしかず」や「習うより慣れよ」ということわざだってあります。まず実際に自分でやってみること、試してみることが大切です。

自分に優しくする方法3つの実践

タオマリエが考える効果的な方法は次の3つです。

(1)自分の感情を受け止める

(2)事実を認める

(3)自分を褒める

なんだか難しそう!それとも楽しそう!でしょうか?

具体的なやり方は、次の記事でお伝えします。

次の記事:「自分に優しくする3つの方法をやってみよう」

 

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