こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
ブログをご訪問いただきありがとうございます。
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スタートラインは「許す」こと
さあ、許すことから始めましょう。
え、何、許すって、いったい何を?
そうですね・・・・・
それは、あなた自身を、です。
あなたはこれまで、自分を許してこなかった、私にはそう思えます。
子どものころから、誰かが望むように、誰かから言われるように、そして、誰かが満足したり、あるいは誰かが気分を害さないように、悲しまないように、あなたは自分の気持ちや欲求を我慢してはきませんでしたか?
私もそうですが、アダルトチルドレンの子ども時代は、「自分であること」を許されなかったことが多いのです。
「誰か」とは、親だったり、親以外の養育者だったり、家族のメンバーだったりするでしょう。あるいは、学校の先生や友だちかもしれません。
いずれにしても、あなたは「自分のままでいることが私には許されない」と信じて、大切な誰かの前で、その人の望む自分でいようとしてきたのではないでしょうか?
かくして、親の気に入る「良い子」ができあがりました。「良い子」とは、自分であることを自分に許さなかった子どもの代名詞なのです。
そのようなあなたが、今、新しい一歩を踏み出そうとしていると仮定しましょう。
まず最初にやれることは・・・・
「自分を許す」ことです。
「許す」とは受け入れること
ゆるす、には「許す」と「赦す」という二つの漢字と意味があります。前者は「許可する」という意味で、後者は罪や義務を免除する、という意味。
私があなたに提案する「自分を許す」とは、自分であることを自分に「許可」するという意味合いです。
自分が思うままに、感じるままに、自分らしく、いさせてあげる、ということです。別の言葉で言い換えると「受け入れる」。そちらの方がピンとくる人もいるでしょう。
子どもの頃から「良い子」を続けてきたあなたは、「受け入れる」とは全く反対のことをしてきたはずです。
本当の自分を受け入れてこなかった、つまり偽りの自分で生き抜いてきた・・・
だから、あまり馴染みのない方法をこれからやっていこう、と提案したいのです。
それには、環境を整えなければいけない場合もあるかもしれませんね。また、なかなかうまく行かないこともあるかもしれません。誰かの抵抗に遭うことも起こりうる。
でも、覚えておいてください。
あなたの気持ちはあなたが決めていいのです。誰かの顔色をうかがって決める必要など何もないのです。どう思われるだろうか、なんて心配しても、相手の気持ちは相手にしかわかりません。
自分を受け入れるためにすること
否定している自分に氣づこう
「許しましょう」「受け入れましょう」の意味はなんとなくわかりましたよね。
でも実際何をしたらいいのでしょうか?そんな疑問をお持ちのことでしょう。
いくつかのステップを踏んでいくことになりますが、最初に確認してほしいことがあります。
それは・・・
そのままの自分を許していない自分に氣づく!!
自分を許していない(受け入れていない)人は、自分の状況に意外に氣づいていないことがあります。そして、そのことに氣づかずに何をやっているかというと・・・・・
「自分の否定」です。
例えば・・・ 私って頭が悪い、私って性格可愛くない、私ってわがままだ、私ってダメ人間だ、私って何の取り柄もない、私ってネガティブ人間だって。
そんな私は「許せない」「受け入れられない」わけです。
タオマリエを訪ねてくださるクライアントさんの心を心理セラピーでさぐっていくと、その自分否定のルーツは自分以外の人からの言葉や態度や行為であることがわかります。
母親からいつも言われていた言葉、あるいは何気ない態度や、一瞬の表情など・・・・・
子どもの頃、そのままの自分を許してもらえなかったため、自分でも自分らしさを許すことを止め、そして代わりに、自分を否定することを選んだのです。そしてそのまま大人になった。
そんな自分であることに氣づきましょう。
否定している自分を許そう
そして、次にすることは、「否定している自分を許す・受け入れること」!
自分を否定している人は、自分の嫌いな部分を見たくない、と思って排除しようとします。だってそうですよね、受け入れられないんですもの。
でも、ひとつ注意する点があるんです。
それは、「頭が悪い」「性格が可愛くない」「わがままだ」などというのは、事実ではありません。
自分のことを「頭が悪い」と思っている、ということであって事実ではありません。自分のことを「性格が可愛くない」と思っているだけ。「わがままだ」と思っているだけ。
そして、さらに正確に言うならば、その考えは、親かまたは別の大人が、あなたに押しつけた考えなのです。
このように聞いて、子ども時代の出来事や思い出がよみがえってくる人もいるかもしれません。
自分にかける言葉のチカラ
さて、わかっていただけたでしょうか。
否定する自分の部分(個性)は、主に親などの意見や感情をそのまま取り入れたものだということを。
あなたはそれを信じ込んでそのまま大きくなってきたのです。そのような思い込みはビリーフと呼ばれ、心の奥底に抱えているため、本人もなかなか氣づくことができません。
でも、幸いにも、事実ではなく思い込みであるビリーフは、書き換えることができるのです。
タオマリエの心理セラピーでは、心の底のビリーフを変えるサポートをしています。
クライアントはまた、心理セラピーとは別に、ひとりでできる「心の習慣作り」を身に着けるよう促されます。その習慣のひとつが「否定している自分を声かけによって許す」方法です。
例えば、「自分ってわがまま」だからと否定している人の場合。
そんな自分に優しく声をかけましょう。口に出しても出さなくでもどちらでもOK. そして、否定している自分にとにかく寄り添いましょう。
「わがままだからダメって思ってるんだね」
「そうなんだ~、そう思ってるんだね」
「それでもいいんじゃないかな」
「そういう自分だっていいんじゃない」
「そういう自分を許そうよ」
とにかく、否定している自分を否定せずに、受け入れます。
ダメな自分でいることを許しましょう・・・・・
この時に、小さな自分に声かけているように、胸にまくらとかクッションを抱くのもおススメです。もちろん、座って空想したままでもできますよ。
どんな変化が起こるのか
心理セラピーとセルフでの声かけで、とても多くのクライアントさんに変化が起こっています。
☑ 自信がない私でもいいと気がついたら思えていた。
☑ 自分はこのままでいいと自然に思っていた。
☑ 子どもが元気でのびのびと明るくなった。
☑ 職場で、自分のペースでやれてるんだ、と落ち込まなくなった。
☑ 先輩に怒られても、自分を責めるひとり反省会をしなくなった。
☑ 笑顔でいる時間が長くなった
など。
否定する自分を受け入れるようになると、このような変化は誰にも自然に起こってくるのです。
まだ「許す」のは恐いですか?
自分をずっと否定してきたあなたにとって、自分を許すことはそんなにハードルが高いでしょうか?
もしそうだとしたら、心理セラピーのサポートによって、自分の心に向き合い、寄り添う方法を選ぶのが賢明です。
また、上記の3.1から3.3で述べた方法を継続して行うことで、心に変化が現れてきます。
あなたの心はもともと、しなやかで回復力を持っています。手の指をけがしてしまったら、あなたの体は持てる働きを総動員して、その傷を治して修復しようとします。心だって同じです。自然に治っていこうする力が備わっています。
だから、その力が働きやすいように、「ずっと否定してきて、今も否定している自分」を許していくことがまず、最初の一歩なのです。
さあ、スタートラインにつきましょう。
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