自尊心を取り戻すための3つの習慣 - 静岡で心理カウンセリング
2024.12.7
こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
磐田市北部のお茶畑の一角で、生きづらいお悩み人を心理セラピーと心の習慣化トレーニングでサポートをしています。今日もあなたのヒントになるお話をお届けしたいと思います。
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Contents
あなたの自尊心は高い?
自尊心とは
今日は「自尊心」について考えてみます。心理学の分野では、自尊心とは「自分の能力や他者による評価など、何らかの根拠をもとに自分自身に対して抱く感情」と説明されます。
自分に対してポジティブな感情を持っている人は「自尊心が高い」と言うことができます。
あなたは自尊心はどうでしょう。高い?それとも・・・・・
自己肯定感との違い
自尊心とは別によく聞かれる言葉に「自己肯定感」というものがあります。タオマリエの記事では自己肯定感について何度も取り上げてきました。
自尊心と自己肯定感はよく似ている感覚です。自尊心が高い人は自己肯定感も高く、自尊心が低い人は自己肯定感も低いと考えられます。
この二つの違いを私たちはあまり気にしないですよね。英語で言うと二つとも”Self-esteem”という同じ言葉で表すことができます。自分を肯定的に認めて受けとめることを意味します。
しかし大きな違いがひとつあります。それは、自尊心が「能力」など目に見えることや、それに対する人からの「評価」や「承認」という点と結びつきが強いということ。それに対して自己肯定感は、能力の大小にかかわらず、自分の欠点も含めてどのような自分であっても、自分で自分を認められる感覚です。
つまりは、自尊心は外から自分を見ていて、自己肯定感は内から自分を見ている、というイメージで想像すると違いがわかりやすいかもしれません。
どちらも大切な欠かせない感覚
いずれにしても、私たちが精神的に安定して生きていくためには、どちらも大切な欠かせない感覚といえます。そしてそのどちらも、子どもの頃に種がまかれ、その後周りの環境によって、大きく、丈夫に、あるいは場合によってはひ弱に育っていく、と言えるでしょう。
この二つはともに「自信」という感覚に強く結び付いています。タオマリエを訪ねてくださるお悩み人たちは、ほぼ全員の方が「自信がない」とおっしゃいます。私もかつてのお悩みはまさにそれだったので、その感覚がよくわかります。
というわけで、本日のブログでは「くじけてしまった自尊心をどうやって回復するか」ということに焦点を合わせて続けていきますね。
自尊心を回復するために必要なこと
「お子さんにどうなってほしいですか?」
すでに今は成人している私の娘が小学校1年生の時に、家庭訪問で担任の先生から聞かれた質問が「お子さんにどうなってほしいですか?」というもの。言葉を正しく覚えているわけではないけれど、母親として子どもに何を望むかと聞かれたと記憶しています。
私の答えは、「何でもいいから何かひとつを頑張って身に着けて自信も持って、そのことで誇れるようになってほしい」という感じでした。それはその当時の私の生き方で、娘にもそれを望んでいたというわけです。
今思えば、これは「自尊心」をことを話していたんですね。その時は意識していませんでしたが。
自分を誇れる何か
何かを頑張って身に着けたり上手になることで、その人は能力的に人から評価されます。すると「自分ってできるじゃん」と感じられるし、人からも認めてもらえます。それはその人の自信の構築にも大きな力になります。
自分を誇れる、というのは、人によっては、自分の容姿や性格など、特に努力なしでももともと持っている場合もあるでしょう。
自分の価値が、能力であれ、生まれ持った容姿であれ何であれ、それによって「自分を誇れる」ことができて、そのような自分を肯定的に受けとめられることが自尊心の土台になっていると考えられます。
自分を誇れる何かを見つけよう
というわけで「自分を誇れる何か」を見つけることで、あなたの自尊心は回復に向かっていきます。もし自尊心がもともと育っていない、と思えるなら、これから見つけていくのはどうでしょう。
自分を誇れる何かというと、素晴らしい才能とか技術とか、人より一段と優れていないといけない、と思ってしまうかもしれません。
もちろん、それでもいいですが、ハードル高いですよね。
自分を誇れる何かを見つけるのは、あなたが思うほど難しいことではありません。これからあげる3つのポイントを心にとめて、自分のことや周りのことをぜひ眺めてみてください。
自尊心を取り戻す3つのポイント
(1) 人より優れている必要はない
自分を誇れる何かは、それがあることであなたが自分を肯定的に受けとめられる、ということが大きなポイントです。だからその何かは、ほかの人より優れているとか、平均的以上だとか、そんなことは気にする必要はありません。
誇れる、というと素晴らしく良いこと、というイメージが湧いてしまいますが、それよりも自分が「楽しい」「嬉しい」「幸せ」と感じられるもの・こと、という観点でとらえましょう。
「特技」とか「得意技」があれば、それも十分「自分を誇れる何か」です。
小さなことでいいんですよね。例えば赤ちゃんをあやすのが得意、とか、なぜかおばあちゃんに好かれる、とかね。
(2) 同じで土俵で比較しなくていい
自信がない、と悩んでしまう人は、例えばお話が上手で皆に好かれる人を見て、「あの人はすごい、私はあんなことができないからダメだ」と考えがちです。自分はあの人のように何かができないから、自分には価値がない、と思い込んでいます。
でも、それは同じ土俵に立って比べているってことです。人それぞれ活動や活躍の土俵は違うのだから、別の誰かと比べる必要はありません。
むしろ、違う土俵を探しましょう。誰かが得意なことをあなたが苦手でも、あなたが得意なことは他の人がむしろ苦手だったりしますよね。
お話が上手な人は、人の話を聞くのは苦手と言われます。反対にお話をするのが苦手な人は、むしろ「聞き上手」だから相手から喜ばれていたりするんですよね。
(3) 自分を肯定してくれる人を周りに探す
あなたの家族や、友人や同僚はどんな人たちでしょう。あなたのことを好意的、肯定的に認めてくれる人たちですか?
もしそういう人がいれば、その人たちの力を借りましょう。その人たちは、あなた自身が気が付かない、あなたの良いところやユニークなところをちゃんと見てくれています。時には辛口のアドバイスもされるかもしれません。でもそれはきっと、あなたのことを真剣に考えてくれているからだと思います。
自分を認めてくれ大切にしてくれる誰かがいることは、私たち人間にとっては想像以上に大切です。そうやって認めてもらうことで自尊心は育っていきます。あなたのことを大切にしてくれる人を、大切にしてください。
今回は「自分を誇れる何か」を得て自尊心を回復するための、3つの小さな心の習慣をご紹介しました。きっとすでにあなたは「自分を誇れる何か」を持っているはずです。それに気づいていなかっただけかもしれません。この記事があなたの自信を取り戻すヒントになれば嬉しいです。
*自己肯定感に関する参考記事をどうぞ
『自己肯定感が足りないと感じる時、あなたの中の子どもを探そう』
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このブログを書いた人
アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)
20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。
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