改善事例 - アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

改善事例のご紹介

誰にも打ち明けられない「自信のなさ」
自己否定と自責により、毎日ひとり反省会
一時的な癒しに過ぎなかったと氣づいた
お姉ちゃんなんだからしっかりしなさいと育てられ
相手を許せないという気持ちが消えて軽くなった

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自信がない、自己肯定感が低い、人と比べて落ち込んでばかりのマイナス思考のあなたへ

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【ご感想】徐々に不安が減り、大人数での違和感がなくなりました

【ご感想】徐々に不安が減り、大人数での違和感がなくなりました

私のクライアントさんは県内の方がほとんどですが、静岡県は東西に長いので、県内とは言え、片道1時間もかかる中東部から通ってくださる方もいます。

およそ1年と2か月間、遠距離にもかかわらず、地道にプログラムを続けられたHさんからのご感想を以下にシェアいたします。

Hさんの子ども時代のお話をうかがうと、自分らしくいることや自分の望むことを否定され、抑えつけられたまま、迷路の出口がわからず途方にくれている小さな女の子のイメージが思い浮かびました。

彼女が長年苦しんできた「生きづらさ」のルーツがそこにありました。

Hさんの「生きづらさ」は集団の中での疎外感や不安、自信のなさ、自分がわからない、など。子ども時代を奪われたアダルトチルドレンに特有のものです。

心理セラピーでは、彼女の心の奥にいる傷ついたインナーチャイルド(心の中の子どもの自分)を癒すためのワークに時間をたくさん取りました。

インナーチャイルドが抱える寂しさ、孤独、不安、本当はどうしたかったのか・・・Hさんの心の奥にしまわれているものを、ていねいに扱っていきました。

「しなやかな心の習慣作り」の7回のサポートを経て、ご自分の傷つきと向き合い、いろいろな気づきを得ていかれたHさん。プログラムを受けてから、不安になることもだいぶ減り「それでいいんじゃない」と思えるようになったそうです。

現在は都合で心理セラピーを小休止されていますが、暖かくなったら再開の予定。

彼女はすでにこれまでのプログラムで、自分の心の大地に太陽の光やたっぷりの水を与える方法を学んだので、きっと失われていた自分らしさを取り戻して、これから、もっともっと自分らしく輝いていくはずです!

春になると、芽が吹いてつぼみが花を開かせるように!

Hさんに心からエールを送ります。

【ご感想】一年前とは少し変わった自分になった気がします

【ご感想】一年前とは少し変わった自分になった気がします

あなたは人に褒められたりした時、その言葉や気持ちを素直に受け取ることできますか?

私たちって意外に、けっこうな受け取り下手だったりしますよね。

人に褒められることが苦手で、自分について良いことを言われても、きっとお世辞だなんてその言葉を疑ったりしてしまいます。いや、それどころか、勝手に自分のことを卑下してネガティブになって落ち込むことだってあります。

磐田市にお住まいのR.S.さん(女性)は、そのような「受け取り下手」な生き方をされてきたようです。職場でのイジメや人間関係の板挟みで、心身の調子を崩して休職していた時にタオマリエを訪ねてくれました。

そして「しなやかな心の習慣作り」プログラムを決心され、心理セラピーやセルフワークにコツコツと取り組むことで、気持ちの切り替えが上手になっていかれました。

約半年間のプログラムを終了したR.S.さんのご感想をご紹介します。

初めてタオマリエを訪ねてくださった時から約9ヶ月がたった今、彼女は地道な就職活動のかいあって新しい職場が決まり、仕事を再開されています。

心理セラピーと習慣化プログラムを通じて、ネガティブに陥りやすい自分の気持ちをきちんと受け入れることや、偏ったものの見方ではなく、ニュートラルな考え方を学んだことが、今のご自分にとても大きな支えとなっていらっしゃるようです。

再出発されたR.Sさんに心からのエールを送ります。

【ご感想】今まですべてを嫌ってきた自分自身が一番の理解者だと氣づけました

【ご感想】今まですべてを嫌ってきた自分自身が一番の理解者だと氣づけました

私たちはとても自分に厳しいと思いませんか?

少しの間違いも失敗も、許すことなく、自分のことを決して満足せず、情けなく思ったり 批判したり・・・ 自分を完全に否定してしまうことすらあります。

このような「自責」という良くない心のクセを誰しも少なからず持っているのですが、それが行き過ぎると毎日はつらくなります。

マイナスな事柄ばかりに注意が行き、暗い気分になるし、他人との交流もうまく行かなくなります。

ネガティブサイクルにはまってしまうと、抜け出すことがなかなか難しくなるんですよね・・・・・

でも、カウンセリングなどをきっかけに、自分が自分をどのように思っているか、そして 扱っているか、ということに気づき始め、良い心の習慣を練習していくと、これまでと違う方向に舵が切り替わり、徐々にプラスのサイクルに移っていくことができます。

人の心は、そのような「しなやかさ」を持っています。

2021年6月から11月までの6か月間、タオマリエの「しなやかな心の習慣作り」に取り組まれたクライアントのT.Sさん(40代男性、磐田市在住)。

プログラムを終了され、ご感想を書いてくれましたのでシェアいたします。

T.S.さん、ご感想ありがとうございました。

T.S.さんは特に心の中に残されている傷ついたインナーチャイルドをなだめ、励まし、癒す方法にコツコツと取り組みました。6か月たった最近では自分の日々の習慣として無理なく取り込んでいて、心の安定が大きく増した印象を受けました。

自責でマイナス思考で、思いつめた人であっても、方法を知って取り組めば、しなやかな心の自分を取り戻すことができる!T.S.さんの体験は、このことを私たちに教えてくれています。

どうぞこれからも、ご自分を一番の友人として、大切にしていってください。

【ご感想】一番辛い時期にいろいろな氣づきをいただけました

【ご感想】一番辛い時期にいろいろな氣づきをいただけました

職場の人間関係は繊細なパワーバランスや、無神経なハラスメントなどのさまざまな理由で、お悩みの中でも重みを持つことが多いです。

そもそも、仕事とは私たちにとってどんな意味を持つのでしょうか?

いきがい?
能力の証明?
お金を得る手段?
社会的貢献?

いろいろな答え方があると思います。

今の私は・・・・そうですね、こんな風に答えます。

「自分のことを教えてくれる機会」

自分の考えかた、感じ方、生き方、相手とのスタンスの取り方。自分の様々なものが仕事をする自分を通して映し出されるように思えます。

・・・・・

今年の4月にタオマリエを訪ねてくださったクライアントのNさん(女性、掛川市在住)は、『人生でいつも同じことが起こるのでもう乗り越えたい』とタオマリエのプログラムに申し込まれました。

Nさんのお悩みを伺っていくと、仕事や職場の人間関係では「自分が我慢すればいい」という自己犠牲の考え方が根本にあることがわかりました。

人とのお付き合いでも自分を後回しにして、相手の都合を優先するスタンスのようでした。

不平や不満も言わずに冷静に仕事をこなし続け、相手の無理難題を聞き続け・・・

これでは体や気持ちのバランスが崩れてしまうのも無理ありません。

Nさんには自分の気持ちや欲求を大切にすることをテーマに「しなやかな心の習慣作り」に取り組んでいただきました。

初めに心理セラピーでは、Nさんの今の人生スタンスが形づくられるもとになった子どもの頃の経験にアクセスし、インナーチャイルドの声に耳を澄まし、深い悲しみや憤りを解放しました。

また、溜め込みがちな感情を処理する方法を練習して、今現在の心のバランスを整えることを目指しました。

さらには、自分で良い気分を作る方法やワークにもチャレンジしていただきました。

そのひとつとして夜寝る前に、一日を振り返って嬉しかった小さな出来事を3つ思い出す、という方法を提案しました。

このワークで大事なのはその出来事が起こった時の自分の気分や身体の感覚に 意識を向けることです。

その時の自分のワクワクした気持ちや、体の感覚に気づくことが大きな意味を持ちます。

何故なら、嬉しかった出来事を思い出すと、その時の気持ちや感覚が自然によみがえり心と体を満たしてくれる!

ハラスメントをしてくる相手や嫌なできごとにとらわれる自分から解放される!

良い気分は自分でいつでも再現することができ、自分の心と体を癒してくれ元気を与えてくれるから!

・・・・・

先月、6回のサポートが終わりご感想をいただきましたのでシェアいたします。

Nさん、ご感想ありがとうございました。

最終のセッションの日、良い気分を自分で呼び起こして再現するワークをご一緒した後、どんな気分ですかとお尋ねすると、『心が開かれる感じです』と笑顔で教えてくれました。

その表情を見たとき、ああ、ご自分が持っている力に気がつかれたかもしれない、 と感じました^^

6か月間ありがとうございました。

【ご感想】こんなにも心がラクになるんだなあと思いました

【ご感想】こんなにも心がラクになるんだなあと思いました

あなたは心理カウンセリングやセラピーに対してどんな印象を持っていますか?

風邪をひいたり不調な時にはお医者さんに行くのは別に普通のことだけど、カウンセリングや心理セラピーは特別なことのようにとらえていませんか?

そういうところにお世話になる自分は「弱くて情けない」なんて?

身体が不調になるように心だって不調になります。

それなのに、心が不調な自分は許されないし、がっかりしたり、認めたくないって思ったりもする・・・・・そういう気持ちは誰にでもあるかもしれません。

あなたはどうでしょう。

2020年9月にタオマリエを訪ねてくださり、「しなやかな心の習慣作り」に取り組んでこられた浜松市にお住まいのMさん(女性)。

8か月間のサポートが終わり感想を寄せてくれましたのでご紹介しますね。

Mさん、ご感想ありがとうございました。

変わっていきたいと決意し、迷いながら、ためらいながらも、途中であきらめることなく自分を信じ続けたMさん。

心の奥にくすぶっている痛みやつらさにも臆病にならずに寄り添い、受け止め、自分を許し、癒していくことを体験された8ヶ月でした。

セラピストの私もセッションの回数を追うごとに気付きや変化を得ていくあなたに、勇気と癒しをもらいました。

【ご感想】ほとんど無理しない状態で日々が過ごせるようになりました

【ご感想】ほとんど無理しない状態で日々が過ごせるようになりました

タオマリエが「幸せ」ってどういう状態だろうと考える時に、いつも心に浮かぶのは 「心が安定している」ということ。

心の安定があると、たとえ何か問題が起こっても自分の取り組み方や行動にブレが生じにくいし、絶対の根拠ではないけれどなんとなく「大丈夫、何とかなる」と自然に思えたりするものです。

それって、自分にとって、とても大きな力ですよね。

そして、家族や、友人や仲間など、自分にとって近い人と 信頼関係や、尊重し合う関係を育てていく時にもとても重要なものです。

やはり、「心の安定」は人が幸せな状態でいる時の必要条件ではないかと思えてきます。

2020年の10月に「しなやかな心の習慣作り」で心理セラピーと習慣化トレーニングを開始されたTさん(浜松市在住、男性)。セッション7回を終えたところでご感想をいただきましたのでシェアいたします。

Tさん、ご感想ありがとうございました!

これまでは、仕事の時と家庭にいる時のご自分のバランスを取るのに苦労されていたTさんでしたが、7回目のセッションではご本人からこんな言葉を聞くことができました。

「心の中の平和のウェイトが
増えてきました」

「家族と一緒にいるのが
安らげる空間です」

それをうかがって、私もとても嬉しくなりました。

Tさんは現在「しなやかな習慣作り」プログラムを終了後、メンテナンスのためにセッションを継続中です。これからも、Tさんの変化を応援し続けていきます。

誰にも打ち明けられない「自信のなさ」

フラワーデザイナ―としてクリエイティブな作品を作り続けるキャリアウーマンであり、中学生の娘さんの良き母親であるRさん(40代)が、誰にも打ち明けられない「自信のなさ」に悩んでいたところ、タオマリエの心理セラピーをきっかけに、根本から変わったケース

Rさんとは、地元の起業家セミナーで席が隣になり同じグループでワークをしたのが初めての出会いです。その後タオマリエのブログを愛読してくださり、「マリエさんなら信頼できると思い、思い切って」と、心理カウンセリングに申し込んでくださいました。Rさんは、第三者から見ればすでにフラワーデザイナーとして成功している方、お悩みなんてないだろう、と誰からも思われていたようです。

実はRさんは、起業家セミナーの主催者から、次の会で皆の前で体験談を話してほしいと頼まれていました。でも、良いお返事ができなかったことに、ご自分自身ジレンマを感じていたそうです。そんな時にタオマリエと同席する機会があったのだとわかりました。Rさんのお悩みは「周りから見ると一見成功しているように見えても、自分ではそう思えず上ばかりを見て自分に欠けていることが多くて悲観してしまう。自分を丸ごと受け入れることができない」「自分をよく頑張っていると思える自分になりたい」ということでした。


とても真面目で努力家のRさんは、フラワーデザインの道でも地道な下積みで実地に学んで着実に才能を伸ばしてこられました。しかし、ヒアリングを行うと、凛として涼しげな笑顔のRさんからは想像もつかないような暗い時代があり、それを乗り越えて今に至っている、ということがわかりました。

「自信がなく、周りの目や評価を気にしてしまう自分をなんとかしようと自分なりにやってきて、もう克服できたと思っていたんですが」というRさん。どんなことをされていたか伺うと、半年間毎日ノートに書き出しをして、今日あった嬉しいことや、ありがとうと言ってもらえたことを書き綴っていた。そうすることで「私ってこんなにも素敵な方々に囲まれている、そして自分も誰かを笑顔にしているんだと実感することができ、自己肯定ができるようになったし、幸せを感じることができた」そうです。Rさんらしい誠実で真面目な取り組みをされていたんです。半年間毎日書き続けることができる人はなかなかいないと思います。

「でも、やっぱり私はしっかり抜け出せていないんだ」と、講演の依頼をされて動揺する自分に直面したことで、改めて「まだ克服できていなかった」と気づいたということでした。たしかに、自分の思いや出来事を言葉に綴っていくという方法は、自分の氣持ちが見える化されるし、出来事も言葉によって整理されるので、感謝の念や幸せな感覚を覚えるようになる、という大きな効果が得られるでしょう。その方法を半年間続けていたRさんは、もう自分は大丈夫、と感じていらしたのかもしれません。でも、心の奥底のことについては専門家の力を借りることが賢明です。自分ひとりでは氣づかないしわからないことが多いのです。そのことを理解した彼女は、タオマリエの心理セラピーで根本から変わろうと決心した、というわけでした。


心理セラピーセッションでは、Rさんの複数のマイナスビリーフをひとつずつていねいに扱っていきました。「自分に自信がない」「やっても、やっても、自分を認められない」という感覚には、幼少期から多感な中学高校時代にかけ、母親に認めてもらいたいのにそれが叶わなかった体験が紐づいていることがわかりました。Rさんのように、自分に兄弟がいて、その兄弟が特別扱いされていたり、とても優秀だったりして期待されていると、親の愛情や関心が自分に向けられていないという欠乏感を抱くことがあります。Rさんもその例にもれず、自分に興味を持ってくれない(と思える)母親に対して、とても寂しい気持ちを感じて過ごしていたんですね。

「よく頑張ったね」とお母さんに褒めてもらいたかった、そのために今も頑張っているRさん。でも、頑張っても頑張っても、まだまだ、ダメだ、自分で自分を受け入れられないのは、お母さんに認めてもらう、という叶わない気持ちを無意識にずっと抱えているからです。そして、認めてもらえない(言い換えると「愛されない」)のは、「自分が価値のない人間だからだ」と子ども心に思い込んだからなんです。その後成長するにつれ、さまざまな体験とともに、「自分は重要な存在ではいけないんだ」という誤った信念(マイナスのビリーフ)を強化してきたのでした。

Rさんには「人生の失敗」ととらえている出来事がありました。それは、高校受験で母親が勧める学校に受からなかったため「世間体が悪い」と母から言われたこと。その悲しく傷ついた体験をセッションで扱い、Rさんのマイナスビリーフを書き換えることを目指しました。受験の失敗を負い目に感じていたRさんでしたが、セッションの後、受験の失敗は、自分の人生の失敗でも何でもない、と思えるようになりました。

また、別のセッションでは、自分の心の中にいる「認めようとしない」存在と対話しました。その存在の口ぐせは「ちゃんとしなさい」。その存在は100%満足させようとしても、決して満足してくれないから、心の中でいつも闘っているのです。その存在こそが、Rさんの子ども時代のお母さんでした。セッション中の対話で、「ちゃんとさん」と命名した存在を小さくしていくワークを行いました。

合計4回のワークで、Rさんの「自信がない」「頑張っているのに自分を認められない」というお悩みがかなりすっきりしたのです。


数回のセッションで、Rさんはすっきりと氣持ちの整理ができ、自分を信じて進んでいけばいい、という強い確信を持つことができました。もともと意志が強く計画的な彼女ですが、自分のやっていることに自信が持てるようになったし、自分を大切にできるようになったと、おっしゃいました。

セッションが終了した後も、Rさんとは同じ起業家仲間として、イベントでお顔を合わせることもあり、前にも増してパワーアップしていている様子や、母親としてもとても自信に溢れ充実していることがうかがい知れました。昨年暮れに一度お会いしてお話することがあったのですが、ご本人から嬉しいことをお聞きできたのです。

心理セラピーを受ける前は、地元にも起業家がたくさんいる中で「自分なんてまだまだ」という気後れのようなものを感じていたが、今はそのような感覚がなく「私でよかったら」と自然に思っていることに氣づいたそうです。心理セラピーセッションで扱った「ちゃんとさん」はもう消えているようですね!その代わりに「自己肯定感」が根を張ったのだといえます。

そしてRさんは、少し恥ずかし気に、でも誇らしげに「作品の値上げができたんですよ」と教えてくれました。これまでは「私の作品で、そんなにお金をいただいたら申し訳ないと思っていたけれど、それだけの価値あるものを提供できているという気持ちになってきたので・・・値段をあげても、皆さん買ってくださるんですよね」とRさん。

「自分は重要であってはいけない」というマイナスビリーフがほぼ消えて、ご自分の価値を受け止めることができているんだなあと、とても幸せな気分で聞いていると、「今度、市内の中学校からの依頼で、“フラワーデザイナー”という職業について、2年生の生徒さんたちにお話しすることになりました」というお知らせも。「私でお役にたてるならと迷わずお引き受けしました」とのこと。ああ、もう「克服されたのだな」とわかった瞬間でした。

自己否定と自責により、毎日ひとり反省会

自己否定と自責により、毎日ひとり反省会をしていたYさん(病院勤務、30代)が、心理セラピーで未消化の感情を処理するプロセスを経ることで、「今の自分を認められる」ようになり笑顔の時間が増えたケース

病院で事務の仕事をしているYさんは、人付き合いのお悩みをお持ちでした。職場では主張が強い人が周りに多くいて疲れてしまうし、自分のミスで回りに迷惑をかけてしまうことがあると、「この場にいたくない」「逃げ出したい」という気持ちになり、ひとり反省会をして毎日を過ごしていらっしゃいました。

これまで心理セラピーやカウンセリングなどを受けた経験はなかったため、彼女は私の心理セラピーにこんな期待をしていたようです。それは、「心理セラピーを受けることで自分の感情を抑えつけられれば、不安やイライラをなかったものに出来るんじゃないか。何も感じず、何も考えなければ楽になれる。だから、自分の感情をコントロールするすべを教えてもらおう」というものでした。


最初は、自分の悩みの内容や氣持ちをなかなか話せなかったYさんです。心理セラピーは初めてだったということもありましたが、そもそも「悩みなどは人に話すことでなく自分で処理するものだと思っていた」という理由がありました。彼女にとって、セッションで悩みを言葉にすることはとても勇気が必要だったのです。

それでも粘り強くご自分と向き合っていきました。そして、ご自分と向かい合ううちに、「感情を抑えつけようと思うことで、自分を否定して、かえって苦しめているのだ」ということに気づかれたんです。

自分と向き合う、というと厳しい印象を持たれるかもしれませんが、もっと優しい言い方をするなら「自分の感情や気持ちにひたすら気づいてあげる」ということなんです。

Yさんの自己否定はとても強く、「自分はまともなことができないダメな人間だから、誰にも受け入れてもらえない」という固い思い込みを持っていました。それは、Yさんが子どもの時に繰り返し起こった「出来事」や受けた「言葉」によって形成されてきたものでした。強い感情が伴うような出来事があった時に、感情を抑え込んでしまうと、開放されずに身体の奥に残り続けます。

Yさんが誰にも言わずに抱えてきた様々な出来事と紐づいている感情を、毎回のセッションでていねいに扱っていきました。心ない言葉や不当な扱いへの怒り、関心を向けてもらえない悲しみ、ひとりで取り残されそうな怖さなど・・・。未消化だった感情を開放していくうちに、Yさんは自分に対する氣づきを深め、氣持ちの変化を示し始めました。セラピーを受ける前は、「出来てないのは自分の努力が足りない、自分が悪いせいだ」という考え方しかなかった彼女ですが、自分をそのまま受け止める、という気持ちに次第に変わっていきました。


6回のセッションを重ね、抑えこんでいた感情を開放するプロセスを経て、「ミスをしても頑張っている自分を認めてあげよう」と思えるようになったYさんは、職場の現状が変わったわけでもないのに、心が驚くほど軽くなったということでした。

自分のミスや相手の反応もあまり気にならなくなり、自分を責めることが減ったそうです。以前は毎日落ち込んでいたけれど、その頻度が減りました。職場では、嫌な人もいるけど、優しい人が多いなと気づけるようになり、これまでのように悪いことを考えてどんどん自分を追い込むこともなくなりました。少しくらい怒られてもあまり気にしません。そして自分が笑顔でいられる時間が増えたそうです。

初めて面談した時には、常に緊張気味の表情のYさんでしたが、セラピー終了の半年後に再びお会いした時には、ナチュラルで落ち着いた印象にすっかり変わっていらっしゃいました。

一時的な癒しに過ぎなかったと氣づいた

自分の重い悩みを誰かに聞いてもらって共感してもらえることで解決しようとしてきたが、それは一時的な癒しに過ぎなかったと氣づいたケース

約二年前、介護関係のお仕事をされていたKさん(50代)は、抑うつ症状のため休職していらっしゃいました。体も心もオーバーヒート状態となってしまい、意欲低下や将来への不安を抱えるようになったのです。

それまでの周りの人との関係では、仕事のことや家族のことなど、自分の重い悩みを誰かに話して受けとめてもらい、癒されたい、心が満たされたい、という気持ちが強くありました。

その理由で、マッサージのはしごもよくやっていました。話を聞いてもらって共感してもらえることで自分の悩みを解消しようとしていたのですが、結局は、自分の内面を見つめようとしないで癒しだけ求めても何も変わらないのではないかと、考えるようになったそうです。

思い描く夢や計画もあるのに、なかなか実行に移すことができません。でも、専門家の力を借りればできるようになるかもしれない。うまく行かなかったとしても、それは自分の責任だ!と思い切って心理セラピーに申し込んでくださったのです。


セッションを受け始めて4か月ほどは、何かが変わった、という実感がまるでない様子でした。Kさんの場合は子どもの頃から、親や近所の人、そしてクラスメートからも「粗末な扱いをされてきた」という思いを抱いており、大切にしてもらえない自分は「ダメな子」で、自分に自信がなかった分、大人になったKさんは「良い人」で過剰に頑張ってしまうようになっていたのです。

「ダメな子」というレッテルを貼ったまま、その上に「良い人」の目隠しのレッテルまで貼っていたのです。ブレーキをかけたままアクセルを踏み続けていたというわけです。「ダメな子」から「ありのまま」の自分へと回復していけるようにセッションを行いました。

Kさんは劇的な変化が訪れるのを期待していらしたようですが、その変化は、実はじわじわと足元から近づいていました。

まずはご自分の行動に現れ始めました。仮面夫婦を続けていた環境から、ひとり暮らしを始められたのです。節約をしながらも自分だけの収入でやっていることが楽しく感じられ、不安があるけれど「何とかやっていくしかない」と思えるようになってきました。そして6回目の最後のセッションでは、ようやくご本人の口から「安定している」という言葉を聞くことができました。これまでは、悩みに埋没していた自分が、出来事を俯瞰しているようになってきたそうです。


2年前、1月から始めた約半年間のセッションが終わり、その年の暮れに一度Kさんにお会いしました。驚くことに、雰囲気が別人になったような、劇的な変化をされていました。新しい彼ができて楽しい時間を持てているとのこと。悩みを打ち明けるというような依存的な関係ではないということでした。

そして、さらにはその一年と4か月後にまたお会いする機会がありました。すでに副業として、勉強を続けていたマッサージの仕事を始めていらしたのです。とても生き生きとして人生を楽しんでいるように見え、さらに肩の力もすっかり抜けて自然体のKさんになっていました。いったん「ありのまま」の自分を見つけて受け入れることができれば、もう戻ることなんてできないのだな、とKさんの迷いのない笑顔を見て感じました。

お姉ちゃんなんだからしっかりしなさいと育てられ

お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい、ガマンしなさい、と言われて育てられました。

私の住む場所は、小さな地方都市で、昔からの風習や考え方もまだ根強いといえます。例えば、古くからの代々続く家を守り継いでいくのは当たり前で、主には長男・長女がその責任を果たすべきだという考え方です。そのため、家やあるいは体裁のために、個人の考えや願望などが後回しにされたり、ないがしろになってしまうこともあります。

40代で主婦のDさんは、3人姉妹の長女で、家の跡取りとして育てられました。お婿さんをもらって家を継ぎ、二人の子どもにも恵まれましたが、あることをきっかけに、自己否定と無力感に苛まれるようになられたのです。

発端は、息子さんの学校の行事についての、旦那さんとのミスコミュニケーション。

実は、旦那さんと心が通じ合わないという感覚をずっと感じていたのですが、表面的に普通にやっていっているから、まあいいや、と思っていたそうです。心の中に、長年くすぶっていた違和感が、ある時、旦那さんから暴力的な言動を受けたことで、一気に噴出してしまったのです。

その後、「夫がまた急に豹変するのではないか」という恐怖感から、不安な日々を過ごしていたところ、タオマリエのブログを知り、「心のしくみ」を知るプチセミナーに参加され、その後「心理セラピー」を受けようと申し込まれました。

Dさんのお悩みは、旦那さんに対する恐怖感だけではありませんでした。いろいろな事を考えすぎてしまい、罪悪感を感じたり、自分を責めて、ますます不安になり、落ち込んでしまう。もっと自分に自信を持って決断して行動したいのに、それができない、というものでした。


旦那さんに対するトラウマ的恐怖感は、ショッキングで苦しい出来事でしたが、これはいわゆる「ウェイクアップコール」と呼べるもの。ウェイクアップコールとは、人にショックを与えたり、状況を変えないといけないと認識させる経験や出来事のことを言います。

Dさんにとっては、その出来事から受けた心理的ショックは相当大きく、食欲不振や熟睡できないなどの症状も続いていたことから、心診療内科を受診され、先生から安定剤を処方していただいた、とのことで、私も安心しました。心的原因から身体に症状が出ている時には、やはり心療内科というような専門的サポートが必要です。まずは薬によって、身体の負担を少しでも軽くすることができます。

その一方で、心理セラピーと心のトレーニングによるサポートは、Dさんの「不安」について対処することをメインとしてスタートしました。

人が「不安」な時には、呼吸が浅くなりがちで、自律神経のバランスがうまく取れません。Dさんには、身体はもとより、気持ちを落ち着かせるためにも、呼吸がとても大切であることをお伝えし、実際にやり方も練習していただきました。また、心理セラピーのセッションでは、心の奥に抱えている「感情」へのアプローチを、慎重にそして大切に行っていきました。

安心安全のスペースを確保した上で、旦那さんとの出来事によって一番表面に現れた「恐怖」や「不安」という感情を処理していくと、奥の方に隠されていた感情が見えてきました。

心理セラピーセッションの「感情処理」と呼ばれるステップの中で、「恐怖」や「不安」の裏に隠された、自分の本当の気持ちに氣がついていかれました。

Dさんはとても腹が立っていたんです。それは、自分の母親としてのプライドを踏みにじられたことへの怒り、そして傷つきでした。それなのに「自分は腹を立ててはいけない」「私が我慢しないといけない」と無意識に思っていたのです。

さらに、2~3週間置きにセッションを続けていく中で、「自分が我慢すればいい」という心のモードを子どもの頃の環境からしっかりと身に着けてきたことが浮き彫りになりました。長女で家の跡取りであるために、母親から特に「我慢」することを教え込まれ、長女なんだからしっかりしなさいと言われ、甘えることや怠けることもできず、子どもらしい自由な心を封じ込めたままでした。

Dさんは、大人になっても親に自慢されるような「良い娘」を続けていたのです。立派な跡取りとして親を喜ばせ満足させることが何よりも自分の価値だとして、就職も結婚も親の望むレールの上を歩いてきたけれど、あの時、ウェイクアップコールが鳴り響き、彼女は足を止めました。

そして、心理セラピーと心のトレーニングによって、これまでの自分を振り返り、自分の本当の気持ちと向き合い、自分がどれほど「我慢」をして生きてきたか、ということにあらためて氣づいたのです。Dさんにとっては、自分が「我慢する」という選択は、ごく当たり前のことだったので、意識的に考えたことはありませんでした。心理セラピーを通して、自分がこれまで氣づいていなかったことに氣づく、これが解決の最初の入り口といえます。


約5か月にわたる7回の継続心理セラピーと、セルフワークによる心のトレーニングによって、Dさんは新しい「生き方のルール」を見出していかれました。

もう、「自分が我慢すればいい」という戦略は、効き目がないことを理解しました。

お母さんの意見や考え方はお母さんのものであること。自分は自分の信じること、大切なことがあり、それはお母さんの考えと違っても、何の問題もないこと。自分のことは、自分が一番よくわかっていて、誰かのために「我慢」して守ってもらおうとするのではなく、自分で自分を信じてやっていくことができる、と思うようになったのです。

旦那さんとの別居という選択肢については、お母さんに勇気を出して伝えたところ、彼女の辛い気持ちを理解しようとするどころか、婿に来てくれたのだからDさんが「我慢する」ことが当たり前だと言わんばかりに騒ぎ立てたそうです。

以前だったら、そこでモヤモヤして自分を責めていたことでしょう。でも、「我慢の良い子」はもうやめよう、と手放していらしたのです。

今後は、趣味と実益を兼ねて続けてきた洋裁の講師の資格を取得して自立する、というプランも温めていらっしゃいました。私はDさんの変化を目の当たりにし、「我慢し続ける」のではなく、「自分を大切にする」というスタンスが、前を向いて進んでいくための原動力なのだと、強く感じました。

相手を許せないという気持ちが消えて軽くなった

相手を許せないという気持ちが消えて、軽くなり、自分を否定することも減りました。

誰かに利用され、傷つけられた、と思う時、その相手を最初は信じていたり、いい人だと思い込んでいた場合は、傷つきはそれだけ大きく感じられます。自分の中でなかなか消えない「憎しみ」や「許せない氣持ち」のために、不安定な自分にとどまってしまうことがあります。

磐田市にお住まいのAさんは、2才のお子さんのお母さんです。出産前まではお仕事をされていましたが、ご相談に見えた時は育児と主婦業に専念されていました。そんなAさんのお悩みは元友人からのモラルハラスメントで傷ついた自分を癒したいというものでした。

彼女が私の心理セラピーを受けることを決めた理由は、タオマリエのブログを知り、「スピリチュアルや引き寄せなどと違う専門的なセラピーをこの地元で受けられるなら、それを受けることでこの苦しさが解決できるかもしれない」と思ったからでした。


Aさんは、「元友人との関わりで、自分の人間性やプライドを深く傷つけられた、もう自分の人生はダメだ、回復もできない」と、思ってしまうほど落ち込んでいらっしゃいました。同時に、元友人とは縁を切ったはずなのに、その人に言われた言葉や苦しい経験を思い出して眠れなくなったり、怒りや悔しさが止まらなくなったり、そんな自分に自己嫌悪を抱くなど、かなり不安定な様子でした。

まずは、Aさんの心の傷を癒すことを主眼に、彼女の中にまだ強く残っている元友人の影響が薄くなるように、毎回のワークを行っていきました。

不安定になる背景には、感情の消化がうまくできていない、ということが起こっています。人の感情は、一番表に現れる不快な感情(イライラ、モヤモヤ、不安、罪悪感、孤独感など)の下に、何らかの別の感情(本物の感情)が隠れていると考えられます。それらの感情は時に、とても深い傷つきとともに存在していることがあります。

Aさんの場合、心理セラピーのセッションでは、傷つきを癒す方法として、元友人に対する「決別のワーク」を行いました。このワークは、家族が亡くなったり、心の支えとなる対象を失ったりという状態にある人が、失ったものと心的にお別れをするためのカウンセリング手法です。ペットロスの解決などにも使われます。

Aさんは「許せない」「ひどい」と感じている元友人への気持ち(自分の感情)について、まだ十分に整理がついていなかったのです。もう会うこともつながりも何もなくなったのに、いつまでも怒りや不安がおさまらない理由がそれでした。

このワークを進める中で、Aさんはとても興味深いことを口にしました。自分の心の中の元友人は全然違う二人の人間だ、というのです。ひとりは25才までの元友人で、Aさんはその人が大好きで、支えてくれた大切な存在だったということ。でも、25才を境にどんどんと変わってしまい、最後にはAさんを利己的に利用するようになっていった。そのことへの深い悲しみが、Aさんの怒りや不安の奥にあったことがわかりました。

決別のワークでは、そのような未消化の感情を感じて処理したうえで、相手にお別れを言い、これからの自分はどうやっていきたいかを告げる、という方法を行います。Aさんの場合は、二人の元友人に対してそれぞれ行いました。ひとりは、25才までの大好きだった「白い」友人、そしてもうひとりは変わってしまった「黒い」友人です。Aさんはまず最初に大好きだった白い友人にお別れをいいました。

Aさん「(白い友人に対して) あなたはもう行ってしまうんだね」 

私「行かないでってお願いしたい?」

Aさん「ううん、行くのは止められない」

私「そうなんだね」

Aさん「止められないけど、(白い友人の)思い出をお守りにしてそばに置いておく」

私「それがいいね」

Aさん「〇〇さん、さようなら、ありがとう」

二人目の黒い友人に対しては、その友人が座っていたと想像する目の前のイスを力を込めて倒し、「あなたは要らない」「さようなら」と決別の思いを告げました。

このワークで深い傷つきが癒されたAさんは、このセッション後、苦しい憤慨の気持ちが消え、次第に安定を取り戻していったのです。


約半年のサポートを受けたAさんは、元友人の影響から解放されました。そしてこれまで、自分が条件付けの幸せというものにとらわれていたことにも氣づきました。8回の継続心理サポートと心のトレーニングによって、とらわれから解放されて本当にラクになった、ということでした。

元友人のアドバイスに従って、容姿、仕事、お金が、幸せの条件だと盲目的に信じて、スピリチュアル、引き寄せ、婚活など様々なことに挑戦してきたAさん。しかし、この体験から、特に「自分を愛せないと悩んでいる人は、心理セラピーのような専門的なサポートで、心や考え方を改善するのが大事だと思う」と語ってくれました。

自分に自信がなく(自己肯定感が低く)、悩みや問題を抱えてしまう方達がカウンセリングを通して 悩んでいる自分を手放し、自分を受け入れている状態を手に入れていただいた事例を見て頂きました。

しかし、カウンセリングを受けた方がよいのはわかるけど、今も迷っている方がいらっしゃるかもしれませんね。


そこでQ&Aをご用意いたしました。ぜひご覧ください。