あなたが行動できないのは何故? - 静岡磐田で心理カウンセリング - アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

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あなたが行動できないのは何故? – 静岡磐田で心理カウンセリング

2023.8.14 (2023.8.16更新)


こんにちは、汰緒鞠映(タオ・マリエ)です。

磐田市北部のお茶畑の一角のセラピールームで、自分に自信がない、マイナス思考、ウツ傾向、不安が強い、人間関係が苦手などお悩みを抱えた人を、心理カウンセリングと心の習慣化を通してサポートしています。(*しなやかな心の習慣作り無料メール講座はこちらからどうぞ)

色々な方と話をしていると、あの人は「行動力がある」けど、自分は「行動力がない」というような言葉を耳にすることがあります。私自身もそうでしたが、行動できない自分はダメだ、と感じてしまう人も多いようです。

あなたはいかがでしょうか?

今日は「行動できない」と悩んでしまう心理的な理由について、深堀してみようと思います。行動できない自分はダメ、だなんて落ち込んでしまいがちなあなたに、ヒントになることを願って!

行動すればいいだけ!

かれこれ7・8年以上前に心理カウンセラーの仕事を始めたころ、複数のビジネスコンサルの方に、ブログや集客などのノウハウを学んでいた時期がありました。その中で強く印象に残った出来事があり、その時の会話を時々思い出すことがあります。それは、とある女性コンサルタントのグループコンサルを受けた時に耳にした、私の隣に座っていた若い女性とコンサルタントとの会話です。

女性「ブログがまだ全然書けてないんです・・・」

コンサル「この前説明したように、ここにある通りにやっていけばいいんですよ」

女性「やらなきゃいけないと思うんですが、どうしてもやれなくて。手が止まってしまって、だめなんです」

コンサル「考えすぎなんです。ただ、行動すればいいだけなんだから」

細かい内容は正確に覚えていないけれど、こんな感じの掛け合いでした。女性は涙ぐんでいて、やらなきゃいけないとわかっているのにできない、と訴えていました。お相手のコンサルタントは、女性の心理的葛藤に同情を示すかわりに、「行動すればいいだけ」と強めに言い放ったのです。

行動できなくて困っている人に「行動すればいいだけ」というのは、不親切だし乱暴なアドバイスだなあ、と正直感じました。

とはいえ、案外このようなアドバイスをするコンサルの方もいらっしゃるようです。「できない」と思って怖い時でも、思い切って勇気を出してやってみれば、できるし、怖くない、ということが体験できる、ということは実際あります。私もそういう経験はたくさんしたので、一理あるとは思います。

あの時、二人の様子を隣で見ていて思ったのは、このコンサルタントはおそらく「行動できない」悩みなど感じたことがないので、クライアントの不安や葛藤を理解できずに、あのようなアドバイスしかできなかったんじゃないかな、ということでした。

あ、ひょっとして、「行動できない」お悩みのあなたも、友人や先輩などから「行動すればいいだけだよ」なんて言われたこと、ありませんか?

行動する人と行動できない人の違いは?

タオマリエのクライアントさんにも、行動力がない、とお悩みの方はけっこう多いのですが、その真逆に、行動することにあまりためらいがないタイプの人たちもいます。

行動しやすい人と、行動が苦手、という正反対の二人の違いは何でしょうか?

もちろん、生まれつきの気質があります。小さな子どもでも、物おじせず怖いもの知らず、という子がいるかと思うと、やたらに慎重で怖がりだったり、神経が繊細な子もいます。どちらがいいということではなく、人にはいろいろな個性があるということです。

この記事は、行動できなくて困っている人向けに書いているので、心理的な側面に着目して続けていきます。

行動しやすい人、と行動できない人との違いは、ズバリ、行動する前の「思考」にあります。つまり、行動を妨げるような思考をしているか、していないか、ということです。

前述のコンサルタントは、ブログが書けずに手が止まってしまう女性の、妨げとなっている思考が実は重要な「鍵」だということには気づかなかったのですよね。

「行動を妨げてしまう思考」について、もう少し深堀りしていきましょう。

行動を妨げてしまう思考とは

批判的な親からの影響

人は無意識に一日何千回も思考しているといわれます。あなたにも、何か特定の場面で、ひとりでに浮かんでくる考えや言葉、あるいは口ぐせのようなものがありますよね。これは自動思考と呼ばれ、人それぞれにパターンやくせがあります。

このようなパターンは、子どものころに自分の周りにいた人たち(主に親や養育者)からの影響を受けて身に着けるものです。

タオマリエのクライアントさんの例で多いのは、批判的な親です。何をやっても否定したり批判することが多い親です。そして子どもの気持ちや意見を理解しようとせず、自分の考えのみが正しく、それ以外は間違いだと信じていることが多いです。

否定や批判する相手は、自分とは違うすべての人を対象にするので、自分の配偶者や、配偶者の親、ご近所さんなどなど、自分とは意見や考えが合わない人を、子どもの前で当たりまえのように批判、批評、悪口を言う、という特徴があります。

もし、あなたの親がこのようなタイプだったとしたら、どうでしょうか?

こんなことを言ったら笑われる

その場合、まさにあなたは「行動を妨げてしまう」思考を無意識にするはずです。

例えば、「こんなことを言ったらきっと笑われる」「こんなことをしたら変だと言われる」「こんな自分は嫌われる」など。「こんなこと」というのは、自分の素直な気持ちや欲求なのですが、それを言ったり、行動に移すことには危険が伴うので、引っ込めてしまうのです。

どんな危険かというと、自分のこと(気持ちや欲求)が否定されたり批判されたり、バカにされて笑われたりすることです。これは、大人でも子どもでも、どの人にとっても辛い経験になります。この辛さを回避するために「行動しない」と無意識で決めるのです。

そして、たいていの場合、人の評価を過剰に気にして、自分に自信を持てない大人へと成長していきます。すると、行動しなければいけない時には、人の評価や自信のなさを抑えるためにものすごく膨大なエネルギーが必要です。これではなかなかスムーズに行動できないですよね。

心配性の親からの影響

前述した例以外でクライアントさんによく見られるのが、親が過剰な「心配性」の場合です。心配性というのは、批判的な親と違って親の考えを押し付けないから、まだいいのではないか、という考え方もあるかもしれません。

しかし、行動できないお悩みを持つ人の共通点のひとつとして、「不安」が過剰に大きいという特徴があります。自分の中の不安が巨大化されてしまい、それに飲み込まれてしまっているような状態の人もいます。

この不安は、主に心配性の親から、否応なしにもらってしまったものなのです。心配性の親は、自分自身が不安なので、その自分の不安を無意識に子どもに渡してしまうことがあります。これは心理学用語では「ホットポテト」と呼ばれます。ほくほくのポテトを素手で持っていたら熱くてたまりません。だから、自分以外の人に渡したらラクになりますよね。

(ホットポテトの参考記事:「心の不安はどこから来るの」)

クライアントさんの中には、心配性の自分の親から「脅された」という感覚を持っている人もけっこういます。「大丈夫なの?」「ケガしたらどうするの」「そんなことを言って誰かに恨まれたらどうするの」「そんなことをしたら恥ずかしい、人に笑われるぞ」などなど、不安で嫌な未来予測しかしません。まさに「脅し」という表現がぴったりかもしれません。

この不安な未来予測は、あくまでも可能性のひとつだし、しかもかなり確率の低い可能性であることが大半です。それなのに、言われている本人にとっては、それが真実であるかのように感じてしまうのです。誰だって、失敗したり、人から笑われたり、嫌われるする、とわかっていたら、行動するのをやめるでしょう。

つまり「不安な未来予測」が現実になる危険を回避するために、「行動しない」ためのブレーキを無意識にかけていると言えます。

ここまで、行動することを妨げてしまう思考について、親からの影響によるタイプを二つ、お話しました。あなたはどちらのタイプでしょうか?

ほとんどの場合、このどちらかか両方に当てはまるのではないか、と思います。いいや、まったく違うタイプです、という方がいたら教えてください^^)

「心配」の反対は「信頼」

さて、今何度も出てきた「心配」という言葉。私の友人が、イベントで訪ねた占い師さんに、とてもいいアドバイスを聞いた、と喜んで話してくれたことがありました。友人はお年頃の息子さんの将来のことで悩んでいたためそのことを相談したそうです。そこで言われたのが「心配の反対は信頼」という言葉。それを聞いて、自分は息子を信頼していなかったんだ、ということに気がつかされた、とすごく納得していました。

まさにその通り!信頼があれば、過剰な心配は必要ないですものね。友人は、息子を信頼して息子に任せよう、と思ったようでした。

行動できないと悩んでしまう私たちには「信頼」が不足している、という考え方もできますよね。

何に対する信頼でしょうか。ズバリ、それは「自分」に対する「信頼」です。

うまく行きそうな自分も失敗しそうな自分も、どちらの自分も大切な自分です。どんな自分も受け入れて「私は大丈夫」「それでいいよ」と信頼してみることです。

怖くて足がすくんでしまう自分も、ダメだと思ってしまう自分でさえも、否定したりせずに「どんな私も大丈夫」と信頼してみようと決めること。まず、そう決めることが、行動へとつながる最初の一歩を後押しする力になるのではないかと思います。

*****

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このブログを書いた人

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!ココロケアトレーニング&心理セラピー汰緒鞠映(タオマリエ)

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)

20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。

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