ネガティブから脱出するには「感謝」を思い出そう! - 静岡磐田で心理カウンセリング - アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

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ネガティブから脱出するには「感謝」を思い出そう! – 静岡磐田で心理カウンセリング

2025.5.6

磐田市北部のお茶畑を見下ろすセラピールームから。

こんにちは、汰緒鞠映です。GWの最終日になりましたが、皆さんのんびり過ごされましたでしょうか?

今回は、マイナス思考の方々に向けての、3つ目の記事をお届けします。二つ前の記事から続く、マイナス思考を手放すおススメの記事です。マイナス思考を放置してはいけない理由は、その延長線上に「ウツ」というリスクがあるからです。

初めにマイナス思考の人が陥りやすい心理状態を今一度確認しましょう。ひとつ目は、自分を否定する心理状態(他人や何かの基準と比べて落ち込む時など)。二つ目は、自分を責める心理状態(失敗した時や問題が起こった時など)でしたね。

過去の記事はこちらをどうぞ 「ネガティブな人に起こりやすい3つの心理状態」 「ネガティブから抜け出すためのシンプルな方法」

感謝を忘れてしまう心の状態

今回のテーマとなる3つ目の心理状態は「感謝を忘れる心理状態」です。私たちは誰かに対して、または何かの事柄に対して、不平不満を感じる時があります。そんな時には、たいてい私たちは感謝を忘れています。

思いがけず有難さを感じる時

まず先に、ちょっと考えてみてください。あなたは、何かや誰かに対して思いがけない「有難さ」を感じたことはありませんか?

私の例でいうと、10年前に、仕事のために住んでいた東京から、磐田市の実家に引っ越しました。翌朝は引っ越屋のトラックが来る、という前夜の片づけ中に、ベッドの脚で右足の小指を思いっきりぶつけてしまいました。その後は、痛みで足をつくことができなくなり、片足を引きずりながらゆっくり歩くはめになりました。

その時初めて、自分の小指に対する「有難さ」を身をもって感じたのです。「失って初めて有難みを知る」とはこのことだと痛感したのです。(ヒビが入っていた小指の骨は3か月後に元に戻りました。)

当たり前のことには感謝しない

私たちは、当たり前にあるものには普通は感謝しません。だって、あるのが当たり前ですからね。私の例のように、小指を怪我してまともに歩けなくなって初めて、自分の小指がある、という当たり前に氣づき、ようやく感謝するわけです。

ということは、普段は氣づいていないだけで、いろんなことが本当はとても有難いのだと言えますよね。

例えば、自分の体。朝目を覚まして、ご飯を食べて、駅まで歩いて電車に乗って、会社で仕事して帰ってくる。土日は遊びにでかけたりして楽しむ。体が動いてくれなきゃ、できないことです。

例えば、住んでいる町。電気やガスや水道を不自由なく使えるし、スーパーには豊富な食料品が並ぶ。銀行、郵便局、コンビニのATM。当たり前のようにサービスを使っています。

たぶん、いちいち「有難いね~」なんて感じている人はあまりいないと思います。

感謝を忘れてしまう時

あるのが当たり前という状況は、言い換えると、事柄に対する私たちの期待が満たされている状態なのです。しかし、期待が満たされていない時には私たちは「不平・不満」や「疑問」を感じます。

ここで、あなたの場合を考えてみてください。

誰かや物事に不平不満が沸き上がってきて、どうしようもなくイライラして不安定になる。そのせいでネガティブに落ち込んでしまう。そういうことはありませんか?もしあるなら、具体的な場面を思い起こしてみてください。そして、その時のネガティブな気分を感じてみてください。

では、どうやってそこから脱出するか、やっていきましょう。

やっぱり自覚とコントロール

不平不満や疑問が湧いてきてグルグル思考になっているあなたへ。

今なっている自分の状態にまず氣づきましょう。「私、自分の期待が満たされないから不満なんだな」と自覚しましょう。

ここで氣づくべきは、「期待した通りにならないことについて、私が不満や失望を感じている」ということです。相手や環境をワルモノ扱いする気持ちから、離れてみてください。

あなたが、今望むべきことは、不平不満や後悔や失望のグルグル思考から解放されることです。そして、それは理性的な思考のコントロールによって可能なのです。

さあ、不平不満や疑問(憎しみ、恨み、後悔)でいっぱいの落とし穴から脱出しましょう。

感謝で塗り替えるのではない

誰かや何かに対する不平不満や疑問などが湧いてたまらない場合は、感謝を忘れた心理状態なのだということ、ぜひ自覚してください。

決して「あなたは感謝のない人だ」と否定するのではありませんよ。感謝がない、のではなく、当たり前のことと期待してきたので、感謝という気持ちを忘れていた。または氣づかなかった。それだけなのです。

そして、さらには、無理やりに不平不満を感謝で塗り替えよう、ということでもありません。

娘から言われた言葉

また私の例をお話しさせてもらいます。

子どもの頃からずっと「良い子」をやってきた私は、親に理解してもらえずひとりで我慢してきたことの傷つきが、まだ心の奥のインナーチャイルドに残っています。そのため、同居している高齢の母の、何気ない言葉や態度で、いまだにチャイルドの古傷がうずきます。そういう時は、母に対する私の態度は険悪になり家の中に冷たい空気が漂う、そんな日々が続いていたことがありました。

数年前に実家に帰ってきて一緒に住み始めた娘は、頻繁に起こる私の不安定で不機嫌な様子に頭を悩ませていたようです。娘はいつでも私の味方をしてくれていたのですが、ある時、こんなことを言われました。

「お母さんが子どものころに、ばあばちゃん(私の母の事)から厳しくされてたいへんだったのはわかる。だから嫌いだと思うのは仕方ないよ。お母さんは悪くない」

「でも、そういう時は、ばあばちゃんに何か助けてもらったことを思い出してあげて。いろいろとあるでしょ。」

感謝の心を思い出した私

娘の言葉を聞いて、はっとした私です。娘の前で、大人げない振舞いをしていた自分を恥ずかしく思いました。そして、娘に「ばあばちゃんには、もちろん、感謝してるよ。いろいろと助けてもらったもの」と返しました。

「じゃあ、思い出したらきっと気分が変わるよ。腹が立って苦しくなったら、そうしなよ」と娘。

なるほど、と、母に色々と世話になり助けてもらった出来事をいくつか思い出していくうちに、気分が落ち着いてきた私です。

子どもの頃の仕打ちで母を恨む気持ちは消えてはいないけれど、その反面、母に感謝している気持ちもたしかにある、と感じました。

二者択一でなくてよい

私のパーソナルな事例は、他の状況でも当てはまると思います。嫌いな上司、そりの合わない同僚、赦せないことを言うパートナーなど。近い関係の人には、不平不満の気持ちや苦手感など抱きがちな私たちです。

でも、マイナスの気持ちを感じる相手にも、感謝を覚える経験や記憶は必ずどこかにあるはずです。できごと(助けてもらったこと、教えてもらったこと、反面教師になってくれたことなど)を思い出して、一緒に自分の中にある感謝を思い出せばいいのです。思い出せるということは、忘れていたわけですからね。

大嫌いな時もあれば、感謝を感じる(好きだなと思う)時もあっていいのです。白か黒のどちらかひとつしかない、なんてことはありません。嫌いな上司を嫌っていてはいけないと思うから辛いのです。

だからこそ、不平不満などのグルグル思考でネガティブになっている場合は、感謝できる出来事を思い出したり、感謝できる理由を考えてみてください。そうすることで気分を変えることができます。

相手のことが嫌いでも、何かの状態が気に入らない時でも、感謝を思い出すことで、自動梯子が動き出し、無事に落とし穴から脱出できるはずです。

💛💛

今日は、マイナス思考の人が陥りがちな3つの心理状態の3つ目について、大切なことをお話しました。あなたのお役に立てれば嬉しいです。

 

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このブログを書いた人

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!ココロケアトレーニング&心理セラピー汰緒鞠映(タオマリエ)

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)

20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。

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