磐田市北部ののどかなお茶畑を眺めながら・・・こんにちは、タオマリエです。

今日は、前回の記事「マイナス感情を封印しているとどうなる？」の続きをお届けします。

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どうすればいいの？

「今の自分を変えたい」

自分に自信を持てない、人間関係が苦手、マイナス思考など。人生に生きづらさを感じている方々がタオマリエを訪ねてくださいます。

その方々は「今の問題を解決したい」「自分を変えたい」と強く願ってカウンセリングに訪れます。悩みに悩んで、どうやったらいいか解決の道を求めています。

そのような方々の回復のプロセスで、重要なポイントは二つです。

「自分の感情／自分を受け入れること」そして「自分には感情をコントロールする／変わる力がある」と知ることです。

自分の感情／自分を受け入れること

そのままで受け入れる

前回の記事ではマイナス感情やプラス感情という言葉を使いました。（前回の記事：「マイナス感情を封印しているとどうなる？」

しかし実際のところ、感情には良いも悪いもありません。正しい、間違っている、なんていうものもありません。自分にとって良いと思える、あるいは良くないと思える感情があるだけです。

その代わり、感情には役割があります。感情がもつそれぞれの役割を果たすことで、さまざまな状況に適応することができ、人生は豊かになるのです。

（感情の役割について：「感情は大切なたからもの」／「怒りはワルモノではありません」

「悲しい」「悔しい」「嫌い」「嫌だ」「腹が立つ」など、マイナスに思える感情については特に、「その感情が存在することには意味がある」と捉えてほしいのです。そんな感情を持つ自分はダメだ、などと自分を否定したり、そのような感情を拒絶することはやめましょう。

受け入れることから始まる

否定したり拒絶したりせずに「受け入れる」ことが何よりもまず必要です。

これは「感情」だけでなく、自分の性格、能力、容姿や、環境などについても同様です。変わりたいと思う場合、今の自分を否定してしまうことがあります。

今の自分の状態を否定したままで、理想の自分になろうと、必死に頑張ってしまうのです。

しかしたいていの場合、空回りしてしまったり、頑張りすぎてリバウンドしたりします。となると、かえってつらさが助長されてしまいます。

変容する人の共通点とは

クライアントさんたちを観察していると、あ、このクライアントさん、前と変わったなと、思える時があります。表情や顔つきに変化が現れたりします。どのクライアントさんにも共通する兆候です。

それは、いままでの「受け入れたくなかった自分」を「それでいいよ」「そういう自分だから」と受け入れ許す心の状態に変わることです。

「失敗ばかりする私」「陰キャラで好かれない私」「お話が苦手な私」「自分に自信が全然もてない私」などなど。受け入れたくない自分をそのまま受け止めて許そう、と思える段階が来ます。

そのままを「受け入れる」段階を経ることで、人は変われるのではないか、と思えるのです。

自分には力がある

受け入れることはあきらめることじゃない

こんな環境で生まれたから自分にはどうしようもない、とか、親ガチャ大外れだから仕方ないとか。

そんなグチも言いたくなったりするでしょう。それは仕方がないことです。だから、そんなときにはさっき言ったように「そんな風につい思ってしまう私だね」と今の自分を受け入れましょう。

でも、受け入れるということは、何もせずに諦めてしまうこととは違います。

自分には「力がある」と知ることが必要です。未経験なことはできる自信はないし、怖いし、自分に力があるなんて思えないかもしれません。

でも、だからこそ、そのままの自分を受け入れて、そこから「自分の感情をコントロールする」「自分が変わる」力を知る道筋に、勇気をもって踏み出すことを、心から提案します。

経験を通して知る

自分に変わる力がある、ということを私たちは教わってこなかった、と思えます。私自身、どちらかというと、自分のダメなところを叱責され批判されることの方が多かったです。

それは大人になって社会で通用するためにも、必要な過程だったと思えます。

それでも、良い点を褒められ励まされたという経験も本当はもっとたくさん必要でした。失敗しても目くじら立てずに「大丈夫だよ」と励まし見守ってもらえる経験が、本当はもっと必要でした。

あなたも、つらい子ども時代を過ごし、傷つきを隠したまま大人になり、生きづらさを今抱えているのかもしれません。そんな人には、自分の「変わる力」を信じて行動してほしいのです。

自分の「変わる力」は、感情を許し、自分を受け入れて、行動して経験することによって知ることができるからです。

心理カウンセリングでやっていること

さて、感情と心の関係について、あなたの考えは少し変わったでしょうか。自分の感情や自分のことをもっと大切にしよう、と思ってくだされば嬉しいです。

もし、実際にどうやったらいいか、どうやって変わっていくのか、など興味を覚えたのでしたら、タオマリエの心理カウンセリング（「しなやかな心の習慣づくり」）にぜひお越しください。最初の一回目は「個別相談カウンセリング」としてお悩みを伺っています。

タオマリエの心理カウンセリングで行っていることをさっと箇条書きしてみます。

「感情」について理解すること。感情を処理する方法を実践すること。自分について理解を深めること。傷つきを癒すこと（インナーチャイルドとの対話）。愛着を感じるワーク。セルフで自分を癒す練習。自分への言葉がけの習慣化。

おそらく、あなたがこれまで思っていた感情や理屈とは、全く違うことを体験し、新しい自分を経験するでしょう。それは、悩みに悩んでなんとか解決したいと思うあなたにこそ、必要なことだと信じてやみません。

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