静岡で心理カウンセリング – ひと目が気になる時、矢印はどっちを向いてる?
2020.9.25 (2021.1.3更新)
こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
静岡県磐田市で、自信がない、他人にどう思われてばかり気にしてしまう、マイナス思考、人間関係がつらいなどのお悩みのジモジョの方々に、心の習慣化と心理セラピーで、自分らしく日々を過ごせる方法をサポートしています。
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Contents
人からどう思われるか?
「人からどう思われるか」ってあなたは氣になりますか?
もし、まったく氣にならない、という人がいたら、きっとそれはごく少数の人たちだと思います。
誰かから好かれたい、よく思われたい、すごいと言われたい、尊敬されたい・・・
このような氣持ちは誰でもが持つもの。人には、誰かから認めてもらいたい、という承認欲求があるのです。
ただし・・・
人から認めてもらえることが、そのままその人の価値、ではない、ということを知っておく必要があります。そうでないと、他人の評価や賞賛を得るために、ひたすらに頑張る生き方になってしまう危険すらあります。
でも、よく考えてみてください。あなたのことを相手がどう思っているか、って本当にわかるんでしょうか?
そもそも、相手の気持ちは相手にしかわかりません。あなたがいくら頑張っても、相手は自分の都合や自分の考えで、あなたのことを判断します。何が良くて良くないかというのも、人によってバラバラですから。
仮に、相手はきっと私のことをダメな人だと思っている、という考えが浮かんできたとしたら、それは単に、あなたが独りで想像している考えに過ぎないのです。
事実ではなく、想像だということをまず意識しましょう。
もう一度言うなら、あなたが人にどう思われているか、それは「わからない」ということです。
心の中の矢印を観察しよう
パワー不足で行動できない
「人にどう思われるか」という不安な気持ちは、行動の足を引っ張るものです。何か新しいことを始める前に、まず、自分の中の不安な気持ちと闘わなければいけません。
そのことだけで疲れ果ててしまい、行動するためのエネルギーが残っていない場合が多いです。。
「行動すればいいだけなんだよ」なんてアドバイスを耳にすることがありますが、それができないから困っているわけなんですよね。
この場合、行動力のパワーが不足していることはたしかですが、もうひとつ、氣にするべき点があります。
それは、心の中の矢印の向きです。
矢印がどっちを向いているか?
心の中の矢印とは、意識が向かう方向のことです。
二つの方向があります。
ひと目が氣になってしまう人の場合、意識は、相手から自分に注がれている感じです。
試しに、周りの人からの視線(矢印)が一斉にすべて自分に向かってくる雰囲気をイメージしてください。
どうも落ち着きませんよね。それもそのはず。相手が思っていることはわからないから、想像するしかありません。そして、その想像は、たいていネガティブに偏っています。
自分のネガティブな思考のクセを反映してしまうからです。
「失敗するかもしれない」⇒「きっと失敗すると思われてる」
「私、経験不足だもんね」⇒「経験足りないって思われてる」
とこんな感じで、自分自身が感じている不安が、相手からのネガティブな意識という形で、自分に向かって集まってくる。まさに、矢印は自分に向かってきます。
自分から相手に向ける
ひと目を氣にする人は、外から自分に向かってくる矢印にさらされているような心の状態です。
まず、このことを改めて意識することが大切です。
これを意識できたら、この居心地の悪さをなんとかしたい、という自分の気持ちにもきっと氣づくはずです。
そうとなれば、この矢印の向きを反対に向けたら、どうなるだろうか、と意識してみましょう。
これまでの「人にどう思われているか」という感覚が消えて、別の意識が現れます。
「この人は、今何を考えているのかな」
「この人は、今幸せなのかな」
「この人は、どんな人なのかな」
矢印が、自分から相手に向いている状態では、相手への興味や関心が湧いてきます。
相手に意識が向かっている場合は、自分のことをどう思われているかというような心配の気持ちが入る余地がなくなります。
これ、本当なんですよ。
試しに今、心の中に矢印がある、と想像してみて、その向きを意識しながら、自分の気持ちを感じてみてください。
矢印が、相手から自分に向かってきていると想像する時と、自分から相手に矢印が向かっていると想像する時では、まったく違うことがわかると思います。
実際に心の中に矢印があるわけではないので、これは感覚的な話です。でも、このような感覚がとても大切です。
矢印が逆転した時
見られているという緊張感
私自身、6年くらい前に、矢印が逆転したと感じた瞬間がありました。今もその時の感覚をありありと思い出します。
当時通訳として働いていた会社の最寄り駅は、地上2階に駅の改札があり、改札口前はとても幅の広い通路があって、通路の両側にはカフェやパン屋さん、レストランが立ち並んでいました。お店は、ガラス越しに通路が見えるように席が配置されているので、お客さんたちは通路に向いて座っています。
毎日、仕事が終わって、駅の改札口に向かうその通路を通るたびに、周りからの視線を浴びている、という居心地の悪さがありました。「見られている」という緊張感です。
その頃は、常にどこにいても、見られている緊張感があったし、自分の言動が人にどう思われるか、という不安がありました。
若い頃の社交不安障害は、かなり軽くなってはいましたが、それでも他人の目を気にするクセは残っていたんです。
でも、ある時、どういうわけか、いつもと違う感覚を感じたのです。それは、夕方仕事が終わって、いつものように駅の通路を歩いていた時でした。
私の視線は、お店の中にいる一組の若い男女にカップルに注がれていました。その時、私の頭にはこんな考えがふっと浮かびました。「ああ、このお二人はなんだか幸せそうだな、仲良さそうだな、いい夫婦になりそうだな」って。
そうしているうちに、カップル以外の他の人たちも、ひとりひとりの顔を自分の視線がとらえ始めていき・・・
そこで、あっと氣づいた!!
「あれ、誰も私を見ていないよ。見られているんじゃなくて、私がこの人たちを見ているんだ!」
世界が反転した!
そうなんです。
今までは、人に見られているという感覚で一杯で、常に緊張気味でした。
でも、その時初めて「誰も私を見ていない、私が皆を見ているんだ」と氣づいたんです。
視線の向き(矢印)が逆転した瞬間でした。その時の、緊張感がゆるんだ感覚と安ど感を、今でも思い出します。
世界が反転した、と私には感じられました。
この氣づきを経験してから、人に見られているという緊張感が薄れ、ひと目を氣にすることが減りました。
その後、心理セラピーを受け始め、心理学を学ぶことでかなり改善されました。今はもう「人が自分をどう思うか」という不安や心配にとらわれない自分です。
そんな私の中の矢印は、あらためて観察すると、明らかに外向きだと言えます。そして、内向きになりかけた時には、すぐに氣づいて修正しています。
今「ひと目が氣になる」「人からどう思われるか不安」というあなたも、矢印の向きを意識することが役に立つかもしれません。
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このブログを書いた人
アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)
20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。
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