60代からでも間に合う!自分を幸せにする方法とは – 静岡磐田で心理カウンセリング
2023.12.22 (2024.2.10更新)
こんにちは、汰緒鞠映です。
静岡県磐田市で、心理セラピーと心の習慣作りを通して、20才から70才までの幅広い年令層のお悩み人をサポートしています。
60代という年齢は、子育ての忙しさも過ぎ、子どもたちも巣立って、ある意味、初めて自分というもの、自分の人生というものに向き合う時という方もいらっしゃいます。
タイトルにある通り、60代でも、70代でも、80代でも、自分を見つめなおしたい、やり直したいと思っている人にお伝えしたいのは「いつからでも間に合いますよ」ということです。
Contents
今からでも間に合いますか?
タオマリエのセラピールームを訪ねてくださる60代前後の方々が、よく口する質問が「今からでも間に合いますか?」というもの。
その答えはいつもひとつです。
「いつからでも大丈夫」!
ただし条件が付きます。それは、本人が心から「変わりたい」「やり直したい」と思っていること。
もちろん、ほとんどの方がそう思う気持ちと、本当に変われるんだろうか、もう遅いんじゃないか、という気持ちの間で揺れ動いていたりします。それは無理ないこと。
それでも、思い切ってタオマリエに会いに来てくれた、そしてそれまで誰にも打ち明けたことのない思いを話してくれたこと。その勇気ある行動は、その人の「変わりたい」気持ちのあかしといえます。
ということはつまり、タオマリエにお話しにきてくれたことで、半分成功といえるかもしれませんね。
当たり前の世界が崩れ落ちる時
毒親と呼ばれて
タオマリエを訪ねてくださる60代以上の方が、自分の人生を見つめなおしたい、と思われる場合、背景には自分の成人した娘との関係があることが多いです。
例えば、こんな場合です。ある日突然、娘から手紙をもらい、その手紙には「お母さんのしつけ方や接し方で、自分はとても傷つけられた、こんなつらい人生になってしまったのは、毒親のお母さんのせいだ、もう私にかまわないで!」などというようなことが書かれている。そして、娘はもう口をきいてくれなくなったり、距離を取ったり、実際にあなたの前に姿を見せなくなったりする・・・
親から受け継いだ当たり前
私たちはほとんどの場合、親から受け継いだ価値観や考え方を当たりまえのこととして、その方法で子どもにも接したきたはずです。しかし、60代になってから、自分の成人した子供から疑問を突き付けられるのが、当たり前だと思ってきた自分の生き方や考え方なのです。
ある時、60代の女性から「親の私から娘に謝らなきゃいけないんでしょうか」というご質問を受けたことがありました。
その人の頭の中にはきっと「子どもは親の言うことに従うのが当たり前。親が子どもにあやまるなんておかしい」というような常識があったのではないでしょうか。
私タオマリエも「親に口答えしたり、親に迷惑をかけるのは悪い子どもだ」と信じて疑わなかった時代が長らくあったので、その方の気持ちは十分わかりました。
ある日突然、普通だった自分の周りの世界が、ガラガラと音を立てて崩れたようなショックを感じられる方もいます。自分のすべてが否定されてしまった、というような喪失感を抱く場合もあるでしょう。
でも、ここで道が閉ざされてしまったわけではないので、絶望するのはまだ早いです。冷静になる必要があります。
大きな二つの別れ道
相手に対する拒絶
思いもかけないショックな出来事に遭遇した時、私たちがとる態度は大きく二つに分かれます。
ひとつは「拒絶」です。
例えば自分の娘から毒親と呼ばれて批判や非難や否定される、ということが起こった時、娘の主張を拒絶する、という態度に出ます。そもそも、自分が絶対正しいと思い込んでいるので、違う考え方を受け入れることは不可能なんです。なぜなら、違うものを受け入れること自体が、自分を否定することとイコールになっているからです。
出来事からの学び
もうひとつは、その出来事から何かを学ぼうとする態度です。その出来事が起こった原因は何なのか、娘が自分を批判したり否定するなら、娘の考え方は自分とどう違うのかと考え、自分はそのことから何か学べるのかと考えてみたりします。
後者の態度を選択する人は、ヒントを求めて心理関係の本を読んだりすることが多いです。そしてインターネットでいろいろと検索した結果、タオマリエを見つけてくださる方もいらっしゃる、というわけです。
このブログを読んでいらっしゃるあなたは、後者に違いありません。
今からでも幸せになる方法
ここから心理療法の考え方や手法をもとに、私が考える「自分を幸せにする方法」について簡潔にお話します。
あなたの悩みが今どんな風であっても、またそれがどんなにつらいことだとしても、解決する道は必ずあります。その道へと進むために、まずはあなた自身の心の持ち方(考え方や気持ち)を整えることが必要です。
自分に従わない娘や息子をなんとかしようと、泣き脅しや脅迫したりしても何も効果はありません。変えるのは相手ではなく、自分なんですよね。
「自分を幸せにする方法」のポイントは以下の5つです。
自分の当たり前を点検する
あなたが「当たり前」として親から受け継いできた考え方を一度見直してみましょう。自分が当たり前だと思っていることは意外に気づいていなかったりします。例えば「人の価値は学歴や職業や収入で優劣が決まる」という考え方。この考えを当然としている人には疑問は感じないのでしょうが、客観的には幸せから遠ざかった価値観といえます。自分が気づかずに持っている「当たり前」がないかチェックしてみてください。
「~すべき」から「~したい」にシフト
気づかずに「当たり前」に思っている常識に呼応して、私たちは常に「自分はこうすべき、こうあるべき、こうでなきゃいけない」と無意識に自分にプレッシャーやストレスをかけていることがあります。「親の介護は喜んでやるべき」「人には親切にすべき」「なまけたりせずに完璧に家事をこなすべき」などなど。これは「べき思考」と呼ばれたりしますが、「~すべき」と身構えることで体は緊張しリラックスができません。そして楽しくないのです。なぜなら「~すべき」は強制で義務のように心が受け取るからです。
「すべき」ではなく「したい」に目を向けてみてください。同じことをするのでも「~したい」と思うのと、「~しなきゃ」と思うのでは全然違います。もし選べるなら「すべき」方法や物事よりも「したい」行動や物事の方を選ぶこともできます。自分がしたいと思えること(わくわくすること・楽しいと思えること)を探してみてください。
過去の自分を許す
子どもに非情なしつけや、体罰をした過去を悔やんでいるクライアントさんもいます。子どもの人生をだいなしにしてしまったと。でもそれは、自分の親から学んだ方法だったり、その時はその方法が正しいと信じていたからで、子どもを傷つけようと意図したわけではありません。その方法はよくなかった、と今は思って悔やみ反省する自分なのです。ですから、過去の自分をいつまでも責めて罰し続けるのはやめよう、と決めてください。
今の自分を受け止める
もし今あなたが、自分が欠点ばかりで自信がないと思えたり、生きづらさを抱えていたり、こんな自分だから子どもにも悪い影響を与えてしまったなどと思ってしまう場合、今のその情けない自分をそのまま受け止めてください。ほとんどの人が、そのような情けなくてがっかりする自分は見たくないし、否定してしまいます。直視したくないものとして避けていると、その場にずっととどまることになります。自信のなさや生きづらさは、自分の欠点を否定している限り消えることはありません。情けない、ダメな自分をそのままで受け止め抱きしめてください。
その人のことはその人にまかせる
私たちの悩みはほとんどが人間関係から生じると言われます。私たちは、特に近い相手に対しては、自分の思う通りのことをやってほしいし言ってほしいと、つい期待してしまうのです。その結果、願う通りにならない相手と摩擦が生まれます。
クライアントさんの中にも、親が望む高校や大学に入れず、親の期待に沿えなかったことがトラウマになって生きづらさを抱える方がいらっしゃいます。親からみたら「期待外れの子ども」だし、子どもからすると「親をがっかりさせるダメな自分」というように、お互いに不幸な関係になっています。
このような不幸な関係性にもっとも必要なのが「その人にまかせる」という態度です。自分の考え方や主義を相手に押し付けるのではなく、その人のやり方、考え方、決定を尊重するということ。この関係性の中心にあるのが、相手を「信頼」する気持ちです。
自分で自分を幸せにする
最後にもう一度、自分を変えるために何とかしたいと思われるあなたには、「いつからでも変われる」そして「もう遅いということはない」ということを受け取ってほしいです。
なぜなら、自分を幸せにするのは、他人ではなく、自分だから!
自分の心の持ち方を変えることで、自分を幸せにすることができるんですよね。
・・・・・
自分を幸せにする心の在り方に変わっていくために、タオマリエの「しなやかな心の習慣作り」(心理セラピーとココロケアトレーニング)に興味のあるかたは、個別相談カウンセリングをおススメしています。お問い合わせフォームからお申込みください。
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このブログを書いた人
アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)
20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。
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