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静岡磐田で心理カウンセリング – 自分とのコミュニケーションどうしていますか?

2021.9.26


こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。

あなたは、ひとり言をいうことが多いですか?

だとしたら、どんなひとり言を言っているか、気にしてほしいんです。

特に何か失敗したり、勘違いしたり、焦って忘れ物をした時など、心の中でどんな声が聞こえているか、その声の調子や内容をチェックしてみてください。

今日は自分の心の中に住んでいる「声」と、それを変えていくお話です。

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心の中に聞こえる声

心の中で声が聞こえる、なんていうと、超能力とか霊感があるのか、なんて誤解する人もいるかもしれません。

安心してください。私がこれからするのは心理学のお話ですので、そのような不可思議なことではありません。

心の中の声、といいますが、これはもちろん自分が頭の中で考えていることです。自動思考とも呼ばれます。これを私たちは、声や言葉として認識しているのです。

タオマリエのセラピールームを訪ねてくださるお悩み人の方々は、心の中に浮かんで聞こえる声(自動思考)がマイナスに偏っています。そして、その口調はたいてい、批判や非難、否定的なものが多いです。

あなたの心の声はいかがでしょうか?

心の中の批判的な声のルーツ

私たちの心には、3つの自我状態があると考えられています。

親の自我状態・子どもの自我状態・成人の自我状態です。この3つの状態が、相手や環境によってスイッチングしています。

心の声に聞こえる批判的な声は、この中の「親の自我状態」の自分が発しているものです。

親の自我状態の自分とは、自分が子どもの頃の親の考え方・感じ方・行動のパターンをそのまま取り込んだ状態をいいます。

あなたは、自分の周りの人や出来事に対して「これはこうすべき」「こうしないのはおかしい」「何でああしないのか」などと、批判的な見方や非難をすることはありませんか?

そんな時は、親からいつも言われていたことや、親が誰かに対して言ったりしたりしていたことが、あなたの心の奥に真実として残っている、ということが考えられます。

例えば「女は出しゃばってはいけない」というひと昔前の母親の教えが、その娘にとっては「強大な力を持つ真実」となっていたりします。

その結果、人前で堂々として活躍する女性を見ると、羨ましい気持ちが本当はあるのに、男の人を差し置いて出しゃばるなんて!とイラついてしまったりします。心の中に批判的な声が生じているのです。

そして同時に、自分は女性だから男性より能力がない、と無意識に思い込んでいるため、自分の可能性を最初から過小評価していることもあります。

批判の声が自分に向いている!

心の中の批判的な声について、そのルーツは分かっていただけましたか?あなたの中の批判的な厳しい親の自我状態が働いている、ということなのです。

タオマリエのセラピールームを訪ねてくださるクライアントさんの中に「自分を恥ずかしい」という感覚を訴える人が割と多くいらっしゃいます。

この「恥ずかしい」という感覚は、どこから発生するのでしょうか。

これも、親の自我状態が関係しています。「こうするべきだ」「こういうことはしちゃいけない」などと他人やものごとについて思うということは当然、自分に対しても同じです。

批判の声が他人のことだけでなく、自分にも向いているのです。こうあるべきなのにそれができない、自分を批判し責めてしまいます。

あなたが「恥ずかしい」と感じてしまうのは、自分は誰かの期待に沿えない、不十分で不完全な自分だと思えるから、ではありませんか?

あるいは、親から「こんなことして恥ずかしい」とか「人に笑われる」などと小言をよく聞かされてきて、こんなに叱られる自分は恥ずかしい存在なのだ、と思い込んだのかもしれません。

自分とのコミュニケーションでやるべき2つのこと

もし大人になった今もあなたが、自分を恥ずかしい、と思ったり、失敗やうまく行かないことに過敏になったり不安を強く感じていたりするなら、批判的な親の自我状態をなんとかする必要があります。

少しでも批判が弱まるといいですよね。たまには褒められたいし、もっと認められたいですよね。

でも、他人は、あなたの思うようにあなたを認めてくれたり、褒めてくれたりしません。彼らにも彼らの考え方や都合があります。誰かに褒められ賞賛されるために何かをするのって苦しくないでしょうか。

実は、自分でできる方法があります。

それは、自分とのコミュニケーション(対話)を良い方向に変えていくことです。ポイントは2つあります。

ひとつ目の習慣「けなさない」

特にマイナス思考の人には身に覚えがあると思います。

私も昔はこの傾向がものすごく強くありました。とにかく「けなす」ことが上手だった!

何をけなすって、自分のことです。何かが思うように行かなかった時、失敗した時、相手の表情が思わしくなかった時などなど。落ち込んで、自分を思いっきりけなしてました。

「何でこんなことができない」「いつもヘマする」「ほら、やっぱり私はこういうことやる」「ダメな私」「どうせ私なんて」と、けなしまくっていました。

マイナス思考の人は、自分をけなしたり、自分を批評するのがとても上手です。

でも、もしあなたのとても大切な誰かがミスをして落ち込んでいたら、あなたはどうしますか?

その大切な人をなんとか元気づけたい、と思うでしょう。そして、元気になってもらえるような言葉だったり、物だったり、何かを与えようとしませんか?

まさか、その人の失敗をことさらに取り上げてバカにしたり、ダメだねなんて言ったりしないでしょう。

悲しいかな・・・私は昔、そのようなことをずっとやってたんですよね。そう、自分に対して。

あなたはいかがですか?自分をけなすってことやっていませんか?

ただ事実を静かに認めるだけでよい

失敗は誰にだってあります。失敗しない人なんていません。でも、失敗してはいけない、失敗する自分はダメだという根拠のない信念を持ってしまっている人が多いです。

つい自分をけなしたり、卑下してしまいがちな人に良い方法があります。

それは「事実だけを認める」こと。事実のみを描写して、そこで止める。決して批判してはいけません。批判の言葉が出てしまったら言い直しましょう。例えば「今日は忘れ物した」「早く起きれなくて遅刻してしまった」「プレゼンで度忘れした」は事実です。良くも悪くも起こったことです。だから事実は認めます。

でも、いけないのはこんな風に続けてしまうこと。「忘れ物して自分は本当に情けない」「早く起きれず遅刻して自分はなんてダメだ」「プレゼンで恥をかいた、皆陰で私をバカにしてる」

なんだか妄想の世界の中でどんどん悪い方へ飛躍していったりしませんか?

これがあなたをマイナス思考や抑うつ状態に導いてしまう、良くない心のクセです。

けなしたり、責めたり、否定したり、卑下する自分のクセに気がついたら、ストップかけましょう。

「あ~、今日は忘れ物したな」そこで終わります。事実だけで十分なのです。

そして気分転換できる別のことを探しましょう。本でも映画でも散歩でも、猫と遊ぶ、でも!

二つ目の習慣「褒める」

二つ目は、やったことない人にとっては最初面食らうことかもしれません。

自分を褒める!!

自分をけなすことが得意な人は特に、自分を褒めたことがないかもしれません。

ものすごく立派なことじゃなくても、些細なこと、当たり前のようにできることでいいのです。例えば、お掃除して部屋が綺麗になった時、お料理が案外うまくできた時、本を一冊読み終えた時、きつい仕事が終わった時、「がんばったね」「やったね」「すごいね」って自分を褒めてあげてください。

でも、褒めるのって思った以上に、気恥ずかしかったりします。だから、そんな時におススメなのがユーモアを入れて言ってみること。「さすがだね」「私ってなかなかいけてる」「やっぱりできると思ってたよ」など、自分が元気になれそうな褒め言葉がいいですよね。

その言葉を自分自身にかけてみて、気分が悪くなる人はいないはずなんです。ほっこりした気分になったり、身体から緊張がふっと緩んだりします。それが自然なことです。

言ってることはわかるけど、やっぱりこんなにダメな自分を褒めるなんて無理!!

なーんてあなたは思ってますか?

その場合、一つ目の習慣の練習が足りません。自分をけなすことは、できるだけ早く手放しましょう。早く手放せば早くラクになるし、自分を褒めることも抵抗がなくなり、自然にできるようになっていきますよ。

ぜひ、この二つを続けて、日々の心の習慣にしてください。

ストロークを活用する

ちなみに、この二つはストロークに関係あります。ストロークとは「優しく触れる、なでる」というような意味です。自分へのマイナスのストロークをやめて、プラスのストロークを増やす練習です。

プラスのストロークは、相手を褒める、相手に感心を持って何か言う、相手を見てにっこり笑うなど、受け取った相手が心地よさを経験するもの。マイナスのストロークは、相手が痛みとして受け取るものです。批判的な言葉や態度、無視など。

プラスのストロークは「心の栄養」という別名もありますよ。

ストロークって?と気になる方はよかったら、この記事読んでみてくださいね。

『自分を嫌いと思う人は心の栄養が足りていない』

 

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このブログを書いた人

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!ココロケアトレーニング&心理セラピー汰緒鞠映(タオマリエ)

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)

20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。

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