磐田浜松 心理カウンセリング -「他人軸」から抜け出すために大切な3つのステップ
2026.6.4 New
静岡県磐田市のお茶畑を臨むセラピールームから。
こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
「自分の考えがわからない」「何をしたいのかわからない」というお悩みでタオマリエを訪ねてくださる方がいます。
いわゆる「他人軸」の自分・・・・あなたはいかがでしょうか?
今日は「他人軸」というテーマを見ていきたいと思います。
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Contents
自分軸がないというお悩み
タオマリエを訪ねてくださるご相談者の中で、「自分がない」「自分がわからない」とおっしゃる方は少なくありません。「どうして自分はそうなってしまったのか」という疑問をお持ちです。そして、その答えと解決の道を探し求めていらっしゃいます。
そうなってしまった背景として、育った環境はそれぞれ異なるけれど、多くの共通点があります。クライアントさんの個人的なお話をうかがうことで、自分軸がないと思えるのはなぜ、という問いに対する答えが出てきます。
心理カウンセリングでは、毎回クライアントさんとの会話を続けながら、具体的な事例に対する解決法をさぐり提案していきます。
それではここから、「自分軸がない」「他人軸の自分」でお悩みの人の共通する背景を見ていきましょう。
他人軸の人・自分軸がない人の共通点
あきらめてしまった自分
「他人軸」ほどにはまだ世間に馴染みのない言葉があります。それは「自己放棄」と言う言葉。(英語でセルフアバンドンメント:self-abandonment)
この「自己放棄」は、他人軸や自分軸がない、という人の共通する傾向と言えます。
自己放棄の傾向を持つ人は、「あきらめてしまった自分」で生きている人。自分の気持ち、欲求、考えを感じることにストップをかけて、なかったことにし、その結果行動することを手放していたりします。
「自己放棄」の関連記事『あなたを蝕む良くない心のクセ[自己放棄]』
あきらめてしまうのはなぜ?
なぜ、そんな苦しいことを、と思うかもしれませんね。しかし、本人にとっては、それが一番安全だった、という場合がほとんどなのです。
想像してみてください。あなたが何かを言うたびに、何かをしようとするたびに、親や周りの誰かから不機嫌な顔や態度をとられたとしたら?
自分にとっては自然にしていることが、相手を悲しませたり不快にさせてしまう。それは子どもにとってはとても不安で危ないこと。大げさに聞こえるかもしれませんが、親の愛や保護を失うこととイコールなのです。
だから、自分の言いたいこと、考え、気持ちを伝えるのをあきらめる。そして、親の気に入るようにふるまう。そうやって安全を確保し安心するという、いわばサバイバル術なのです。
誰かの正解を気にする
自分には正解がない
タオマリエのクライアントさんだけでなく、正解を気にする人は多いように思います。あなたは相手に頻繁に尋ねていませんか?「これで合ってますか」って。
自分の考えや、やり方が正しいかどうか、常に気にしてしまいます。誰か正解を教えてくれる人を探そうとします。それは悪いことではないのですが。
でも、その前に、自分はどう思うのか、自分はどうしたいのか、というステップが全く抜けてしまっています。つまり、自分の考えは最初から正解の候補にない、と言えます。
クライアントさんの例
以前のクライアントさんで、自分で何も選べない、というお悩みで訪ねてくださった方がいました。どの洋服を着ていくか、何を持っていくか、など自分で決めようとすると、違うんじゃないかと思えて不安になり決めることができない、ということでした。
誰か適切な人の助言を求める、ということは誰でも普通にすることです。でも、彼女の場合は自分で決めることは間違っているんじゃないか、という不安に苦しんでいたのです。お話をうかがうと、日常生活ですべての判断を母親に頼っていることがうかがい知れました。
これはいわゆる「共依存」の関係に相当します。
「共依存」についてはこちらを『アダルトチルドレンの毒親との付き合い方 [共依存]』
他人軸から抜け出そう
苦しい考え方のクセ
明らかなことは、自分の考えがわからないという人には、子どもの頃から誰かの考えや気持ちを優先して、自分の考えや気持ちを後回しにしてきた背景があります。相手は正しい、自分は正しくない、相手は何でもすごい、自分はだめだ、といった苦しい考え方のクセを持っています。
従って、誰か正解を持っていると思われる人を過剰に信用したりして、いいなりになってしまう、という極端なケースも見られます。
もし、他人軸の人生の歌があるとしたら、そのテーマに自己放棄と自己卑下は絶対にはずせないと思えます。
あなたの生き方はどうでしょうか?日常的に、自分の欲求や感情をないことにしたり、自分を訳もなくディスったりしていませんか?
もし、そうだな、私って苦しいな、と感じるようなら、他人軸から抜け出すための3つの方法をぜひ試してみてください。この方法は以前の記事でも書いていますが、再度ここでご紹介します。
抜け出すための3つの考え方
3つの方法ですが、どれから初めてみても大丈夫です。3つできなくてもひとつだけでもやってみてください。大切なのは継続することです。必要になるそのたびにやってみましょう。毎朝やるなどと、習慣づけてもよいと思います。
ステップ1: 自分の気持ちに耳を傾ける
まずは、自分ひとりになれる時間と場所を意識的に作ってみましょう。そして、自分にこんな問いを投げかけてみてください。
「どんな時に嬉しい?」「好きなことは?」「本当はどうしたい?」
このように自分に問いかける習慣をつけてください。すぐに答えが出なくても大丈夫。続けることで、少しずつ”本当の自分”とつながれるようになります。
大切なのは、自分の中で思い浮かんでくることに「正解」とか「不正解」とジャッジしないことです。
クライアントさんのケース
子どもの頃から家族のために自分を犠牲にしてきた30代のCさん。「自分の気持ちがわからない」という悩みを抱えていました。セッションをきっかけに、どうしたらいいかわからないと不安になる度に「あなたはどうしたいの?」と自分に問いかけるようにした結果、少しずつ不安が減り、自分の本音に気づけるように。ある日、近所の人から「よく親の面倒を見てえらいね」と言われて、実は全然嬉しくない自分の本当の気持ちに初めて気づいたそうです。
ステップ2: 自分に優しくする(セルフコンパッション)
他人軸で自己放棄タイプの人は、ネガティブな感情をすぐに「なかったこと」にしようと蓋をしがちです。でも、無理にポジティブに切り替えなくていいんです。
セルフコンパッションとは、自分をいたわり、優しく接すること。悲しい、孤独、しんどい……そんな感情も、「そうだよね、つらいよね」とそのまま受け止めてあげましょう。
自分の感情を否定せず、受け入れる言葉を自分にかけてあげることが大切なポイントです。
セルフコンパッションの参考記事『あなたに活用してほしいセルフコンパッション』
ステップ3:「ノー」と言う練習をする
3つ目のこの方法が、心優しい他人軸の人には最も難しいかもしれません。そもそもなぜ「ノー」ということが難しいんでしょうか。
どの人にも、子どもの頃、自分の意見を言うと親をがっかりさせたり、怒らせたりした経験はあると思います。そういう環境で育つと「合わせておけば安全」というクセが自然と身につきます。
そしてそれは親の保護を失わない安心を得る方法でもあったのです。でも大人になった今、それは必要ありません。あなたが「ノー」と言っても、それだけで大切な人が離れていくことはないんです。
まずは小さな「ノー」から練習しよう
いきなり大きな場面で断るのはハードルが高いので、日常の些細なことから始めてみましょう。
たとえば、「今日ピザどう?」と聞かれたとき、いつもなら「いいよ!」と即答してしまうところを、一度立ち止まって「本当に自分が食べたいものは何だろう?」と自問してみてください。
「ピザの気分じゃないな」と思ったら、そのまま伝えてみる。それだけでOKです。
すぐに答えられないときは「中間ステップ」を使う
それでも即座に「ノー」が言えない場合は、「ちょっと考えさせて」と一呼吸置くのも立派な一歩です。
相手のプレッシャーから離れて、自分の気持ちをゆっくり確認する。これが自分だけのプライベートタイム。焦らず自分の本音を探してみましょう。
今の自分のパターンに気づく
さらに、自分のパターンを見える化(外在化)するためにも、子どもの頃、どんな理由でノーを飲み込んできたか。紙に書き出してみるのもおすすめです。
「怒られるから」「悲しい顔をされるから」……その理由が見えてくると、今の自分のパターンにも気づきやすくなります。
そして周りを見渡してみてください。今のあなたの人間関係でも、同じことが起きていませんか?
「ノー」が言えると、関係が変わる
正直に「ノー」と言うことで、去っていく人もいるかもしれません。でもそれは、あなたが「合わせてくれる便利な人」だったから付き合っていた人かもしれません。
残るのは、お互いを尊重できる人たち。そんな関係の方が、ずっと心地よいはずです。
・・・
ここまで他人軸から抜け出す3つのステップをご紹介しました。あなたに合いそうな方法があったらぜひ試してみてくださいね。
他人軸に関する参考記事『他人軸の生き方から回復するために』 『ノーと言えないあなたのために』
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カテゴリー: セルフコンパッション 他人軸 ブログ アダルトチルドレン 心の習慣
このブログを書いた人
アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)
20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。
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