磐田浜松で心理カウンセリング:パートナーが安全基地になるとき - 見捨てられ不安と共依存を超えて - アダルトチルドレンのための静岡発 磐田浜松 心理カウンセリング

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磐田浜松で心理カウンセリング:パートナーが安全基地になるとき – 見捨てられ不安と共依存を超えて

2026.8.12 New(2026.8.13更新)

静岡県磐田市のお茶畑を臨むセラピールームから。

こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。

生きづらさに悩むアダルトチルドレン傾向の方々のサポートを、心理セラピーと心の習慣化トレーニングを通じて、お茶畑を見下ろすセラピールームで提供しています。

前回の記事では、「安全基地」という概念についてお話ししました。 (*前回はこちらから 『人間関係が続かないのは愛着不安のせい?「安全基地」があなたを変える』

今回(安全基地シリーズ・第二話)は、恋愛・パートナーシップにおける安全基地について、もう少し踏み込んでお話ししたいと思います。

(*しなやかな心の習慣作り無料メール講座はこちらからどうぞ)

「好きな人ほど、不安になってしまう」

「尽くせば尽くすほど、なぜか関係が苦しくなる」

「自分を消してでも、相手に合わせてしまう」

そんなご相談を、セラピールームでとてもよくお聞きします。もしあなたが、似たお悩みをお持ちなら、ぜひ読み進めてくださいね。

子どもの安全基地、大人の安全基地の違い

一方的から相互性へ

前回、公園でお母さんの膝から離れて遊びに行く子どもの話をしました。振り返ればそこにいてくれる、という安心感が、子どもに冒険する勇気を与えてくれるというお話でしたね。

ただし、子どもと親の間にある安心感には、大きな特徴があります。それは、一方的だということです。当たり前ですが、子どもは守ってもらう存在で、親は守る存在です。

けれども、大人になってからのパートナーシップは違います。恋人や夫婦の関係において、安全基地は一方的にもらうものではなく、お互いに与え合うものになっていきます

自分が不安なときは相手に支えてもらい、相手が不安なときは自分が支える。この「相互性」こそが、大人の安全基地の一番の特徴です。

私たちは、この違いに気づかないまま、子どもの頃のような「一方的にもらう安心」を恋愛に求めてしまうことがあります。すると、そのような関係はやはりどこかで苦しくなっていきます。

共依存はなぜ起きるのか

必要とされる自分

見捨てられ不安が強い方に、とても多いパターンがあります。それが「共依存」です。

共依存で多く見られるのは、相手に必要とされることで自分の存在価値を確認しようとする関係のあり方です。相手のために自分を犠牲にしてでも尽くし続け、相手が自分を必要としてくれている。そのようなアンバランスさで関係にしがみつく。逆に言えば、相手に必要とされなくなることが、何よりも怖いのです。

なぜそうなってしまうのでしょうか。

そのままの自分を出せなかった

幼い頃、安心して「そのままの自分」を出すことができなかった人の場合。「役に立つ自分」「相手の期待に応える自分」でいることでしか、愛してもらえる実感を持てなかった。そのような体験をしていることが少なくありません。

大人になっても、その感覚は残り続けます。「そのままの自分」には価値がなく、「相手のために何かをする自分」にだけ価値がある。そう無意識に信じているので、尽くすことは当たり前のことになっています。

つらいのは、どれだけ尽くしても、心の底からの安心は得られないということです。「私が尽くしているから関係が保たれている」という不安は消えません。そして「尽くさなくなったら見捨てられる」という恐れが、関係の中でどんどん大きくなっていきます。

「尽くす」ことと「愛すること」は違う

ここで知っていただきたいことがあります。それは、「尽くす」ことと「愛すること」は、似ているようで違うということです。

愛することは、自分の気持ちや欲求を保ったまま、相手を大切にすることです。一方、共依存的に「尽くす」ことは、自分を消してでも、相手に合わせることです。

前者には「私」がいますが、後者には「私」がいません。自分の気持ちを後回しにし続けた関係は、一見うまくいっているように見えるでしょう。でも、どちらか一方だけが疲弊していく、対等ではない関係になりやすいのです。

パートナーが安全基地になる、ということ

では、健全な意味で「パートナーが安全基地になる」とは、どういうことでしょうか。

それは、どちらか一方が支え続ける関係ではなく、お互いが、お互いにとっての「戻れる場所」になっている関係です。

不安なときは、素直に「不安だ」と伝えられる。うまくいかない日は、無理に元気なふりをしなくていい。そのままの自分を見せても、この人は離れていかないと思える。そして同じように、相手が弱っているときには、自分も安心できる存在としてそばにいる。

そんな、対等で相互的な関係こそが、大人にとっての安全基地なのです。

クライアントKさんの事例

尽くす恋愛から、支え合う関係へ

セラピールームに来られていた、女性クライアントのKさんの例をご紹介します。

Kさんは、これまでの恋愛でいつも「尽くす側」になってしまうことに悩んでいました。相手の気持ちを優先し、自分の予定や希望は後回し。連絡が少し滞るだけで強い不安に襲われ、機嫌を損ねないよう、いつも相手に合わせてしまう。そんな恋愛を繰り返していました。

カウンセリングを重ねる中で、Kさんは「自分の気持ちを出すと、関係が壊れる」という思い込みが、幼い頃からずっと自分を支配していたことに気づいていかれました。

愛着の体験を積み重ねていく

現在のパートナーとの関係でも、最初は同じパターンが出そうになったそうです。でも、少しずつ「本当はこう思っている」と自分の気持ちを口にする練習をし、パートナーがそれを受け止めてくれることを体験する。そのような経験を積み重ねていきました。

今のKさんは、結婚され、新しい生活の中で、価値観の違いに戸惑うこともあるとお話しされます。それでも以前のように無理して「合わせなければ」と自分を消すことはなくなりました。ぶつかりながらも、少しずつお互いを理解し合おうとする関係を築いていらっしゃいます

「尽くさなければ愛されない」関係から、「そのままの自分でいながら、支え合える」関係へ。Kさんは今、その途上を歩んでいらっしゃいます。

お互いの安全基地になるために

パートナーとの間に、健全な安全基地を育てていくために、意識してみていただきたいことを3つご紹介します。

1.不安を「行動」ではなく「言葉」で伝えてみる:不安になったとき、機嫌を損ねたり、必要以上に尽くしたりする代わりに、「実は少し不安になっている」と、素直に言葉で伝えてみる。

2.相手にも頼ってもらう:自分ばかりが支える側にならないよう、相手が困っているときには頼ってもらい、自分が弱っているときには頼ってみる。この行き来が、対等な関係を育てます。

3.「合わせること」と「大切にすること」を分けて考える:相手のためにと思ってしていることが、自分を消すことになっていないか、時々立ち止まって振り返ってみる。

最後にお伝えしたいこと

もしあなたが「見捨てられたくない」という気持ちから、自分を消してまで相手に尽くしてしまうなら。それは、あなたの愛情が深いからこそ起きることでもあります。ただ、それだけでは、あなた自身が消耗してしまいます。

パートナーシップにおける安全基地は、一方的に支えるものでも、支えられるものでもなく、お互いに育てていくものです。そして、その育て方は、決して生まれつき備わっているものではなく、練習して身につけていけるものでもあります。

一人で、あるいはパートナーとの関係の中だけで難しいと感じたら?もちろん、カウンセリングという場も、その練習の第一歩として活用できます。ご興味を持たれた方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

(*この記事は「安全基地」シリーズの第二話です。続きは 第三話『自分を嫌いなあなたへ ― “自己受容”という、もう一つの安心の育て方』 /第四話『カウンセリングが安全基地になる理由』

 

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このブログを書いた人

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!ココロケアトレーニング&心理セラピー汰緒鞠映(タオマリエ)

アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)

20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。

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