磐田浜松で心理カウンセリング:自分を嫌いなあなたへ ― “自己受容”という、もう一つの安心の育て方
2026.8.13 New
ならな静岡県磐田市のお茶畑を臨むセラピールームから。
こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
生きづらさに悩むアダルトチルドレン傾向の方々のサポートを、心理セラピーと心の習慣化トレーニングを通じて、お茶畑を見下ろすセラピールームで提供しています。
これまで2回にわたって、「安全基地」というテーマでお話ししてきました。
安全基地は、自分以外の誰かとの間に育つ情緒的な絆のことです。今回は安全基地シリーズ第三話。安全基地と対をなす大切なテーマ、「自分自身との関係」についてお話ししたいと思います。
(*しなやかな心の習慣作り無料メール講座はこちらからどうぞ)

(*これまでの記事はこちらから 『人間関係が続かないのは愛着のせい?「安全基地」があなたを変える』 『パートナーが安全基地になるとき ― 見捨てられ不安と共依存を超えて』
「自分に自信が持てない」
「なんとなく、自分のことが嫌い」
「本当の自分を出したら、きっとがっかりされる」
もしこんな感覚に、少しでも心当たりがあるなら、記事を読み進めてくださいね。
Contents
安全基地だけでは足りないこと
前回までの記事で、安全基地=安心して戻れる、信頼できる他者との絆=についてお話ししてきました。
でも実は、安全基地があれば、それだけで安心か、というとそうとも言い切れません。もう一つ、さらに大切なのが、「自分自身との関係」です。
例えば、どんなに信頼できる人がそばにいても、自分自身のことをずっと「ダメなやつだ」「価値がない」と扱い続けていたらどうでしょう。当然ながら、心の中はいつまでもたっても安心がたまっていきません。
外の世界に安全基地を持つことと、自分の内側で自分自身を大切に扱えること。
この両方が揃って初めて、人は本当の意味で安心して生きられるのではないでしょうか。この、自分自身との関係を表す言葉が「自己受容」です。
自己受容とは何か
自己受容とは、できてもできなくても、優れていても不完全でも、「自分はこれでいい」。そのように無条件に自分の存在を受け入れる感覚のことです。
心理学の世界では、これに近い考え方として「セルフ・コンパッション(思いやりの気持ちを自分に向けること)」という概念があります。最近注目を浴びていて、効果が検証されているもの。
(タオマリエの記事でも何度も取り上げています)
うまくいかない自分、傷ついている自分に対して、まるで大切な友人に接するように、優しさを向けられる力がセルフコンパッションなのです。
セルフコンパッションに関する記事『アダルトチルドレンが「自分に優しくする」方法とは』
自己肯定感との違い
自己肯定感が高い人は、自分や人生についてあまり不安を持たないようです。ただ、自己受容とは少しニュアンスが違います。
それは「できること」「うまくいったこと」を基準に、自分を肯定する感覚です。一方、自己受容は、結果とは関係なく、「そこにいる自分」そのものを認める感覚です。
自己肯定感だけを積み上げようとすると、「もっと成果を出さなければ、自分には価値がない」という苦しさから抜け出せません。自己受容という土台があって初めて、自己肯定感も、無理のない自然なかたちで育っていくのだと思います。
自分嫌いを克服したクライアントTさん
「敵」だと思っていた自分
以前、インナーチャイルドについての記事でご紹介した、クライアントのTさんのことを覚えていらっしゃるでしょうか。
職場での人間関係に悩み、同僚のちょっとした言葉に過剰に反応して、思わず暴言を吐いてしまう。そのたびに「自分は誰からも嫌われている、自分のことも大嫌いだ」と、激しい自己嫌悪に陥っていたTさんです。
セッションを重ねる中で、Tさんは幼い頃、寂しさや不安を誰にも受け止めてもらえなかったインナーチャイルドの存在に気づき、その傷ついた自分に、少しずつ寄り添う練習を重ねていかれました。
自分が自分の友人だとわかった
そのプロセスを経て、あるときTさんはこんなご感想をくださいました。
「これまで、自分のことを、ずっと敵だと思っていました。監視して、何かあれば責める相手として。でも今は、その自分が、実は自分の友人だったんだって分かったんです」
自分を責め続けていたTさんの中には、常に「監視する自分」と「監視される自分」がいました。それが、インナーチャイルドとの対話を重ねる中で、「一番近くで自分を分かってくれる、味方としての自分」に変わっていったのです。
これはまさに、自己受容が育っていく過程そのものだと思います。自分という存在を、敵から、信頼できる友人へと変えていくこと。それが、自己受容を育てるということなのです。
*Tさんの変化のストーリーを知りたい方へ:『少しづつですが心と体が軽くなっていきました』
自己受容・セルフコンパッションを育てる小さな実践
自己受容は、一朝一夕に育つものではありませんが、日々の小さな積み重ねで、着実に育てていくことができます。
ぜひ、以下のようなステップで、日常の中で練習してみてください。
1.友人にかけるような言葉を、自分にもかけてみる:失敗したとき、「なんでこんなこともできないんだ」ではなく、「大丈夫、よくやったよ」と、大切な友人にかけるであろう言葉を、自分自身にもかけてみる。
2.「監視する声」に気づく:頭の中で自分を責めている声に気づいたら、「あ、また監視する自分が出てきたな」と、その声を客観的に眺めてみる。すると、声に気づくだけで、少し距離が生まれ、自分を外側かれ客観的に見ることになります。
3.結果よりも、そこにいた自分を認める:うまくいかなかった日も、「それでも今日一日、逃げずにここまでやってきた自分がいる」と、成果ではなく、そこにいた自分自身に目を向けてみる。
自分が自分の味方であるために
あなたに知ってほしいことがあります。
それは、自分を嫌いだと感じてしまうのは、あなたが弱いからでも、性格が悪いからでもないということ。なぜなら、これまで、自分自身との間に、安心できる関係を築く機会がなかったから。ただそれだけのことです。
安全基地(信頼できる誰かとの絆)と、自己受容(自分自身との安心できる関係)。この両方を少しずつ育てていくことで、誰でも驚くほど生きやすくなっていきます。
自分ひとりで、自分を敵から味方に変えていくのが難しいと感じるあなたへ。カウンセリングという安全基地の中で、その練習を一緒に重ねていくこともできます。ご興味を持たれたなら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
(*この記事は「安全基地」シリーズの第三話です。続きは第四話(最終回)『カウンセリングが安全基地になる理由』)
*****
*しなやかな心の習慣作り無料メール講座のご登録をお待ちしています。
*愛着診断もどうぞ:愛着タイプ診断(無料)始めました。 ⇒ https://w5agt.hp.peraichi.com/
* 心理カウンセリングに申し込む前に、『個別相談カウンセリング』をおススメしています。お問い合わせフォームからお申込みください。
*オンラインでのカウンセリングも行っています。遠方の方もぜひご利用ください。
このブログを書いた人
アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)
20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。
無料メール講座のご案内
自信がない、自己肯定感が低い、人と比べて落ち込んでばかりのマイナス思考のあなたへ
頑固な心のクセを外して、本来の自分のパワーを取り戻すために!
「しなやかな心の習慣作り」を学べる5レッスン12日間無料メール講座