磐田浜松で心理カウンセリング – 傷ついたインナーチャイルドを癒すと起こる魔法とは?【後編】
2026.7.2 New
静岡県磐田市のお茶畑を臨むセラピールームから。
こんにちは、汰緒鞠映(タオマリエ)です。
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Contents
インナーチャイルドはスピリチュアル?
「インナーチャイルド」という言葉を聞くと、スピリチュアル?と想像する人の方が多いかもしれません。
ところが、インナーチャイルドは心理療法で扱う明確なコンセプトなんです。
どの人の心にもインナーチャイルド(子どもの心の自我状態)は存在しています。そして、多くが傷ついたまま取り残され、気づかれずに放置されていたりします。実は、そんな傷ついたインナーチャイルドは、生きづらさや人間関係のお悩みを改善に導く「魔法の鍵」を握っているのです。
前編では、数年前のクライアントTさんの例をご紹介しながら、心理カウンセリングで扱うインナーチャイルドの基本的なしくみをお伝えしました。
*前編はこちらから 『傷ついたインナーチャイルドを癒すと起こる魔法とは【前編】』
Tさんは職場で同僚の何気ない言葉に過剰に反応し、思わず暴言を吐いては激しい自己嫌悪に陥っていました。
「頭ではわかっているのに、どうしてもコントロールできない……」
今回は、なぜTさんがそうなってしまっていたのか、その心の背景をひも解きながら、人間関係を改善していった「ユニークな魔法のケア」を具体的にお伝えします。
荒々しい言葉の裏に隠された心の叫び
どうせオレなんか・・・
Tさんが職場で突発的に暴言を言ってしまう背景には、「自分の本当の気持ちを、素直に言葉にできないもどかしさ」がありました。
そして彼の心の奥底には、常に「他人への不信感」や「あきらめ」が張り付いていたのです。
「どうせオレなんか……」
「どうせオレはみんなに嫌われているんだ」
この強い警戒心とあきらめは、どこから来ていたのでしょうか?
インナーチャイルドが求めていたもの
カウンセリングを進める中、あまり多くの記憶がないというTさんでしたが、幼少期のある記憶が浮かび上がってきました。毎朝、お母さんが自分を置いて仕事に行ってしまう時、小さなTさんは「一人きりに取り残される不安、寂しさ、悲しさ」を感じていたのです。
Tさんのインナーチャイルドは、その痛みを消化できないまま、その未処理の感情を傷つきとして抱え続けていたのです。
幼い子どもは、大人のように「寂しいからもっと一緒にいて」「不安だから安心させて」と、自分の気持ちをロジカルに説明することができません。
大人のTさんが現在の職場で「あきらめ」や「寂しさ」を刺激された瞬間、Tさんの心は「子どもの自我状態」にスイッチし、わかってくれない相手に「激しい言葉を相手にぶつける」という方法で反応していたのです。
*心の自我状態について参考記事『アダルトチルドレンの心の中で起こっていること』
その荒々しい言葉とは裏腹に、Tさんのインナーチャイルドが本当に求めていたのは、このような願いだったのだと想像されます。
- 「本当の僕の気持ちをわかってほしい」
- 「僕を置いていかないで、大切にしてほしい」
怒りの仮面をかぶった傷ついたインナーチャイルドが、必死に「気づいて!」とサインを送っていたのですよね。
心のしくみを学んでいない私たちは、そのようなサインを理解できず、自分はなんてダメ人間だ、自分のことを嫌いだと、思ってしまいがちです。Tさんもその例にもれず、自己嫌悪に陥ってしまっていました。
インナーチャイルドとの対話
胸ポケットにいる小さな自分をなだめる
心理カウンセリングを通して、自分の気持ちに気づいたTさんは、突発的なイライラに襲われたとき、ある「ユニークな方法」を実践することにしました。
それが、「自分の胸ポケットに、小さな子どもの自分が入っている」と想像することです。
職場で同僚の言葉にモヤッとしたり、感情的になりそうになった瞬間。 Tさんは相手と言い争うのをグッとこらえ、自分の胸ポケットに意識を向けます。そこには、不安そうな顔で今にも泣き出しそうな、幼い頃の自分がいます。
その胸ポケットをポンポンと優しくたたきながら、心の中でこんな声掛けをしました。
「そっか、今の言われ方、寂しかったよね」 「オレなんかどうせ…って思っちゃうよね」
「でも、大丈夫だよ。大人のオレが、大人同士の話をするから、心配しないで待ってて」
このように、辛抱強くチャイルドをなだめることに取り組みました。
感情爆発に潜む傷つき
あなたも、感情がいっぱいになって爆発を起こしてしまうこと、ないでしょうか。
そんな時は、心の奥のインナーチャイルドが傷つきを抱えている、と捉えて、本当の自分の気持ちを探ってみることをお勧めします。
Tさんの場合、「相手に怒りをぶつける」のではなく、「自分の内側のチャイルドを安心させる」ことに意識を向け、心の対話を続けていきました。
チャイルドの傷つきが癒されるとともに、大人の自分の冷静さを徐々に取り戻すことができました。Tさんは言葉の暴発をする代わりに、自分の気持ちを静かに伝える方法を身に着けていかれたのです。
人間関係が改善する、心のしくみ
あなたがもし、人間関係の苦手感やお悩みを抱えているなら、インナーチャイルドの傷つきを癒すことで、改善されていくしくみをぜひ知って、実践してほしいと思います。
まず、心の奥に残っている「未処理の感情」(氷の粒々)を溶かすことが必要です。それらはインナーチャイルドが傷つきや痛みの記憶として抱えているものです。
その氷の粒々は、大人の自分からの寄り添いの言葉によって少しづつ解けていきます。駄々っ子のようなチャイルドに「そうだよね、寂しいよね、わかるよ」と心の中で声をかけていくことで、「わかってもらえた」とチャイルドは安心し、暴走したり爆発しなくてももう大丈夫だと感じ始めるのです。
心の中に安心感を持っていられることは、自分への信頼、相手への信頼につながります。信頼の気持ちは個人の人間関係にも大いに良い影響を与えることは間違いありません。
タオマリエの心理カウンセリングのセッションでは、クライアントさんは自分の心の中に、安心感や温かい感覚が満ちることを実感されています。
今からできる「インナーチャイルドとの対話」
シンプルな3ステップ
心理カウンセリングで行っているインナーチャイルドとの対話を、あなたにも実践してもらえるように、シンプルな3つのステップをお伝えします。
1.気づく: 「モヤッ」「イラッ」とした身体の感覚(胸のつかえなど)に気づく。
2.イメージする: 「あ、今子どもの自分が悲しんでいるな」などと想像してみる。
3.声をかける: 「悲しいね、わかるよ」と寄り添ってから、「大丈夫だよ」「味方だよ」と、自分が言ってほしかった言葉をかけてあげる。
どんな時にしたらいいか?
シンプルなステップなので、感情がおさまらない自分に気づいた時、その場で心の中で行うことができます。また、過去に起こった出来事を振り返って、感情が込み上げてきた時にも行うことができます。
このステップを行うと、感情が収まったり、すっきり感を覚えたりします。気分が少しでも改善したら、そこで終わりにします。時間をかければそれだけ良い、ということでもありません。
基本的に、部屋でひとりの時間で行います。お腹にクッションをあてると安心感が増すのでお勧めです。
*ひとりで行うのに不安を感じる場合は、一度タオマリエの個別相談に起こしいただくと、安心して取り組めるようにサポートできます。オンラインでも大丈夫です^^)
あなたらしさを取り戻すために
インナーチャイルドは、生きづらさや人間関係のお悩みを改善に導く「魔法の鍵」を握っている、と前編でお話しました。
魔法の鍵って大げさな、と思われたかもしれません。
私がお伝えしたかったことは、インナーチャイルドとの対話によって、過去の傷つきの記憶とともに抱えていた未処理の感情が消化される。そして、自分を閉じ込めていた頑固な心のクセが外れる、ということ。
カチっと音をたてて鍵が回り、扉が開かれた瞬間、そこから目に映る景色は、これまでと違うものになっていきます。傷ついたインナーチャイルドの癒しは、本来の自分のパワーを取り戻して自分らしさ(あなたらしさ)を輝かせることができる絶好のチャンスなのです。
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このブログを書いた人
アダルトチルドレンのための「あなたらしさ」革命!!
静岡発 磐田浜松 しなやかココロトレーナー 汰緒鞠映(タオマリエ)
20代から過食症、不安症や、アダルトチャイルド特徴の自分に悩み続け、様々な解決方法を試すも、改善されないまま、英語のプロをめざして勉強を続け、英語講師、通訳、翻訳などの専門職に従事。その30年で、幅広い年齢、文化、背景の人々との交流から「共感するコミュニケーションの方法」を身につける。
55才で出会ったビリーフを書き変える心理療法で、それまでの生きづらさを解消し自分への信頼を得たことで、同じ悩みを抱える人のココロケアの仕事に転向。
心理セラピーセッション、個人相談、講座などでこれまで100人以上をサポート、自分らしさを取り戻し夢や希望に向かって人生を輝かせる人多数。
心理セラピーを基盤にした「しなやかな心の習慣作り」の実践者として、20代から60代の幅広い層の人々をクライアントに、地元での活動の幅を広げている。
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